教育プランナーブログ

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こんにちは!
今回は、茨城県立高校入試の国語(大問1・大問2)の配点や勉強方法についてお伝えします。
 

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国語

平均:69.94点(昨年比-7.88点)


全体分析と対策

・依然として記述問題はなかったが……

今年度も、昨年度に引き続き「理由を○字以内で答えなさい」のような記述問題や、作文の問題は出題されませんでした。
しかし、該当部分を抜き出す問題や、傍線部を正しい日本語に置き換える問題など、記号以外の形式の問題も出題され、解答用紙に書く内容は増加したといえるでしょう。
当然ですが今年度は、記述問題が復活する可能性もあるため、記述問題の対策も怠らないようにしましょう。


・複数資料の出題

大問1では物語文とその感想についての会話文、第2問では古文とそのあらすじや感想をまとめたノート、第3問では内容が関連している2つの論説文というように、昨年に続いて複数の資料を参照する形式が出題されました。
このような問題形式は、近年の大学入試共通テストを意識したものとみられます。
従来の教科書やワークだと対応しづらい部分もあるので、模試などで練習を重ねましょう。


第1問 文学的文章(場面や心情の理解・解釈・表現)
配点:26点

傾向

物語文及びその感想を話し合った会話文の2つの読解問題。
文章量は昨年とほぼ変わらず。
問題形式は、記号問題だけでなく抜き出しも出題された。また、文章の内容だけでなく文章表現について問う問題が出題された。

出題された物語文の紹介ページ→https://www.kadokawa.co.jp/product/322111001151/
茨城県以外にも、多くの学校の中学・高校入試で出題されたようです。

必要学習内容

・物語文は、「出来事→思ったこと→行動→出来事→思ったこと……」の連続でできています。
ある出来事が起きて、それに対して誰かが何かを思い、その結果ある行動をする。その行動によって状況がまた変化して、それに対して誰かが何かを思う……という流れがあるということです。
この繋がりを意識して、物語を読んでいくと、問題が解きやすくなります。
今回の場合、(一)(三)(四)は、その時の気持ちと、その気持ちになるきっかけの出来事を聞く問題でした。

 


第2問 古文(内容理解、古文法・現代文法)
配点:24点

傾向

初見の古文及びその内容についてのノートを読む問題。
小問数は昨年同様5問だが、昨年より配点が4点増加。
うち1問は文法が不自然な現代文を正しいものに書き換える問題で、古文の内容とは関係がなかった。
また1問は現代仮名遣いに直す古文法の問題だったため、古文の内容について問う問題は3問だけだった。

 

必要学習内容

・古文では、主語が省略されたり同じ人を別の語で表す内容が多いです。また、その部分を聞く問題((一)異なる人物を指す言葉・(三)「さもあるべし」の内容)も多く出題されます。
省略された主語や、登場人物の呼び方に注意して問題を読みましょう。
・(今回は別の文章についてのものでしたが)現代文で書かれた追加資料と古文がセットになっている問題は、追加資料を先に読んでおくと古文の内容理解に繋がることがあります。



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