2020年4月9日
大学入学共通テスト ー記述式問題編ー
皆さんこんにちは!
家庭教師のトライ、大分校です。
本日は、4年後の入試から採用される大学入学共通テストの記述式問題についてお伝えしたいと思います。
文部科学省は、「解答を選択肢の中から選ぶだけではなく、自らの力で考えをまとめたり、相手が理解できるよう根拠に基づいて論述したりする思考力・判断力・表現力を評価する」ために、共通テストで記述式問題も出題することを決定しました。
過去問のない試験に不安を感じるかもしれませんが、どのような問題が出されるかをきちんと把握して、不安を払拭しておきましょう!
大学入学共通テストで記述式問題が出題されるのは、「国語」「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・A」の3科目です。
また、国語については現代文のみ、数学については数学Ⅰのみが出題範囲です。
では、実際にどのような問題が出題されるのでしょうか。
・「国語」の場合
大学入試センターが公表したモデル問題は、複数の資料や文章を読み、それらの内容を要約、説明させるようなものでした。
小論文や作文のように自分自身の考えをまとめ、それを記述する必要はないことが予測される一方、与えられた情報をきちんと整理し、正確に伝える力が求められるでしょう。
問題で与えられる文章も決して短くはなく、読む力と書く力、双方が必要になります。
日本語の文章を読む練習や、論理的な文章を書く練習をしておくべきだと思います。
・「数学Ⅰ」の場合
「数学Ⅰ」の単元は、「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」の4つです。
大学入試センターは、これら4つの単元を「相互に関連付けた内容を生活と関連付 けたり発展させたりする」ような問題を出題するとしています。
公表されたモデル問題は決して目新しいものではなく、参考書などで見かけたことのあるようなものでした。
しかし、従来のセンター試験とは解答までのアプローチが異なるため、受験生が戸惑うことが予測されます。
例えば、センター試験では問題で何を変数と定めるかが指定されていましたが、記述式問題では自分で定めなければなりません。
全ての単元について、より深い理解が求められることは間違いないでしょう。
4年後というと、遠い先に思えるかもしれません。
しかし、記述式問題に必要な力は、一朝一夕で身につくものではないのです。
記述式問題を得点できるようにするためには、早い段階からコツコツと努力することが大切だと言えます。
早めに対策し、高得点を目指せるように頑張りましょう!