教育プランナーブログ

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こんにちは。

家庭教師のトライ茨城校です。

 

今回は、共通テストの英語(リスニング)の概況についてお伝えいたします。

 

リスニング

 

平均 59.45点(昨年比+3.29点)

分量 例年並み

難易度 やや易化

大まかな傾向 出題形式はほぼ固定化。解答に至るまでの手順は単純化した。

 

問題構成

(大問数 6 解答番号数 37)

 

1 1人の話す1~2文を聴き英文やイラストを選択

2 2人の2往復の会話を聴きイラストを選択

3 2人の3往復の会話を聴き英文を選択

4 1~4人の音声を聴きイラスト整序・表埋め 

5 講義を聴きワークシート穴埋め・内容一致・グラフ読解

6 2~4人の15~20発言を聴き内容一致選択 (↓の問題pickup で詳しく解説!)

 

 

概観 

昨年同様、イラストや図表の問題が多く、時系列の整理や情報を比較・判断して処理する能力が問われました。問題中の語数は増加しているが、音声そのものと出題内容はやや易化しました。

 

問題pickup

第6問Bは、2人のブログの記事を読み設問に答える問題でした。

登場人物は4人。全部で20発言。4人の意見をメモしながら聴き、エコツーリズムについての賛否や意見の移り変わりを聴き取れたかどうかが成否の分け目となりました。

問36は賛成している人の人数を選ぶ問題、問37:話者の意見と一致する図表を選ぶ問題でした。 また、登場人物の中には、英語を母国語としない人物の英語音声も含まれていました。

 

ポイント:イヤホンは要確認

勉強とは直接関係はないけれども重要なのが、リスニング環境です。

 

普段の定期試験では、教室のスピーカーやCDプレイヤーで一斉に音声が流れることが多いかと思われますが、本番は、一人一台ずつICプレイヤーと音声メモリーが配布され、それを操作して音声を聞くことになります。

共通テストの外部模試には、本番のものに近い機器を用いて試験を受けることができるものもあるので、積極的に受験し、機器の扱いに慣れておいた方が良いでしょう。

 

また、団体を対象に、リスニング機器の貸し出しも行われています。

今年度から、イヤホンの形状がより耳にフィットする形に変更になりました。

 

また、イヤホンが耳に合わなかった場合は、「イヤホン不適合措置」申請を出すことができます。(令和5年度共通テストの申請方法は、7月上旬に発表される予定です。)

外部模試やリスニング機器の貸し出しの際にイヤホンが少しでも合わないと感じたら、積極的に申請を出すようにしましょう。

 

筆者はセンター試験時代の受験生ですが、本番のイヤホンの形状がどうしても合わず、ずり落ちそうになるイヤホンを抑えながらリスニングを受験しました。

その結果、本番の得点が、直前の模試より10点以上下がる結果となりました。

繰り返しになりますが、イヤホンが少しでも合わないと感じたら、積極的に不適合申請を出すようにしましょう。

 

来年に向けた対策方針

 

1度きりの音声

 

センター試験と共通テストの大きな相違点として、音声が1回しか流れない問題が多いです。

今年度は、大問1,2は音声が2回流れましたが、それ以降の問題は1回しか音声が流れませんでした。今後も、このような傾向が続くと予想されています。 集中力を切らさず丁寧に聞き取る『精聴』が必要となってきます。また、大意をつかむことも大事ですが、流れや意見の変化を正確に追うようにしましょう。必要に応じてメモを取ることも重要です。

 

その他の対策方針

 

音声(発音):アメリカ英語だけでなく、イギリス英語や母国語を英語としない人物の発音も出題されます。

様々な問題にチャレンジし、耳を慣らしましょう。

音声(スピード):今年度は単語間を繋げた音声は少なくなり易化しましたが、来年度は揺り戻し(難化)する可能性も考えられます。

難しめの問題にもチャレンジしておきましょう。

解き方:音声が1回しか流れないため、問題文中に与えられた情報から流れる音声の内容を予想する能力が試されます。 普段から、問題説明が流れている間に問題文に目を通す、メモを取る、などの練習をしておきましょう。

語彙:実生活や国際的に話題となっているテーマに関連する英単語を普段から調べましょう。

また、分からない単語が出たときは、意味や品詞だけでなく発音も調べて単語ノートに書き留めておきましょう。

リスニングに限らずリーディングの問題でも、知らない単語が出てきたら発音を調べて単語ノートに書き留めるようにしましょう。

その他:以前このブログで、リスニングの勉強法について取り上げたことがあります。(記事はこちら)この記事も参考にして、学習を進めてみてください。

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