教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

高校生のみなさんは、いよいよ定期テストが1~2週間後に迫っているというところではないでしょうか。

まずはその定期テストできちんと結果を出し、思うような結果が出なかった場合にも、

きちんと復習をして、次へとつなげていきましょう。

 

これから夏休みに入ると、各地でオープンキャンパスが始まります。

そこで今回は、「大学入試・AO入試虎の巻」をテーマにお話させていただきます。

 

まず、大学の入試制度についてですが、大きく分けて「一般入試・推薦入試・AO入試」の3つがあります。

国公立大学の一般入試は原則としてセンター試験を受験し、その後各大学で実施する個別試験を受験します。

推薦入試は、高校の内申(調査書)と面接、小論文(または作文)での選抜が主なパターンです。

私立大学はセンター試験利用入試と、大学独自の問題を利用した一般入試があります。

 

さて、残る一つ、今回のテーマでもあるAO(アドミッションズ・オフィス)入試とは一体どのような試験なのでしょうか。

簡単に言うと、「出願者自身の人物像×大学側の求める学生像」の

両者を照らし合わせながら、学力では測れない部分を評価する選抜方法です。

大学の提示するアドミッション・ポリシーを十分に理解し、自分が高校時代に頑張ってきたことや

取得資格、部活の功績やコンクール結果などをアピールする必要があります。

 

ほとんどが、書類審査+面接という選抜です。

2013年の入試要項は7月以降完成・配布される為、今回は2012年度のAO入試で

どのような試験が行われたのかを少しご紹介します。

 

<慶應義塾大学:法学部AO入試>
・A方式
一次選考:書類審査
二次選考:1 論述試験…50分間の講義を受けた後、論述形式の試験(45分間)
     2 グループ討論…5名程度のグループで、与えられたテーマについて討論(45分間)
 

・B方式
一次選考:書類審査
二次選考:1 総合考査…与えられた資料から読み取れることを45分間で400字にまとめる。

            論理的な思考力、考察力を評価。

            与えられたテーマのもと400字程度の小論文。創造力、独創力、発想力を評価。
     2 個人面接(10分間)

 

<法政大学:文学部日本文学科・地理学科(現役生のみ)>

志望理由書・調査書による書類審査+小論文、面接
志望理由書で、入学後にできることとやりたいことを明確にした上で、

「自己の経験・能力」と「学部で学ぶ動機」を関連付けて説明することが重要になる

 

<一橋大学:商学部>
☆学力考査は免除
一次選考:書類審査
二次選考:1 小論文…商業一般に関する論文または資料を提示して理解力・判断力・表現力を評価
     2 個別面接

 

<お茶の水女子大学>
☆合格者は入学前指導の後、文教育学部・理学部・生活科学部のいずれかに入学する
一次選考:書類審査
二次選考:1 模擬講義(日本語)…日本語による文・理系の2講義受講、レポート作成、グループ討論、

                 講義テーマに関する小論文
     2 模擬講義(英語)…英語による模擬講義受講、レポート作成
     3 グループ面接(志望学科によっては個別面接も有)

 

このように各大学・学部・学科で様々なAO入試が行われています。

どの大学・学部であってもAO入試に共通して必要だと言えることは、

「どのような学生を求めているのか」=「アドミッション・ポリシー」をしっかりと理解して、

自分をアピールすることです。

「自分がなぜその学部へ入学したいのか」、「入学した後自分は何ができるのか」しっかりと考えた上で、

軸をぶれさせないで、小論文や面接の対策を行なっていきましょう。

なぜその大学に行きたいのか、そこがはっきりと見えてきたならば、

勉強に対するモチベーションも自然と上がるはずです。

具体的な志望校を決め、それに向かって努力できる夏休みを迎えましょう。

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