2011年12月11日
東京都 苦手科目克服(高校入試頻出単元・理科編)
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
受験生は、中学校での三者面談がほぼ終わり、後は入試まで走るのみです。
苦手意識を持つ受験生が多い 「 理科 」 ですが、やり方次第で点数を積み上げることが可能です。
合格最低点までの差が大きい場合は、理科の点数アップを考えるのは有効な戦略の一つです。
【問題集を始めからやるのはお奨めしません!】
総復習をしようと、問題集を最初から取り組むというケースはごく普通にあります。
この時期の受験対策としてお奨めできない理由としては、「植物」や「動物」の分類等に時間がかかり、
頻出単元である化学分野、物理分野に手が回らないということが考えられるためです。
理科は、英語のような 「 積み上げ型 」 の教科と異なり、「 単元別学習 」 が可能な教科です。
優先度の高い単元から取り組むことが、点数を押し上げていくコツです。 ※都立高校の出題傾向はこちら
【優先度の高い第一分野(物理/化学)の単元】
物理分野は
1. 光と音 ※平成23年度は出題されていませんが20、21、22年度出題
2. 力と圧力 ※計算力と基本原理を押さえる
3. 電流とその利用 ※毎年出題。磁界、回路、図を用いる問題が頻出
4. 運動とエネルギー ※平成23年度は大問2の融合問題で触れられた程度だが毎年出題
化学分野は
1. 気体の発生と性質、水溶液 ※平成23、21、20年度出題。実験が重要。
2. 化学変化/化学反応式 ※元素記号、化学式、化学反応式、どれで答えるか、中和などの実験が重要
【優先度の高い第二分野(生物/地学)の単元】
生物分野は
<植物>
1. 「つくりとはたらき」と「種類」のどちらかが必ず出題
2. 観察中心。光合成(対照実験)、単子葉類と双子葉類の分類、葉、茎のつくりなど
<動物>
1. 生物どうしのつながりと分解者(平成21年)など大きいテーマが大問になることがある。
2. セキツイ動物などの分類は小問頻出
<細胞 頻出!>
1. 細胞、細胞分裂の観察など。使用する試薬や器具。
2. ここ数年、遺伝に関する出題がないが、出題の可能性はある。