2020年4月7日
中学3年生向け 目標点数の決め方
皆さんこんにちは!
家庭教師のトライ大分校です。
本日は、県立高校入試の目標点数の決め方について、お伝えしたいと思います。
[大分県立入試の配点について]
大分県立高校入試の学力検査は、5教科各60点満点の、合計300点満点です。
この点数と、内申点を併せた点数で、合否を決めることになります。
この内申点が、どれくらい合否に関わるのか、トライにもよくお問い合わせをいただきます。
結論から言うと、内申点は3年間で260点満点。
一般的には、内申点:学力検査=3:7の比率で判定する高校がほとんどです。
(3:7~5:5の範囲で定められているため、高校によっては内申点がより重要になる場合もあります。また、偏差値の高い高校ほど内申点の比率が低い傾向にあります)
260点満点の内申点を300点満点に換算、300点満点の学力検査を700点満点に換算し、合計1000点満点で算出します。
つまり、どれくらい内申点を取れているかによって、学力検査で取るべき点数が変わってくるのです。
[内申点の内訳]
受験する高校に提出する調査書には、3年間の9教科5段階評定が記載されています。これをもとに、内申点が決まることになります。
大分県では、学力検査を課す5教科(国語・数学・英語・理科・社会)とそれ以外の4教科(美術・音楽・技術家庭科・保健体育)で、計算の仕方が異なるので注意しましょう。
1・2年生の間は、5教科×5段階評定と4教科×5段階評定×2倍を足して、各年65点満点です。
3年生は、5教科×5段階評定×2倍と4教科×5段階評定×4倍を足して、130点満点になります。
※各学年とも、各学期の評定の平均をとり、小数点を切り捨てて計算します。3年生のみ2学期までの評定で計算します。
主要5教科はもちろん、その他の教科もないがしろにできないことが、ご理解いただけるかと思います。
[志望校の合格最低点と比較する]
これらを踏まえて、学力検査で学力検査でどれくらい点数を取れば合格できるのか、計算してみましょう。
例えば、以下のような状況の生徒がいたとします。
内申点
1年時 5教科合計 17/25 4教科合計 12/20
2年時 5教科合計 15/25 4教科合計 11/20
3年時 5教科合計 17/25 4教科合計 14/20
志望校の合格最低点 640/1000点
内申点の合計は、(17+12×2)+(15+11×2)+(17×2+14×4)=41+37+90=168点 (260点満点中)
となります。
300点満点に換算すると、300×168÷260=193.84・・・・、小数点以下を切り捨てて193点になります。
そうすると、学力テストで必要なのは640点中640-193=447点であることがわかります。
つまり、実際に取る必要がある点数は、300×447÷700=191.57・・・、小数点以下を切り上げて、300点満点中、192点です。
もちろんこれは最低点ですから、200点ほど取れていればとりあえずは安心できると言えるでしょう。
[まとめ]
高校入試では、内申点と学力検査の点数、どちらも重要です。
3年生の内申点は1・2年生の時の倍で計算されますから、新中学3年生の皆さんも今からが頑張り時です。
自分の目標をしっかりと定め、それに向かって日々頑張りましょう!
とはいえ、計算の仕方も含め、高校入試制度が複雑であることもまた事実です。
自分はいったいどうなのか、気になる方はぜひお気軽にトライにお問い合わせください。
教育プランナーが一人ひとりに合わせて、ご説明させていただきます。