教育プランナーブログ

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こんにちは!
トライ東京本部です。

 

前回に引き続き、今回は大学受験を控えた方に向けて、大学受験までの年間スケジュールを紹介します。
1年間を何回かのフェーズに分けることで、短期目標を立てやすくなり、進捗の修正もタイミング良く行なうことができます。

 

年間の流れを概観する前に、高校受験とは異なる点を確認しておきましょう。
それは、
「学校の成績(内申点)は、推薦でない限り比較的重要度は低い」ということです。
もちろん、一部の進学校などは学校の定期テストが大学受験の試験に直結する良質な問題になっていることもあります。
しかし、学校の内申点平均がそのまま受験資格に直結する指定校推薦や、AOなどの推薦を受験しない限り、
あくまで大学受験に向けた勉強を学校より優先する方が無難でしょう。
したがって、学校の成績のために勉強するのではなく、大学受験のために学校をどう活用するかという
考え方でテストに臨む姿勢が良いかと思います。
学校の成績は目的ではなく、あくまで手段であることを頭に入れておきましょう。

 

【~5月まで】基礎養成期
・まだこの時期は高校3年生向けの模試が少ない時期。
・自分のニガテ分野と得意分野をしっかり把握すること、
 「いつまでにどの参考書を終わらせるか」という大まかな計画を立てておくと良いでしょう。

 

【6月~7月】夏休み勉強計画のための現状把握
・各予備校が、この時期にマーク型・記述型の模試をそれぞれ1回は実施します。
・自分の志望校のレベルに合わせて、どの模試を受験するかを決めていきましょう。
 (例えば上位国公立を受験するのであれば「駿台全国模試(ハイレベル・記述)」、など)
・できればレベルの異なる複数の模試を受験しておきたいところです。
 (模試によって問題傾向も偏差値の意味も異なるため)
模試が返却されたら、現状自分が自力で解けないニガテ分野をリストアップし、
 夏休み中にどのように克服するか計画を立てていきましょう

 

【7月下旬~8月】「夏を制する者は受験を制す」
・この1ヶ月間で、どれだけ基本事項を完璧にできるかによって、後半の伸び白が大きく変わります。
 多くの受験生はこの時期部活も引退していると思いますので、
 勉強中心の生活へすばやく切り替えられるかが勝負の分かれ目です。
東大をはじめとした難関大学を志願する人は、8月に実施される「実戦模試」(駿台)
 「オープン模試」(河合塾・Z会)を受験しましょう。本番レベルの予想問題を体感することができます

 

【9月~11月】応用力養成期
・夏に培った基礎力を用いて、入試レベルや応用レベルの問題にもチャレンジしていきます。
 スムーズに対策が進んでいる受験生は、9月から過去問演習をスタートして良いかと思います。
 (逆に言うと、あくまで夏休みまでは基礎固めをすることをお勧めします)
・各予備校の模試の回数も増えます。もちろん全てを受験する必要は全くありませんが、
 自分の勉強のペースメーカーとして定期的に模試を受験する方が良いかと思います。
 1か月に1回か2回は受験したいところです。
11月には8月に実施された「実戦模試」「オープン模試」の第2回が実施されます。
 また8月には実施されなかった大学(旧帝大や慶應大学など)も11月には実施されます。
 志望校に入れている受験生は力試しを行いましょう。

 

【10月上旬】センター試験願書提出
センターを受験する場合、必ず大学入試センターへ受験科目を申請の上願書を提出する必要があります
 (受験科目に注意すること)
・現役高校生の場合、高校側が一斉提出してくれる場合がほとんどです。
・浪人生の場合、予備校を活用するか、個人で申し込みの手続きが必要です。忘れないように!

 

【12月】センター対策期
いよいよセンター試験まで1カ月強。センター試験型のマーク対策に時間を費やしていきます
 「センタープレ」と呼ばれる模試がありますので、必ず受験しましょう。
・ただし国公立大学を志願する人は、記述の勉強もおろそかにしないように。
 せっかく模試を受験しながら培った記述力の勘をにぶらせないようにしたいところです。
 また多くの国公立大学は、センターの点数より2次試験の点数に比重をかけています。
 記述力が合格ラインに達していなければ合格はあり得ません。
 2次試験対策に不安が残るのであれば、記述の学習時間も確保していきましょう

 

【1月中旬】センター試験
マーク式の全国一斉テスト。国公立大学を受験する人は必ず受験し、
 一部の難関大学ではセンター試験の点数で2次試験の受験資格を与えるかどうか判断するところもあります。
 (いわゆる「足切り」)
・私立大学を受験する人も、受験可能です。センター試験の結果のみで合否を判断する試験方式、
 センターの点数を考慮したうえで一般試験も受験する試験方式があります。
・レベルは「基本」。ただし正確な情報処理とスピードが求められるため、
 「基本が完璧に身についているか」が問われます。「基本」だからといって易しいわけではない点に注意!
・必ず自己採点できるように、自分の解答は問題に書き込むこと!

 

【1月下旬~随時】国公立・私立大学願書提出
・多くの大学が、センター試験後から受験願書を受け付けていきます。
 大学や学部によっても、願書受付期間が異なるため必ず確認を。
・国公立大学志願者や、センターを利用して私立大を受験する人は、
 センターの自己採点結果をもとに受験校を最終選定していきます。
 またセンター試験本番後、各予備校がその年のセンター試験受験生の自己採点結果を集計し、
 平均点や合格可能性を判定してくれるサイトを用意するので、活用しましょう。

 

【1月下旬~】私立大学一般試験スタート!
1月の終わりから順次、一般試験が始まります。行きたい大学のキャンパスへ直接行って試験を受けます。
・多くの大学において、2月中旬の時点で一通りの試験が実施されます。
 3月にも入試はありますが、受験校の選択肢がかなり制限されること、
 合格者数が2月入試に比べ減少傾向にあることを踏まえると、2月中に合格を勝ち取りたいところです。
合否発表は受験後3日~1週間ほどで発表されます。

 

【2月下旬】国公立大学前期日程
多くの国公立大学が記述問題を多数出題します
 センター試験・私立大の入試でマーク型の問題を解く機会が多くなっていると想定されますので、
 国公立大入試日までに記述型の思考へ戻していきましょう。
・「前期」とありますが、中期日程・後期日程で試験を実施しない大学も多くあること、
 前期に比べ中期・後期日程の試験の方が格段に難しくなることを踏まえると、
 国公立大志願者にとってはこの前期日程の試験がまさに「本番」と言えます。
3月上旬に合否発表

 

【3月中旬】国公立大学後期日程
・後期受験をする場合、志望校の過去問をいつも以上に要チェックが必要です。
 なぜなら、同じ大学の同じ学部でも、出題傾向や科目が変更されているケースが多いからです。
 (例えば後期日程のみ小論文が科せられる、など)
 

いかがでしたか?やるべき勉強も時期によって変化します。
今年度のセンター試験まではあと283日です(4/10現在)。

 

今何をしたらいいのかわからない、計画的に勉強を進めたい等、
お悩みがございましたら、家庭教師のトライまでお気軽にご連絡下さい。

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