教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は、公民の「政治」分野をみてみます。

 

【時事関連】

今年は4月10日に東京都知事選挙が行われました(地方自治)。

また、昨年の夏(2010年7月)は、参議院議員選挙が実施されました。

また、昨年東北新幹線新青森まで開業(秋田新幹線開業時は入試で出題)しました。

3月の大震災とあわせ理解しておく必要があります。

また、来年はオリンピックが開催されます。今夏のなでしこJAPANの快進撃等もあり、開催国であるイギリス

日本の関わりの歴史(開国~日英同盟~世界大戦~現代)、日本とイギリスの政治制度の類似点と相違点などは

基本レベルを押さえておきたいとこころです。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【公民 政治分野の出題内容】

平成23年度の政治分野の出題は、大問1の問2で用語記述「比例代表制」が1問、

大問5の資料(読み物)問題の問1が基本的人権の尊重の自由権に関する記述の正しいものを選ぶ選択問題

実質2問の出題でした。

大問1 問1 選挙制度「比例代表制」 記述  配点5点/正答率45.8%

大問5 問1 基本的人権の尊重「自由権」 記号選択  配点5点/正答率71.0%!

 

 

【公民 政治分野の傾向と対策】

政治分野からの出題は、問題数は少ないものの、正確に記憶し記述できることがポイントになります。

平成23年度の大問1の用語記述 「 比例代表制 」

平成22年度の大問1の用語記述 「 司法権 」

平成21年度の大問1の用語記述 「 検察官 」

平成20年度は大問5の問1で用語記述 「 社会権 」

平成19年度の大問1の用語記述 「 閣議 」

どれも言葉の意味を理解し漢字で書けることがポイントです。

例年、大問5が公民分野の大問として扱われており、基本的に政治と経済の融合問題、ここ数年は経済に

重点が置かれた資料を基に出題されいています。また、環境問題や国際関係問題の中に含まれることがあります。

 平成23年度 大問5 4題中 政治分野 1題

 平成22年度 大問5 4題中 政治分野 1題

 

経済、環境、国際関係に比重があるここ数年の出題傾向ですが、問題数が少ないだけで貴重な得点源であるといえます。

また、今年は「東京都知事選挙」が行われましたので、地方自治に関する問題は出題の可能性をみておきたいところです。

 

 ・国、都道府県、市町村による 仕組みの違い、選挙の違い

 ・リーコール等の必要な署名数と署名提出先

 

 

 ~ 家庭教師の先生より ~

政治分野についてはポイントは2点です。

 ① 基本的人権の尊重、三権分立については、日本国憲法の条文を暗唱できるようになっておくこと。

 ② 教科書に出てきた図表を自分でかけるようになっておくこと。

提示される資料が今一つ理解できなくても、設問と選択肢から解答を導き出すことができる問題があります。

選択肢は文で記述されますが、日本国憲法の条文が暗唱できる人にとっては、たやすく正答できます。

曖昧な記憶の人や、用語を知っているというレベルでは誤答となるでしょう。

秋は、進度の遅い中学校でも公民分野に入っていると思います。たいていの中学校で、日本国憲法の

前文や重要条文は暗記の指導が行われ、暗唱テストが行われることが多いです。

内申対策の一環、定期テスト対策としてもしっかり取り組んでほしいですし、

「都立対策」ということも念頭に取り組んでください。

また、学校で暗唱の指示がない場合は、家庭学習に必ず取り入れましょう。

例えば、保護者の方が「第25条」と質問する → 「社会権の生存権です。条文は、①すべて国民は…」

と反射的に答える練習法があります。保護者、家族の方は教科書片手に質問してください。

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