教育プランナーブログ

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皆さんこんにちは!

家庭教師のトライ大分校です。

本日は、県立高校入試の目標点数の決め方について、お伝えしたいと思います。


[大分県立入試の配点について]

大分県立高校入試の学力検査は、5教科各60点満点の、合計300点満点です。

この点数と、内申点を併せた点数で、合否を決めることになります。


この内申点が、どれくらい合否に関わるのか、トライにもよくお問い合わせをいただきます。

結論から言うと、内申点は3年間で260点満点。

一般的には、内申点:学力検査=3:7の比率で判定する高校がほとんどです。

(3:7~5:5の範囲で定められているため、高校によっては内申点がより重要になる場合もあります。また、偏差値の高い高校ほど内申点の比率が低い傾向にあります)


260点満点の内申点を300点満点に換算、300点満点の学力検査を700点満点に換算し、合計1000点満点で算出します。


つまり、どれくらい内申点を取れているかによって、学力検査で取るべき点数が変わってくるのです。


[内申点の内訳]

受験する高校に提出する調査書には、3年間の9教科5段階評定が記載されています。これをもとに、内申点が決まることになります。

大分県では、学力検査を課す5教科(国語・数学・英語・理科・社会)とそれ以外の4教科(美術・音楽・技術家庭科・保健体育)で、計算の仕方が異なるので注意しましょう。


1・2年生の間は、5教科×5段階評定と4教科×5段階評定×2倍を足して、各年65点満点です。

3年生は、5教科×5段階評定×2倍と4教科×5段階評定×4倍を足して、130点満点になります。

※各学年とも、各学期の評定の平均をとり、小数点を切り捨てて計算します。3年生のみ2学期までの評定で計算します。


主要5教科はもちろん、その他の教科もないがしろにできないことが、ご理解いただけるかと思います。


[志望校の合格最低点と比較する]

これらを踏まえて、学力検査で学力検査でどれくらい点数を取れば合格できるのか、計算してみましょう。

例えば、以下のような状況の生徒がいたとします。


内申点

1年時 5教科合計 17/25 4教科合計 12/20

2年時 5教科合計 15/25 4教科合計 11/20

3年時 5教科合計 17/25 4教科合計 14/20


志望校の合格最低点 640/1000点


内申点の合計は、(17+12×2)+(15+11×2)+(17×2+14×4)=41+37+90=168点 (260点満点中)

となります。

300点満点に換算すると、300×168÷260=193.84・・・・、小数点以下を切り捨てて193点になります。


そうすると、学力テストで必要なのは640点中640-193=447点であることがわかります。

つまり、実際に取る必要がある点数は、300×447÷700=191.57・・・、小数点以下を切り上げて、300点満点中、192点です。

もちろんこれは最低点ですから、200点ほど取れていればとりあえずは安心できると言えるでしょう。


[まとめ]

高校入試では、内申点と学力検査の点数、どちらも重要です。

3年生の内申点は1・2年生の時の倍で計算されますから、新中学3年生の皆さんも今からが頑張り時です。

自分の目標をしっかりと定め、それに向かって日々頑張りましょう!


とはいえ、計算の仕方も含め、高校入試制度が複雑であることもまた事実です。

自分はいったいどうなのか、気になる方はぜひお気軽にトライにお問い合わせください。

教育プランナーが一人ひとりに合わせて、ご説明させていただきます。

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