2011年10月27日
東京都 中学受験:国語
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
「ラスト100日!」
過去問演習は順調に進んでいますでしょうか。科目別の目標点数の設定は終わっていますでしょうか。
目標点数を設定し、現状の点数が目標に届いていない場合には、目標点数をクリアするために必要な対策を打ちます。
今の時期からのわずかな期間で何をするべきか、頭を悩ませている受験生は相当数います。
特に 『 国語 』 は、何をすればよいか、算数や理科、社会との兼ね合いもあり苦労する方が多いのではないでしょうか。
【自分の癖を発見し、修正する】
一般的に読解問題は「論説文」「説明文」「物語文」「随筆」…とジャンル分けをし、ジャンル毎に勉強します。
そのため、「論説文・説明文、いわゆる説明的文章は得意だが、随筆が苦手」というケース、
またはその逆、というようにジャンルによる傾向がはっきりしていることがあります。
また、「問題文によって解ける/解けないの差が大きい」も多くあります。
このケースは、いつも自分の価値観で文章を読む生徒に多く見られます。
まずは、自分の読解の癖を発見する必要があります。
<よくある読解の癖>
・ 「自分だったらこう思う」という基準で選択肢を選んでいる
⇒ 登場人物の心情からずれる
・ 自分の善悪、価値観で選択肢を選んでいる
⇒ 文章の内容、筆者の価値観からずれる
例 : 「割り箸はリサイクルであり、環境破壊ではない」という論を展開している文章なのに、
内容一致の問題で「割り箸は環境保護の観点から使用を控えるべき」を選ぶ。
・ 無意識に行を飛ばして読み進めているが、本人が気づいていない。
⇒ 本文のどこに何が書いてあるかが見つけられない。
<よくある解答時の癖>
・ 選択肢の問題で、手前の答えの選択に引きずられる。
例 : 問1で「イ」を選び、問2でも「イ」を選んだ。だから問3は「イ」ではないと思ってしまう。
・ 選択肢の問題で2つまで絞れるが、最終的に選ぶ答えが正解ではない。
このような「癖」は、一人ひとりを丁寧に指導し、どのような思考で解答しているのかを
チェックしなければ見つけることができません。
「問題文をよく読みなさい」「丁寧に読みなさい」「線を引きながら読みなさい」
といったところで、生徒は「よく読もうとする」「丁寧に読もうとする」「線を引いてみる」のですが、
結果はなかなか変わりません。「癖」を発見し、その癖を修正する具体的な方法と実践が必要です。