教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

 「ラスト100日!」

算数に多くの時間を割く中学受験の勉強。理科、社会は「暗記だから」と取組みが甘くなったり、

「苦手だから」と後回しになったりする生徒さんも多く、勉強の時間の確保が大きなテーマになります。

 

理科の勉強に大きく影響するのは家族の言葉です。

 「うちの家系はみんな理系はダメだった」

   → 子どもは理科ができるようにならないと思い込み努力をしなくなります。  

 「お母さんは理科が大好きだったのになぜかしらね」 

   → 子どもは劣等感を持ったり、逆に反感を持って取り組まなくなったりします。

 「お前は文系タイプだから理科は苦手だろうな」

   → 子どもはなんとなく説得力を感じ、苦手だと決めてしまいます。

 

4教科ありますから、得意不得意や好き嫌いの順番はどうしてもついてしまうものです。

ただし、理科は短期的に点数を上げることが場合によって可能な教科です。

理科を好きになってもらうには、まず点数アップを果たしてからでも良いかもしれません。

 

 

【理科は「単元攻略」教科】

理科のよいところは、 『 単元どうしの関連性が薄い 』 という点です。

「電流が苦手だから光合成も理解できない」、「気体の性質がわからないからテコが理解できない」

ということは起こりえません。

理科は大きく「化学」「物理」「生物」「地学」に分類できるのはご存知の通りです。

更に分類すれば、電流、圧力、ものの溶け方、酸とアルカリ、棒のつりあい …

それぞれ独立して勉強できるものばかりです。

入試では一度に全単元を問われることはまずありません。限られた時間内で限られた問題に取り組むのですから、

全てを完璧にするのではなく、出る可能性のある単元を優先的に勉強することが大切です。

関連性が薄いからこそ、一つずつ、「この単元の問題は解ける!」というものを作っていけます。

 

 

【さらっと一通りの勉強はNG できるものを増やしていく】

夏期講習、冬期講習、あるいは入試直前期は、「総まとめ」「総整理」という言葉を良く耳にします。

しかし、理科に関してはちょっと立ち止まって考えてみてほしいと思います。

夏期講習で理科をとったけど点数が上がらなかった、というのは実はよくある話です。

単元ごとのつながりがほとんどないものを少しずつつまみ食いしているだけでは、

理解できるようにはなかなかなりません。

理科がほぼ仕上がっている受験生以外は、「総整理」の勉強という考え方を切り替えることをお勧めします。

 

まず、志望校の理科の過去問について ①頻出単元を調べる ②ほぼ出題されない単元を調べる

 ①の頻出単元については一つ一つ、ゼロからきちんと時間をとって勉強をやり直します。

 ②の出題されない単元については、状況によってはもう勉強しないと決めるのも方法の一つです。

つまり優先度を明確にし、優先度が高いものからひとつひとつクリアしていくということです。

最終的にはそのほうが点数が取れるようになります。

 

 

【暗記の工夫=漢字練習とは違うはず】

理科の勉強の基本は、「実験」と「観察」です。入試問題でも実験の図を与えられることがよくあります。

理科(社会)の用語を覚えるときに、漢字練習や英単語練習のように、

その用語を紙やノートに何回も書いて覚えようとする生徒さんがいます。

結果が伴っているのであれば有効な方法ですが、結果が伴わないようであれば方法を変えましょう。

 図や表と合わせて視覚的に覚える = 実験・観察の方法や様子を理解する

面倒でも、きちんとまとめノート(できれば色を使って見やすく)をつくる勉強が、近道です。

本当は、何度も実験や観察を行うことが一番効果があるのですが、現実的には難しいでしょう。

たとえば、eカテイ塾 のような映像を用いて勉強することは、限られた時間しかない受験生にとっては

効率の良い勉強法だと思います。

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