2011年11月13日
東京都 塾・予備校と家庭教師の活用法
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
大学受験生は、赤本を使っての実践演習、大学入試センター試験対策を行っている時期です。
高校受験生は、内申が最終的に決まる最後の定期テストに向けてがんばっているところでしょうか。
中学受験生は、過去問にとりかかり弱点強化の真っ最中でしょう。
1:1、マン・ツー・マンの学習指導の効用はすでに知られているところですが、
塾や予備校と組み合わせて効果をあげているケースもあります。
特に医学部受験、中学受験では受験校別の傾向に合わせた対策が有効であるため、
家庭教師と併用もしくは家庭教師への切り替えが増えています。
中でもなかなか成果が見えない受験生を中心に増加しています。
【 1:1指導が有効な医歯薬系大学受験 】
和田秀樹氏が唱えるように、医学部、歯学部、薬学部の受験には1:1の教育が効果を発揮します。
試験の形式や傾向が大学ごとにはっきりしているため、受験校に狙いを定め、効率よく受験勉強を進めやすいためです。
「医学部を目指す=難問が解ける」というイメージがあるせいか、基礎を飛び越えてひたすら難問を解くことに終始してしまったり、
志望校に不要な単元や不要なレベルの問題にまで手を広げてしまい、非効率かつ得点力に結び付かない学習をしている
受験生が多いようです。
一人ひとり、受験校の傾向と現状の学力を元に学習計画をきちんと立てて実行することが 合格への最短ルートですから、
思い切った対策を打つ必要があります。
浪人生の場合は、予備校の午前中の授業を選択することで、通学=生活のリズムを保つ、という効用が期待できます。
また、科目別に見て、すでに合格ラインに達している科目や得点源の科目については、さらに得点アップを目指すために
予備校で難問に挑戦することは一定の効果が期待できます。
ただし、苦手科目や合格ラインに到達していない科目や、過去問を解いてみたら思ったように点数がとれない科目については、
すぐにでも基礎から勉強するべきです。予備校の進度に合わせることよりも、問題解決を最優先するべきです。
すでに志望校合格ラインに達している場合や過去問で合格点を十分クリアできている場合は 予備校を、
そうでない場合は1:1の家庭教師の指導が合格への最短ルートと言えます。
【 国立・私立中学受験 】
中学受験の勉強のスタートは、難関中を目指す場合は3年生から。遅くても4年生からは塾に通う形が多いようです。
基礎学力があり能動的に勉強するタイプの場合は楽しく塾で学べるので、塾だけで成績をキープできるようです。
首都圏の中学受験対応の塾は、テストとそのテストに合わせた講義を提供し、宿題を出すところまでを担います。
理解をするために必要な家庭学習については、生徒本人と家庭に委ねているようなところが大半です。
そのため、必然的に家庭でのケアが必要ですから、保護者の協力が必要不可欠です。
ところが、“宿題を終わらせること”が目的になってしまったり、場当たり的な勉強になってしまったりするため
伸び悩んでしまうことが起こりがちです。
ついつい伸び悩みの要因を「やる気」の無さにしがちですが、実は、理解が不十分なまま宿題を消化せざるを得ず、
その結果、組み分けテストで結果がでないという悪循環に陥っていることがほとんどです。
この点に気付いている方は、苦手科目や伸ばしたい科目については家庭教師の指導を組み合わせるケースが増えています。
受験生にとっては、一人ひとりに合わせた、意味のある過去問指導が必要です。
一人ひとりに合わせて、時間配分や問題を解く順番を、受験する本人が最大限のパフォーマンスを発揮できるように
カスタマイズしてあげたいところです。
また、合格点を取るために、どの科目のどの単元を強化するべきなのかをジャッジし、基礎から固め直す必要があります。
そのために家庭教師、特にプロ家庭教師の指導が効果的です。
【 中学受験・都立中高一貫校対策は家庭教師 】
ご存じのように、私立中学受験とは一線を画す「都立中高一貫校」の入試。
各校が知恵を絞って作りこまれた検査問題は、小学生にとって難しい問題です。
ベースになる基礎学力を身につけること、問題を読み取り整理して答案を作ること、文章で表現することを
考え方から答案の書き方まで一から教わる必要があります。
また、受験校によって出題のスタイルや傾向が異なりますから、「白鴎中」対策、「小石川中」対策、
というように受験校別に仕上げの対策をとりましょう。添削指導だけでは心配です。
【 一貫校の内部進学対策・高校生の進級対策 】
学校の進度、試験のタイミングは、都立・私立問わず高校ごとに異なります。
学校の授業と密着した勉強を進めるべきであることは自明なのですが、
中には進度が合わない塾や予備校に通う生徒も少なからず存在します。
テスト前は学校のテスト対策をやってくれるという塾もありますが、
テストの直前だけカリキュラムを中断してテスト対策をするとなると、
付け焼刃のテスト対策であったり、プリントや問題集のコピーをもらって満足してしまうことがあります。
また、塾や予備校の通常の授業は、その塾や予備校のカリキュラムに沿って進みます。
その時の単元がわからないままということにもなりますからかえってマイナスになることも考えられます。
学校の授業と歩調を合わせながら、学習量を調整することが大切ですので
自分の学力と学校の進度と両方を組み合わせた1:1の指導が最も効果を発揮します。
【 部活や習い事と勉強の両立 】
部活や習い事をしている生徒が大半です。
通学に時間がかかるケースや帰宅時間が遅いケースで心配なのは「帰ってきたらまず寝る」ことが習慣化している点です。
つまり家庭学習がほとんどゼロであったり、夜中に起きて少しだけ勉強したりするのですが、成績がじり貧になり、
その結果進学意欲や将来の夢に向かうモチベーションが下がってしまうことがよく起ります。
眠くても、眠りかけても、最低限の学習量を確保することが必要です。
家庭教師の先生は、眠そうな生徒を励ましながら勉強させることができる手段でもあります。