教育プランナーブログ

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの英語(リーディング)の概況についてお伝えいたします。

 

リーディング

 

平均 61.81点(昨年比+3.01点)

分量 やや増加

難易度 例年並み

大まかな傾向 英語の施設案内文や伝記など、より多様な文章が出題された。

 

問題構成

(大問数 6 解答番号数 48)

 

1 書籍の読解

2 掲示案内文の読解・記事の読解

3 ブログの読解・雑誌の読解

4 複数のブログの読解(↓の問題pickup で詳しく解説!)

5 伝記文の読解

6 説明的文章の読解

 

 

概観 

昨年同様、長文をもとにイラストや資料から情報を抽出する問題が出題された。日常で使用されるような文章、雑誌の記事、論説文と多種多様な文章を取り扱っていた。

 

共通テスト 出題のポイント

第1問で食べ物に関する説明文から必要な情報を抜き出す問題、第3問・第5問で文章中から出来事を抽出して順番に並べる問題が出題されました。→設問文をヒントに「読むべき文をスピーディーに探す」場合と、「文章全体をじっくり読む」場合に分け、“緩急をつける”必要があります。

 

センター試験から共通テストに変わったことで、出題される問題が長文読解のみとなりました。

センター試験時代は、前半の発音アクセントや文法、並び替えなどの単純問題を最速で解き、後半の長文問題をじっくり解く……というテクニックが使えましたが、徹頭徹尾、文章問題 で構成される共通テストは、時間との勝負になります。これは、日常で使われる英語に重きを置く教育改革の方針を受け、英文法よりも実際の英文を読む力を重要視した結果であると考えられます。

 

問題pickup

大問4では、2人のブログの記事を読み設問に答える問題でした。

文章だけでなく、イラストや表から必要な情報を探し出し、金額を計算する必要がありました。

また、文章後半では、精読も求められました。

 

ポイント:設問文を先に読もう!

問1~3については、先に設問文を見ることで、どちらの文章を読めば良いかがわかるようになっていました。

問5についても、設問文から先に抽出すべき情報を得てから資料を比較することで、効率よく解答に到達できます。

 

来年に向けた対策方針

最優先は読解

 読んだ内容を忘れたのでもう一度読み返すのはタイムロスが大きいです。段落ごとに内容を自分の言葉で要約し記録しましょう。内容を忘れずに読み進むことができ、段落と段落の論理的つながりを考えやすくなります。

 長文を読むときには要約する習慣をつけ、成果物を教師に添削してもらうと、客観的な評価に基づき、表現力を伸ばすこともできます。これを繰り返すことで、読んだ内容を整理し、本文の主旨を素早く把握できるように洗練されていきます。

 文献から情報を素早く正確に取得する能力は、科目を問わず、参考書を用いて自習する際の習得効率にもつながります。今後の学習全体に影響を及ぼしますので優先的に習得しましょう。

 

その他の対策方針

 

語彙:単語の意味を丸暗記するのではなく、言い換えに対応できるよう類義語・派生語も覚えましょう。意味が複数ある単語は、特に頻出の意味を覚え文脈から素早く判別できるようになりましょう。

文法:読解中心の問題といえども、読解の土台は文法です。文法の勉強は怠らないようにしましょう。

解釈記述が「事実」か「意見」かを判別させる問題が出題されるため、普段から両者の違いを確認するようにしましょう。

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