2011年1月31日
携帯電話の利用と学習時間について
早いもので今年最初の1カ月も終わり、2月になります。寒い日が続き、県内山間部では積雪も見られますが、皆さん学習は順調に進んでいるでしょうか?
今回は携帯電話の利用と学習時間について、県内の高校を事例に取り上げます。
トライの教育プランナーがご家庭にお邪魔した際に、よく保護者様からご相談を受ける内容として多いのが、「子供が携帯電話利用(通話・メール)に時間を取られ、学習時間がなかなか増えない」というものです。特に女の子のご両親からご相談を受けます。なかには1日に自宅で何十回も友達とメールをしている生徒さんもいらっしゃるようです。
「使ってはダメとは言わないが、携帯電話と上手く付き合う方法は無いものか…」とのご相談を保護者様より多く受けます。
そんな中、臼杵市の県立臼杵高校で、携帯電話の自主規制に取り組み、成果が出ているというニュースが1月29日の大分合同新聞で取り上げられていますのでご紹介しましょう。
自主規制は2010年7月に制定され、①勉強中は電源を切る②勉強中は自室に持ち込まない③使用は必要最低限に抑える、の3つで、校舎内にポスターを貼り、生徒にも呼び掛けを行っているとのことです。
この取り組みの結果、12月に全校生徒(594人)にアンケートを実施したところ、32%の生徒が携帯電話の使用時間が短くなり、約22%の生徒の学習時間が長くなったことが判明したようです。
携帯電話の利用時間を抑えることで、学習時間の増加にも繋がっているようです。
保護者の皆さん、上記臼杵高校の取り組みを参考に、携帯電話との上手い付き合い方をお子様と話し合ってみては、いかがでしょうか?