教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

今回は、公民の「経済」分野、および「国際社会」をみてみます。

東京都立高校入試の社会は、5科目入試の高校ではすべて共通問題で実施されます。

自校作成校 ( 日比谷高校 西高校 国立高校 戸山高校 青山高校 両国高校など)を受験する受験生も

同じ問題で受験します。自校作成校受験者は、社会と理科については80点以上、できれば90点~満点を狙ってください。

なお、社会の「用語」は正確に漢字で記述できるように準備を進めてください。

 

【時事関連】

問題として直接扱われるかどうかはさておき、資料や問題の素材として最近の話題の中で重要なもののを挙げてみます。

・IOC (国際オリンピック委員会)

BRICs (B=ブラジル、R=ロシア、I=インド、C=中華人民共和国

      などの急速に経済力をつけた新興国の総称)

     ※ 20世紀のNIESとの比較、またその後に続くVISTAも押さえておきたい

FTA (自由貿易協定)

G8  (主要8カ国首脳会議)主要8カ国の首脳が集まっておこなう首脳会談。

     (日本、アメリカ合衆国、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ、ロシア)

G20 (主要20カ国・地域首脳会議)G8に経済成長している国を加えた20カ国・地域の首脳が集まって行う。

     G8+12の国、地域(アルゼンチン、インド、インドネシア、オーストラリア、大韓民国、

     サウジアラビア、トルコ、中華人民共和国、ブラジル、南アフリカ共和国、メキシコ、EU欧州連合)

TPP (環太平洋戦略的経済連携協定)

VISTA (V=ヴェトナム、I=インドネシア、S=南アフリカ共和国、T=トルコ、A=アルゼンチン)

     ※ BRICsに続く急成長している新興国

 

特に、国際経済に関しては、地球温暖化、貿易、世界の経済情勢を話題に扱いながら、教科書に出てくる

基本レベルの用語や知識を問う形が予想されます。

 

 

平成23年はどうだった?

平均点 58.6点/100点満点

※平成22年度は53.2点 (最多得点帯 60点~79点  90点以上の割合が増加)

 

【公民 経済分野の出題内容】

平成23年度の経済分野の出題は、以下の通りでした。

大問5 問2 日本銀行と一般の銀行の違い 記号選択  配点5点/正答率56.5%

     問3 グラフと資料の読み取り記述+用語「独占禁止法」  配点5点/正答率38.8%(部分正答含)

     問4 企業の社会的責任 記号選択  配点5点/正答率73.2%!

  

【公民 経済分野の傾向と対策】

経済分野からの出題は、政治分野同様、正確に記憶し記述できることがポイントになります。

また、記述でまとめさせる問題が例年出題されます。問題文、資料を活用し簡潔にまとめる力が要求されます。

対策としては、用語の説明を簡単に記述する練習をお奨めします。

 

・最重要項目

消費生活と市場の仕組み

雇用・労働・福祉と日本経済

 

 

【公民 国際社会の出題、総合問題の内容 大問6】

大問6が三分野総合問題です。テーマとしては、

 平成23年度  「外交 地域統合 資料読み取り(経済成長)」、

 平成22年度  「外交 欧米との外交史 資料読み取り(各国の輸出) 地球環境」

 平成21年度  「国際社会 組織発足の歴史 国連の機関 地球サミット」

 平成20年度  「技術 できごとの整序 国の特色 環境・エネルギー」

 平成19年度  「サミット」 「人口と食糧

 

つねに、地理、歴史と融合した出題がされます。

人口、食糧、環境、エネルギー、経済、国家間の問題、といったテーマの問題に数多く慣れる必要があります。

注意点は、データが新しいもので学習することです。

年度の古い過去問や、使われている資料の年度が古い問題には注意が必要です。

 

  

  ~ 家庭教師の先生より ~

経済分野については、難しいという受験生や学校の進度が遅くて三学期にずれ込み、さらっと流して受験、

というケースがみられます。入試では必ず出題されるのですが、しっかりと勉強しないままということが多い分野です。

国際社会に関する分野はほぼ勉強していない状態で受験してしまう生徒の話も聞きます。

高校受験で問われる経済、国際社会の出題は、「ニュースでよく耳にする知っておきたいテーマや用語」

という点がポイントです。

経済学のような専門的な内容ではなく、日常の会話の中で、最近の日本の状況や国際情勢を語るくらいの

レベルをイメージして下さい。

家庭の会話の中で、ニュースをテーマとして取り上げ、教科書や資料集を広げて、その場で調べ、

その場で子供に説明させる(保護者が解説を加えるよりも効果的)、

そして誤った理解をしないように補足してあげるとよいでしょう。

保護者の方が忙しくて時間が取れないというときは、代わりにできる人が対応してあげてほしいところです。

用語の意味がわかると、受験とはいえ経済の勉強がなるほど!と楽しくなります。

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