2011年7月7日
大分県 医学部の教育課程と卒業後の進路について
大分県の医学部受験生の皆さまへ
大学での6年間の医学教育は、専門教育を始める時期は異なるものの、その大筋は、2001年に文科省より提言された『医学教育モデル・コア・カリキュラム』に即して行われます。
■各学年で学ぶこと ~ 6年間でどのようなことを学ぶのか?
1・2年次は「教養科目」人文科学、社会科学、自然科学、語学など一般教育科目。医師としての心構えや医の倫理感を養う医学序論(入門)などを学びます。最近は1年次から医療施設の見学や介護の現場を体験する「早期臨床体験実習(Early Exposure)」を実施する大学が増えています。
2・3年次は「基礎医学」を履修します。病理学、生理学、分子生物学などの基礎医学や、公衆衛生学、予防医学、法医学などの社会医学を学びます。人体解剖実習があり、数人のグループで数ヶ月かけて解剖を行うのもこの頃です。
3・4年次の「臨床医学」では、病気の原因や診断、治療方法などを学びます。共用試験合格後、現場で学ぶ「臨床実習」に臨みます。
5年次の「臨床実習」では学生は小グループに分かれて、附属病院を中心に院外や地域の病院で、各診療科を1~3週間かけて全診療科での実習を経験します。
6年次の選択実習(実習先・専門科を選択)を経て、卒業試験に合格後、2月中旬に実施される医師国家試験に臨むことになります。
■卒業後の進路
医師国家試験に合格すると医師免許が与えられます。その後、大学院に進学するか附属病院・研修病院にて初期臨床研修を2年間受けます。
その後、専門分野を決めて更に後期臨床研修を3年間以上受けます。
他に研究職や国際機関・保健医療部局といった都道府県の行政の仕事に就く方もいます。
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