2018年11月27日
志望校を決める上で大切なこと
高校受験に向けて志望校を本格的に決める時期になりました。
中学校でも、進路希望調査の紙を貰う頃ではないでしょうか。
教室へも「どこにしたらいいの?」 「どうやって決めたらいいの?」 という相談が非常に多いです。
いくつか、ポイントを記しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
まずは、推薦を受けるかどうかについて。
推薦は、2月7日・8日に実施されるため、一般入試よりも1か月早く行われます。
高校ごとに違いはありますが、入学定員の「10%~20%」の枠が推薦募集枠になります。
もちろん部活推薦、委員会やボランティアといった活動実績が求められる枠もありますが、特別大きな実績がなくても、「入学後の意欲が高い生徒」は高校の求める人材としてもかなり大きな点となります。
中には、面接で「ちゃんと規律を守れるか」「高校生がスマホを使うことをどう思うか」など、高校生としてふさわしい学校生活を送れるかを確認するための質問をされる学校もあります。
推薦入試は面接や小論文の対策も必要になるため、一般入試の勉強ももちろん並行しながら行うとなると、1月中の負担は大きくなります。
そこを加味した上でも、倍率が高かったり、定員が少ない高校は、チャンスを1回でも多くするために受けることを考えてもよいでしょう。
一般入試での志望校については、悩む方も多いと思います。
自分の実力や、受かる可能性など…学力診断テストが返ってきたら判定が出ますが、中学校側としては比較的安全圏に下げることを薦められることが多いです。
志望校を下げるのか、それとも可能性を信じて最後まで諦めないのか。
これは正直言うと、生徒さんが、自分でしっかり答えを出すことが必要です。
自分で選択したことでないと、「あのときお母さんが下げろと言ったから」「先生がこう言ったから」という「自分の人生が変わったのは誰かのせい」という責任転嫁が生まれます。
じゃあ、どう決めればいいのか?
ちゃんと、下げる可能性がある学校、滑り止めとしていくかもしれない私立高校をしっかり調べましょう。
自分のやりたいことができるのか?校風は?進学実績・就職実績は?など、自分が通うかもしれない高校は、ちゃんと調べた上で、どこにしたほうが後悔が少ないかをちゃんと決めましょう。
後悔しないことはおそらくないでしょうが、「あそこを選ばなかったから」ではなく「あのときちゃんと勉強していれば」にならないと、後悔の意味はありません。
残念ながら、入試の仕組み上、全員が合格することはできません。必ず、不合格になる生徒がでてきます。
もし全然足りていないのに「とりあえず頑張る」と具体性のない計画を作っている生徒は、志望校は変えたほうがいいかもしれません。
必要なのは、強い意志と、具体的な計画です。
具体策がわからない人は、ぜひお近くのトライへお気軽に相談してください。
一緒にプランを考えましょう。