2020年4月16日
英語の民間試験、どれを受ける?
皆さんこんにちは!
家庭教師のトライ、大分校です。
本日は、民間の英語資格について、お伝えしたいと思います。
大学入試に利用されるかどうか話題になった民間の英語試験。(結局延期になりました)。
日本には、4大英語資格と呼ばれる4つの代表的なものがあります。
①TOEIC
TOEICは、最もポピュラーな資格の一つです。
リスニングが495点満点、リーディングが495点満点の、併せて990点満点の試験です。
この990点満点のうち何点とれるかがTOEICの試験です。合格、不合格などはありません。
TOEICは、国内ビジネスで重要視されることが多く、国内の企業の中には点数が〇〇点以上だと優遇する、〇〇点以上でないと試験を受けられない、などといったところも。
そんなTOEICのメリットは、比較的問題が簡単で、かつ受験料が他の試験より安いところです。
というのも、TOEICで問われるのは先述の通りリスニングとリーディング。スピーキングやライティングの能力を問われることがないのです。
ただし、TOEICは外資系の企業や海外ではあまり知名度がありません。留学などを考えている生徒さんは、他の試験を受験することをお勧めします。
②英検
英検も、かなりポピュラーな試験の一つです。
日本に昔からある、いわば老舗の英語資格で、5級から1級まで様々なレベルに分かれています。
こちらは合格、不合格がありますので、自分のレベルに合わせた級を受験し、徐々にレベルアップしていくのが良いでしょう。
英検には、リスニング、リーディング、(3級からはライティングも)の能力が問われる一次試験と、スピーキングの能力が問われる二次試験に分かれています。
受験する際には、過去問などを活用して双方の対策をするようにしましょう。
英検は、学生の間で特に人気の高い試験です。会場も比較的あちこちにあり、受験しやすいのがメリットと言えるでしょう。
受験料もTOEICほどではないですが、比較的安いです。ただし、級が上がるごとに受験料も上がるので注意しましょう。
なお、こちらも海外での知名度はあまり高くありません。
③TOEFL
TOEFLは、アメリカ発の英語資格です。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つの能力が全て問われる試験で、難易度もやや高めです。
海外留学をする学生さんや、外資系の企業に入りたい学生さんにお勧めの試験です。
大学院の編入試験に必要な場合もあります。
TOEFLの受験料はTOEICや英検と比べるとかなり高いですが、知名度は世界的で、4大英語資格の中では最大と言えます。
世界に通用する英語を身に着けたい方にお勧めです。
④IELTS
IELTSはイギリス発の英語資格で、ヨーロッパで知名度の高い資格です。
日本では、あまり馴染みがないのではないでしょうか。
こちらもTOEFLと同じく4つの能力を問われる試験で、難易度も高め。受験料も比較的高いです。
もしヨーロッパ圏内の大学や企業に行きたいのであれば最適の資格と言えますが、そこまで考えていなかったり、世界的な資格の方がいいと考えたりするならば、TOEFLで十分だと思います。
グローバル化の進む昨今、英語の技能はとても重要だと言えます。
自分にあったレベルや種類の試験を受験し、英語のスキルアップを目指していきましょう!