教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

都立高校入試、推薦入試まで残り約18週間、一般入試まで残り約21週間となりました。(入試日程はこちら

また、内申を最終的に決定する定期テストが11月の中旬から下旬にほとんどの中学校で実施されます。

定期テストまでは、今学校でやっていることをしっかり勉強し、後でやる必要がないレベルに引き上げておきましょう。

東京都立高校の入試の社会は、5科目入試の高校ではすべて共通問題で実施されます。

自校作成校 ( 日比谷高校 西高校 国立高校 戸山高校 青山高校 両国高校など)を受験する受験生も

同じ問題で受験します。自校作成校受験者は、社会と理科については80点以上、できれば90点~満点を狙ってください。

なお、社会の「用語」は正確に漢字で記述できるように準備を進めてください。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【問題構成】

 大問1  (小問 各5点)地理×1 公民×1 歴史×1 記号選択  配点5点×3=15点

 大問2  世界地理総合 記号選択  配点5点×3=15点

 大問3  日本地理総合 記号選択 + 記述問題2題  配点5点×3=15点

 大問4  歴史 記号選択  配点5点×4=20点

 大問5  公民 記号選択 + 記述問題2題  配点5点×4=20点

 大問6  三分野総合(外交に関する問題) 記号選択 + 記述問題1題  配点5点×3=15点

 

【歴史分野の出題内容】

平成23年度は総合問題を除く歴史分野の出題は、大問1の小問に1題と大問4の5問で25点分でした。

大問1 問3 個人年表から該当人物を記号選択(中大兄皇子) 記号選択  配点5点/正答率90.7%!

大問4 問1 「農具の歴史」 記号選択  配点5点/正答率49.8%

    問2 「勘合貿易」貿易に関す年表と資料 記号選択  配点5点/正答率74.7%!

    問3 明治から昭和までのできごと 年代並べ替え  配点5点/正答率36.4%

    問4 「第二次世界大戦後の歴史」資料からグラフの該当時期 記号選択  配点5点/正答率50.7%

 

【歴史分野の傾向と対策】

配点は100点中25点または30点で推移しています。

新傾向では小手先の一問一答型の暗記では対応出来なくなってきています。

年度により記述が出題されますが、記号選択も記述も同じ5点配点です。

またできごとの並べ替え整序問題も必ず出題されます。

時代の順番はもとより重要事件の年代と、時代の変化はまとめておきたいところです。

選択問題は昔ながらの同時代のものを答えさせる問題です。時代によっては細かい区分けが必要です。

例えば江戸時代では前期の元禄文化と後期の化政文化に分ける必要があり、

室町時代では前期の北山文化と中期の東山文化、後期の戦国南蛮文化に分ける必要があります。

選択題でもう一つ重要なのが同時代の日本と世界の状況比較です。

つまり日本で鎌倉時代なら世界ではどの時代にあたるかというものです。

年表を利用する問題は、重要事件を年代と関連事項をまとめておかないと、正答しにくい問題です。

 時代-できごと-人物 をセットで覚える!

社会の問題は、資料が与えられ、選択肢の内容を読み込んで正答を導きだすというスタイルがほとんどです。

資料を読み取る力も必要ですが、むしろ選択肢の文中からキーワードを拾い出し、

時代がわかれば正解がわかる、という問題が多く出題されます。

 

例えば、大問3の問1は、

「鎌倉時代の農具について述べているのは、次のア~エのうちではどれか。」という問題でした。

 アの選択肢では「月3回の定期市」=鎌倉時代 荘園領主や「地頭」=鎌倉時代  ※荘園領主はひっかけ

 イの選択肢では「稲作が伝わる」「木製の鍬や鋤」「石包丁

 ウの選択肢では「墾田永年私財法」「貴族寺社」「鉄製農具」「開墾によって私有地を広げた」

 エの選択肢では「備中鍬」「千歯こき」「農作業を効率的

というように、わかることばがいくつか含まれているので、そこから何時代の記述かを読み取ることができます。

 

また、学校の定期テストの勉強のように、狭い範囲を深く覚えるのではなく、

項目別に歴史の流れを押さえておくとよいでしょう。

政治制度の移り変わり ・農業の移り変わり ・工業の移り変わり ・貿易の移り変わり ・土地制度の移り変わり

というように項目を決めてまとめていくとよいでしょう。

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

ノートをカラー版のテキストを中心にまとめ、すぐに問題集の問題に取りかかるべきです。

そして語句は漢字練習にもなるため国語にもよい影響があります。

さらに時代説明の時には是非、主語を立てて制度や事件を記述しましょう。

その繰り返しが記述力につながります。

年表は重要年代と世界の事件を並べることが大事です。

まだはじめてない人はすぐにはじめてみましょう。

よい学びが良い結果を必ずもたらします。歴史は不動の得点源になるはずです。

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