2023年7月3日
2023年(令和5年) 茨城県立高校入試の傾向と対策|第7回 数学(大問1~3)
こんにちは!
今回は、茨城県立高校入試の国語(大問1・大問2)の配点や勉強方法についてお伝えします。
昨年のブログはこちら↓
数学
平均:48.05点(昨年比-2.02点)
全体分析と対策
・今年も記述はなし
今年度も記述問題や作図問題は出題されませんでした。
ただ、数学は他の科目よりも記号問題が少なく、消去法で解けない問題が多いため、平均点は5科目の中で最も低くなりました。
・幅広い分野の対策を
大問3、4、5は昨年度と分野が異なりました。
大問3:図形の証明→確率
大問4:一次関数→平面図形
大問5:資料と統計→二次関数
(大問6は2年連続で空間図形)
このように、幅広い分野から出題されるので、まんべんなく対策を行い、苦手分野を作らないようにしましょう。
・まずは基礎から
数学が足を引っ張っていてなかなか総合点が伸びない人、数学への苦手意識が強い人は多くいます。
そうした人の大半は、数学が得意=応用問題がスラスラ解ける と考えていることが多いです。
しかし、入試で合格点に達するだけなら、応用問題を全て解けるようにならなくても大丈夫です。
大問1・2(合計40点)は比較的簡単な小問の集合です。
また大問3以降の(1)(大問4、5は(1)①)の問題(合計16点)は、(2)以降と比べると、基本的な知識で解ける問題です。
これらの問題が全て解ければ、合計56点になり、これだけでも県平均を上回ることができます。
数学が苦手な人も、最低限これだけは解けるようになりましょう。
第1問 小問集合(正負の数、文字式、根号の計算、因数分解)
配点:20点
傾向
基本的な計算問題が合計で5問出題。
必要学習内容
1問4点と配点が高い割に、極めて基本的な問題が出題されます。
絶対に落とさないようにしましょう!
一昨年までは定規とコンパスを用いる作図問題が出題されていましたが、昨年度と今年度は出題されませんでした。
次年度以降では出題の可能性もあるため、練習はしておきましょう。
特にコンパスは、慣れていないと上手く針が刺せず、解答用紙に穴が空いたり破れたりすることもあります。
第2問 文章題集合(資料と統計、素因数分解、二次方程式、連立一次方程式)
配点:20点
傾向
文章題が計4問出題。昨年よりは問題の文章量が減り、題意の理解がしやすくなった。
必要学習内容
・今年はあまり出題されませんでしたが、来年度は日常生活に即した、状況理解に少し時間がかかる問題が出題される可能性もあります。見慣れない言い回しの問題からでも立式できるよう、模試や問題集を通して練習を重ねましょう。
・教科書にも載っているレベルの典型的な問題として対応可能なので、ここも確実に得点できるようにしましょう。
第3問 確率
配点:15点
傾向
2人の人がサイコロを1回振り、出た目に応じて移動する問題。
必要学習内容
・丁寧に場合分けを行い、それぞれの確率を計算すれば確実に得点を取れるようになる問題。
また(3)は、(1)と(2)の結果を利用すると効率よく解ける。
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