教育プランナーブログ

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こんにちは。
今回は、茨城県立高校入試の英語(大問1~3)の配点や勉強方法についてお伝えします。


昨年のブログはこちら↓


英語

平均:50.82点(昨年比+1.26点)


全体分析と対策

・昨年に引き続き記号・単語のみの解答!

今年度も、昨年度に引き続き記号もしくは単語1語のみ解答する問題が大半を占めました。
なお今年度は、記述問題が復活する可能性もあるため、記述問題の対策も怠らないようにしましょう。


・記述問題の対策の注意点は?

記述問題の対策法として有効なのは、おととし以前の県立入試の過去問や模試の問題を解いてみることです。
ただ、注意しておきたいのは、2021年に中学英語の学習指導要領が大幅に変わったということです。
具体的には次のような変更がありました。

・単語数
1200語→1600~1800語と、約1.5倍の大幅増加!
これは、2010年代までの高校生が学習していた単語量とほぼ同等です。

・文法
これまでは高校で学習していた現在完了進行形、原形不定詞、仮定法を、中3で学習するようになりました。
また、これまで中3・中2で学習していた内容の一部が中2・中1に前倒しになりました。

したがって、2021年以前の参考書や過去問だと、これらの対策ができない可能性もあります。
過去問を使用して以前の問題傾向を把握すると同時に、学習指導要領改訂後に出版された市販の問題集も利用して演習を行いましょう。


第1問 リスニング
配点:30点

傾向

(1)英文の内容に当てはまるイラストを選ぶもの。内容・出題形式・配点は例年通り。No.1、No.2のように、キーワード1語が聞き取れていれば解けるものから、No.4のように比較級の関係を正確に把握しないと解けないものまで出題された。

(2)対話内容に関する質問に答える問題。内容・出題形式・配点は例年通り。
対話と質問は2回放送されるので、対話1回目:会話の大まかな流れを掴む→質問1回目:着目すべきポイントを確認→対話2回目:質問された内容の部分に注意して聞く→質問2回目:解答すべき内容を確定させる という意識で聞くと良い。

(3)やや長めの対話文と、それに関する質問2つに解答する問題。内容・配点は例年通りだが、選択肢が昨年と少し異なった。(昨年は図+単語だったのに対し、今年は単語+文章)
いずれにせよ、(2)であげたような意識で問題を聞くと良い。

(4)やや長めの文章を聞き取り、それに関する質問2つに解答する問題。内容・配点は例年通りだが、選択肢がやや変化。(昨年は単語の穴埋め3問だったのに対し、今年は図の並び替え+時間計算)

 
必要学習内容

・茨統・過去問等英語のリスニング問題を「聞く」機会をつくり、慣れる。(難しい単語や表現は少ないのでスピードへの慣れが肝心。)
・「5W1H」を意識して放送を聞き、メモに残す練習をしよう。
・最初の説明から、質問されそうなことを予測できるとさらによい。
・似た発音の音に注意する。特に13(thirteen)と30(thirty)のような数字は、文脈から区別しにくいので気を付ける。
・数字や時間は質問されやすいので、特に注意して聞く。
・問題の説明が流れているときに、選択肢に目を通しておくとスムーズに解答できる。
・その他のリスニング勉強法はこちら

 
第2問 語形変化・空欄適語補充
配点:12点

傾向

例年通りの内容・出題形式・配点。語形変化は格変化・過去・過去分詞形・比較・最上級の不規則変化を覚えておくことと、助動詞の後ろの動詞は原形を覚えておけば対応可能。

 

必要学習内容

・単なる単語・イディオム練習では不十分。過去問を解いて、同レベルの英文和訳をする力を養っておく。
・空欄の前後の語をヒントにどんな文法を使うか考えられるようにする。動詞に関する文法は特に重要。
・子音字を重ねるing動詞や不規則変化をする動詞をつかった文法に注意。

 

第3問 内容一致文選択・文章並べ替え
配点:8点

傾向

問題数は2問、配点8点と昨年同様。内容も昨年同様に英文を読み適切なものを選択・文章3つの並べ替えのまま。
文の並べ替えは前後の文章との関係や接続詞の知識がキーポイントとなるため、文全体の構造把握が必要。

 

必要学習内容

・内容一致では本文中に記述がないものに注意。全選択問題に目を通し最適解を選べるようにする。
・先に選択肢に目を通し、問題文を読みながら消去法で選択肢を消していくという順番。
・文章の並べ換えは、前後の文章と矛盾なく合致させるため、文全体の構造把握が必要。
・強い断定の単語を使った選択肢(今回なら(1)アのonly)は特に注意。言っている内容そのものは正しくても、そこまで断定していないというケースが多い。
・接続詞や代名詞がキーポイントとなるので、しっかりと読み取る練習が必要。
・後半で時間がかかることが予想されるので、大問3では時間をかけずに解けるよう繰り返し練習をしておくとよい。

 


 

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