2011年10月28日
東京都 中学受験:算数
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
「ラスト100日!」
今までこんなに勉強したことがあるだろうか?というくらい時間を費やして、日々受験勉強に
邁進している時期ですね。そして総勉強時間数の多くは 『 算数 』 に使うことになると思います。
計算問題・一行問題のように瞬発力勝負でスピードを強化するもの、
文章題や図形・場合の数のように、思考し解答を導くもの。算数の問題は大別するとこの二種類になります。
受験校の問題構成、問題数によって、どちらを強化するかが決まります。
また、この時期、受験生の耳には 『 ケアレスミスをなくそう! 』 という言葉が繰り返し届くと思いますが、
それだけでは、具体的にどうすればいいのかわからないというのが受験生の本音でしょう。
これからの時期は、生徒別に具体的な対策、対処法を授け実践させることが大切です。
【 「計算力」 ⇒ 「暗記力」 ⇒ 「試行力」 】
苦手な単元が明確であるケース(「流水算が苦手」「割引、利益の問題が苦手」など)は、
類題を徹底的に演習し体得するという方法があります。
また、漠然と「応用問題が苦手」というケースもあります。
どちらにせよ、まずはもう一度「解法を暗記する」ことをお勧めします。
例えば、「速さは?」と聞かれたら瞬時に「道のり÷速さ」と答える、といった具合です。
理屈の前にとにかく解法を徹底的に覚えます。
次は、問題を解き正解を出すところまで持っていく必要がありますから、「試行力」を鍛えます。
問題を見たときに「暗記」した解法のどれを使うか「試していく」作業を行う訓練です。
特に、普段から「問題をよく読みなさいと言われるが、よく読んでも解けない」という生徒の場合、
ほぼ思考停止の状態=解法を試行していない状態です。
『文章を読む⇒使えそうな解法を試す』ためには、
解放を暗記するために数多くの類題をこなし、見たことがある問題を増やすことに尽きます。
はじめは例題や基本問題のまる写しでも構いません。「急がば回れ」です。
【必要な単元の必要なレベルの演習に絞る】
目標は合格点をクリアすることであり、満点をとることではありません。
わかってはいるのですが、過去問を解くときについつい全問解こうとし、全問解説を受けたくなります。
ここで明確に要・不要のジャッジをしなければ学習効率が下がります。
ここで言う「ジャッジ」は、生徒の学力、得意不得意、合格ラインを踏まえて個別に行わなければいけません。
【計算問題対策は?】
毎日計算練習をしてもし過ぎることはありません。入試では、何回もやり直しをする時間はありませんし、
また、一回解いた問題はその場では正解にしか見えないものです。
計算問題は全問正解が鉄則です。見直しをせず、一回で正解を出す訓練をすることをお勧めします。