2013年10月7日
茨城県 中学入試の傾向と対策 ~国語編~
お世話になっております。家庭教師のトライ茨城校です。
今回は前回に引き続き中学入試の傾向と対策についてお話させて頂こうと思います。
今回は国語についてです。
傾向と対策と銘打ちましたが、中学入試の国語について力を入れて対策している学習塾はほとんどありません。
なぜなら読解力はそれまでの読書量や精神年齢に大きく影響を受けるもので、
受験勉強として数カ月で身につけることはなかなか難しいからです。
まずは四字熟語、文法の知識をしっかり身につけましょう。
読解力があるお子さんでもこれらは暗記するほかはないので、きちんと復習する必要があります。
これらは確実に点数が取れる範囲です。
それでは読解力を問われる問題には、どのように対策をすればよいでしょうか。
まずは文章に興味を持つところから始めてみましょう。
長文=テストという図式が出来上がってしまうとどうしても文章を読むだけでも嫌になってしまうものです。
練習問題を開いて、お子さんに、問題は解かずに問題文の文章だけを読ませてみてください。
国語の問題文は、元の書籍の一部分ですがその中できちんと起承転結、テーマが分かるように抜き出されています。
その起承転結はどこにあるのか、テーマが何なのかを読み取る力こそが読解力です。
つまりわざわざ問題を解かなくても、文章を読んでその感想を考えることが国語の読解力の向上につながります。
時間はかかりますが、幼少期に文章にたくさん触れ、
きちんと読解力を身につけることはお子さんの情操教育の観点からも重要な意味を持ちます。
ぜひ家族で一緒に文章を読む機会を増やしてみてください。