教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

都内の高校入試は1月が推薦入試、2月10日から私立高校の一般入試が始まります。

都立高校の一般入試は出願日が2月7、8日、試験日が2月23日です。

 

 

【私立高校 一般入試出願のポイント】

 ・ 入試日程が重複しない

 ・ 推薦入試受験者が推薦入試の定員数に近いため推薦不合格者の再受験が少ない

  (※第二志望以下、すべり止め校受験の場合)

 ・ 過去問で7割以上の点数が取れる

 

 

<私立高校が第一志望>

◎単願推薦不合格の場合に再受験優遇がある高校を受験する場合

推薦入試で受験した高校に再度出願することになります。多くの高校が実質合格確約のような状況ですが、

万が一に備えて他の高校も受験するという場合は上記3点にご注意ください。

 

◎優遇等なく受験する(フリー受験)

難関校(開成高校 慶応義塾普通部 慶應女子 早稲田大学高等学院 早稲田実業 明大明治など)

を受験する場合は、おさえの高校をどこにするかという問題があります。

合格確約型の併願受験をする場合は、その高校を滑り止めとして受験日程が組めますが、

すべてフリー受験の場合は、慎重に出願をする必要があります。

 

偏差値上はクリアしていても、入試制度の壁(単願、併願等の優遇)から、

実質フリー受験者は非常に狭き門であることが多いです。

 

特に大学附属系の高校は「フリー受験は不利」です。学校ごとに違いがありますので、確認の上

出願・受験をする必要があります。また、高校はあくまでも通過点です。

先々の進路を考えて、学校選びをするようにしてください。

 

 

<都立第一志望の場合の私立高校受験>

◎合格確約型の併願で受験する

昨年末の中学での面談の結果、併願をとり受験することになっている場合は、

その時に決定した高校に出願・受験をすることになります。学校によっては、

都立との併願のみ認めている学校があります。

別途、私立難関校をチャレンジ受験する場合は、併願の内容をもう一度確認しておきましょう。

 

◎併願なく受験する(フリー受験)

都立が第一志望とはいえ、都立入試直前のため、できれば不合格という結果は避けたいところです。

チャレンジ校を受験する場合もそうでない場合も、すべり止め校は最低1校、

できれば2校は受けることをお奨めします。

 

※チャレンジ校、すべり止め校選びの注意点※

推薦入試が高倍率の高校の場合、フリー受験者には狭き門です。公表されている実質倍率は、

推薦からの優遇や併願を利用した生徒も全て込みでデータが出ていますから注意が必要です。

 

 

【都立高校 一般入試出願のポイント】

 ・ 内申点+過去問の結果が合格の目安をクリアしているかどうか

 ・ 滑り止めの高校は確保できているかどうか

 ・ 出願が私立一般入試の前である点に注意

  ※出願は2月7日(月)8日(火)です。私立一般入試は出願後の2月10日からです。

 ・ 取り下げのルールに注意

  ※取り下げ⇒2月7、8日に出願した高校をキャンセルし、別の都立高校に出願する制度。

   今年は2月14日取り下げ15日再提出です。

   取り下げて、再度同一の高校に出願することはできませんので注意が必要です。

 

 

<都立高校は総合点で合格者決定>

高校により比率が定められていますが、学力検査点+内申点の合計点数が高い受験生から合格となります。

日比谷高校、西高校などのトップ校はおおむね

「7:3(学力検査点を700点満点換算+内申点を300点満点換算)」で合計点を出します。

 

例) 学力検査 : 英語100点 数学80点 国語95点 社会85点 理科 90点

           500点満点で450点 ⇒ 700点満点で630点 … A

   内申点 : 換算内申51点満点で45点 ⇒ 300点満点で264点(端数切り捨て) … B

   A + B = 894点 / 1000点満点

 

※多くの都立高校で定員の10%について男女緩和選抜があります。

  (男女定員別に90%まで合格者選抜し、残りの10%は男女の別なく得点順に合格者を決定)

※その他、特殊な選抜を行う高校がありますので、受験校別にしっかり調べておく必要があります。

 

 

<本番で何点とれるかの戦略が重要>

都立高校の出願そのものに、内申点の基準はありませんから、どの高校にも出願をすることが可能です。

内申点はすでにわかっている自分の「持ち点」です。そこに本番の入試で何点を積み上げる必要があるか、

ということになります。

 

例えば合格ラインが1000点満点で700点という高校を受験、比率が6:4の場合を考えてみます。

Aさん 換算内申40(オール4) ⇒ 内申点313点

700点から内申点を引くと 700点-内申313点=387点、

ただし、387点/600点満点なので500点満点に計算すると323点(1教科平均65点)

Bさん 換算内申35(4と3が半々程度) ⇒ 内申点274点

700点から内申点を引くと 700点-内申274点=426点、

ただし、426点/600点満点なので500点満点に計算すると355点(1教科平均71点)

 

同じ高校を受験する場合でも、AさんとBさんでは持ち点である換算内申が5ポイント違いがあるため、

入試本番のテストで取るべき点数にも32点の差がつきます。

都立入試ではおおむね一問4~5点ですから問題数で言うと7問程度の差があるといえます。

 

必要点数を算出し、どの教科で何点を取るのか作戦をしっかり立てて

受験勉強に取り組んでください。

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