2011年1月28日
大分県教育トピック⇒ 由布市 連携型中高一貫教育
既に県内各地のメディアで報じられているように、由布市の由布高校と、由布市内の3つの中学校(狭間中・庄内中・湯布院中)が取り組む連携型中高一貫教育が平成23年度4月から本格的に始動します。
今回はこの由布市 連携型中高一貫教育について取り上げます。
由布高校は2008年度の大分県教育委員会の後期高校再編計画では廃止が検討されていましたが、「連携型中高一貫教育の導入」「由布市内の志願者を増やすこと」を条件に存続が決まった経緯があります。
由布市内の中学生は全員が由布高校に入学しなければならないわけではなく、他の高校への進学もできるようですし、平成24年2月に実施される初の連携型入試で募集人員に満たない場合は、連携中学校以外の中学生にも一般入試を受験して由布高校に入学できるようです。
コース内容は、大学受験を目指す「進学コース」や、商業系の進路に対応する「情報ビジネスコース」、全国的にも有名な観光ビジネスの後継者育成に重点を置いた「観光コース」などの4つのコースが新設される予定です。
地元の生徒をしっかり確保し、市全体を活性化させるための取り組みとして、県内外から大きな注目を集めています。