教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は 「 生物 」分野についてみていきます。理科全般と「物理」はこちら 、「化学」はこちらをどうぞ。

理科と社会は、自校作成校( 日比谷高校 西高校 国立高校 八王子東高校 戸山高校 青山高校 立川高校 

新宿高校 隅田川高校 国分寺高校 両国高校 富士高校 武蔵高校 大泉高校 白鴎高校 など

も共通問題を使用します。

※都立国際高校など、一部3教科型の受験校があります。

 

 

平成23年度はどうだった?

【生物分野の出題】

平成23年度は 大問1の小問6題中2題、大問2の問3および大問4の4題、27点分が生物分野の出題でした。

・大問1 問1 「葉のつくり 道官」  配点4点/正答率62.7%

     問6 「動物の分類 セキツイ動物」  配点4点/正答率72.1%

・大問2 問3 「二酸化炭素の循環」  配点4点/正答率52.3%

・大問4 問1 「顕微鏡の観察手順 染色体」  配点5点/正答率68.1%(部分正答率含)

     問2 「細胞 細胞分裂の順番」細胞  配点3点/正答率86.6%!

         「細胞 核と染色体」記号  配点2点/正答率62.4%

     問3 「細胞分裂 根の伸び方」  配点5点/正答率69.1%

※生物分野は正答率が他の三分野よりも高い点に注意。

 

 

【対策】

生物分野の出題を、植物の生活と種類、動物の生活と生物の変遷、生命の連続性、の3つの大単元で分類をすると、

<植物>

 ① 「つくりとはたらき」と「種類」のどちらかが必ず出題

 ② 観察中心。光合成(対照実験)、単子葉類と双子葉類の分類、葉、茎のつくりなど

<動物>

 ① 生物どうしのつながりと分解者(平成21年)など大きいテーマが大問になることがある。

 ② セキツイ動物などの分類は小問頻出

<細胞 頻出!

 ① 細胞、細胞分裂の観察など。使用する試薬や器具。

 ② ここ数年、遺伝に関する出題がないが、出題の可能性はある。

 

生物分野はごく基本的な知識を問う問題が多く、正答率が高いという特徴があります。

化学もそうですが、やはり実験観察を扱う問題が中心です。

試薬(BTB溶液ヨウ素液ベネジクト液 など)は、

使う場面と色の変化を正確に覚えておきましょう。

顕微鏡の操作、プレパラートの作り方、対照実験については確実に覚えて置きましょう。

 

 

自校作成校を始めとするトップ校(日比谷高校 西高校 国立高校 など)受験者は、生物分野は満点狙いです。

入試で5教科400点以上を目標(駒場高校武蔵野北高校竹早高校 など)とする受験生も同様です。

生物分野が苦手な人は、勉強してから時間が経つとあいまいな記憶になりがちです。

結局受験前に覚え直しということもよくありますから、あえて入試直前に詰め込むのもひとうの方法です。

 

 

 ※視覚的に理科を勉強「トライe-カテイ塾

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

生物分野の出題を見ますと、「知っていれば解ける」シンプルな問題が多いといえます。

正答率が高いのもそのせいでしょう。

優先度が高いのは「細胞、細胞分裂」に関するところです。出題される可能性は高いですから必ず勉強しましょう。

顕微鏡の使い方、植物に関す実験の様子(呼吸、光合成)は、絵で描けるように練習すると良いです。

必ず色鉛筆などで、色が変化した様子を表すようにしてください。絵で描くときもそうですが、文字で書くときもです

 

例)細胞の核、染色体を観察するときは、酢酸カーミン溶液を加えると赤染まる。

 デンプンかどうかを調べるときは、ヨウ素液を加えるとうす紫色に染まる。 

 

いかに視覚化するかが正しく覚えるコツです。

理科の勉強で「暗記できない」、「覚えられない」という受験生のほとんどは、

漢字練習や英単語練習のように用語をただ書いて練習するだけだったり、

なんとなく教科書を眺めているだけだったりします。

ちょっと勉強法を変えるだけで、成果が変わる可能性が高い分野です。

がんばって勉強してください。

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