教育プランナーブログ

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こんにちは。
今回は、茨城県立高校入試の社会の配点や勉強方法についてお伝えします。
昨年のブログはこちら↓

社会

平均:61.10点(昨年比+4.42点)

全体分析と対策

・記述問題はなかった、が……

記述問題が完全になくなり、語句の穴埋め2問を除いて残りはすべて記述問題となった。
しかし、これまでのブログでも再三述べたように、来年度は記述問題が復活する可能性が高い

特に教科書の太字の事項が説明できることは最低限必要。
時間が足りなかったと振り返る受験生が多いので、記述問題には毎日の勉強で慣れておこう。
※ちなみに一昨年は計19問出題された。

・大量の資料

今年度の問題では、図表が17、グラフが12、文字資料が12、写真が2個と数多くの資料が出題された。
これらを正確に読み解くのは勿論、計算が必要となるものもあるのでスピードも要求される。
学習の中でじっくりと考えるだけでなく、時間を計測することも必要。


・社会は暗記科目ではない!

未だ根強い「社会は暗記科目」という考えは間違いなので、まずはその考えを捨て去ろう。

勿論、語句の暗記を軽視していいわけではない。「単語帳の単語をすべて覚えた」というだけでは、スタートラインに立っただけに過ぎないということである。
先ほども述べたように、入試問題では大量の資料を読み解くことが要求される。また、出来事同士の因果関係を理解していることも重要である。
「社会は暗記科目」ではなく「暗記した知識の関連付け・知識をフル活用して資料を読解する能力がないと点数取れない科目」だと考えよう。


第1問 地理(世界地理・日本地理)
配点:26点

傾向

・世界の雨温図
・オーストラリアの新旧の貿易相手国読み取り
・日本の現況見分け、近畿地方見分け
・地形図読み取り、茨城と北海道農業比較

 
必要学習内容

地形図・雨温図は地理分野では必ず出題されるので、読解に慣れておこう。
実際のイメージと結びつけながら暗記すると覚えやすい。
・産業とグラフや表を絡めた問題は必出。各県・各国の主要産業を暗記すること。
また、表やグラフの値の中で突出した値を手掛かりに絞り込むとやりやすい。

例)2(3)近畿地方の各府県のデータをまとめた表から、三重県を特定する問題。
最初から三重県がどれかを特定するのは困難だが、人口密度が突出して多いのが大阪府、重要文化財指定件数が最多なのが京都府……と絞り込むと効率的。

 
第2問 歴史
配点:24点

傾向

・世界史と日本史の繋がりを問う問題が多く出題
・図・年表からの読み取り
・写真資料:中尊寺金色堂

 

必要学習内容

・国内の出来事の時に、海外ではどんなことがあったのか・海外の出来事と国内の出来事はどのように関連しているのかを暗記することが求められる。
例)ヨーロッパでは16世紀半ば以降、宗教改革の影響でプロテスタントが増加した。カトリック教会は国外の信者を増やすため宣教師を各国に派遣した。→日本に宣教師が来る

 
 

第3問 公民
配点:24点

傾向

・政治・経済・国際社会分野から幅広く出題
・「すべて選ぶ」選択問題(すべて正解しないと得点なし)
・経済分野で、金融政策と市場操作が出題

 

必要学習内容

・各分野からバランスよく出題されるため、すべての部分の勉強が必要
・三権分立などのよく出る図は、自分でも書けるレベルまで理解を深めよう

 

第4問 分野融合問題
配点:26点

傾向

・毎年恒例の分野融合型問題。地歴公民すべてにおける深い理解と柔軟な思考力が求められる。
・現代の総合問題。国際社会・環境問題・近代史(世界史中心)
・時事ネタとして、SDGsや環境問題を絡めた問題が出題された

 

必要学習内容

・時事的なことを盛り込み、各分野にまたがった問題が出題される。ニュースや新聞のトピックを押さえておきたい。
特に国内の経済や国際問題などは今後もチェックが必要。
発電の変化に関する問題は要注意。特に日本は東日本大震災前後で、原発の発電量の割合が大きく変化している



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