2011年5月12日
東京都の中学生のみなさんへ~どの教科の成績を上げるか~
こんにちは、家庭教師のトライ東京本部です。
夏日になったり、急に気温が下がったりと体調を崩しやすい気候が続いていますね。
食事、睡眠、衣服の調節をして、中間テスト前に風邪をひかないよう気をつけて過ごしてください。
さて、一口に「成績を上げる」といっても、内申(5段階評価)のこともあれば、クラス順位であったり、テストの点数であったりします。
「成績を上げる」ということを話すときは、まず何を基準とするのか、合意をつくることが大切です。
そこがばらばらだと、
母 : 「また3だったわねえ」
子 : 「でも点数は20点あがってたじゃん」
母 : 「4になってないとあがったって言わないのっ」
子 : 「なんだよ、がんばったのに」
・・・というようなことが、起こってしまいます。
親御さんの何気ない一言が、お子さんのやる気に水を差しているかもしれません。
都立高校(東京都の公立高校)、およびごく一部を除く都内私立高校では、
入試の合否判定に学校の5段階評価=内申を使用します。
したがって、受験に向けて考えると、5段階評価を基準にし、どの教科の成績を上げるかを決めることがポイントです。
<お勧めの手順>
① 紙に、横一列に9教科の科目名を書き込む
② 下に前の学期の5段階評価を書き込む
③ その下に目標とする数字を書き込む
④ ③が実現可能か検証する
⑤ 学習計画を立てる
⑥ 勉強する
例)
国語 数学 社会 理科 英語 美術 音楽 保体 技家
三学期 4 3 5 2 4 4 3 5 5
一学期 4 4 5 3 4 4 3 5 5
作戦 : 数学3から4にする!理科は3に戻す!英語は3にならないようにする!
2を3にすること、3を4にすること、4を5にすること、それぞれ必要な行動は異なります。
◆理科の2を3にする⇒提出物を完璧にする!(期限厳守・完成)
といったように、より具体的な行動目標をたてると実現性が高まります。
漠然とした目標、「オール3にしよう」「オール4にしよう」のような目標の場合、
行動に至らないケースが多く、成績が下がってしまうことも見られます。
どの教科の成績=内申をあげるかは、上記のようにまず前回の結果を書き出してみること、
そして、科目ごとに吟味し可能かどうかの検証をしたうえで、計画をたてて実行してみてください。