2011年12月16日
東京都 冬休みの勉強法(小学生)
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
もうすぐ冬休みです。冬休みは年末の大掃除のお手伝いをする小学生もたくさんいることでしょう。
自分の机周りの整理整頓と同時に、なにか一つや二つでも掃除をする場所を決めて取り組んでみるのも、
成長するよい機会になると思います。
勉強面については、取り戻し学習をする時期です。9月から3か月半、長い期間勉強が進んでいます。
理解が十分なところ、不十分なところを仕分けし、不十分なところはしっかり復習しましょう。
また、冬休みは日々の学習習慣が崩れやすい時期です。毎朝取り組んでいた漢字練習や計算練習が、
年末年始をきっかけにやらなくなってしまったり、読書習慣がストップしたりすることがあります。
お正月に一時的に中断したとしても、学校が始まる前に再開できるようにしましょう。
【小学生 低学年】
日々の学習習慣が定着するかどうかは、低学年のうちに机に向かうことを習慣化できるかどうかが影響しています。
一日30分でもいいので、冬休み中でも机に座らせて、勉強や読書をするように導いてあげてください。
ぜひ取り組んでいただきたいのが、「 問題を解く手順をしっかり見てあげる 」ということです。
勉強に慣れてくると、問題を解いたり練習したりする間は本人に任せ、終わったらチェックをすることが多いようです。
低学年の段階で必要なことは、「 習った通りにする 」ことができるようになることです。
ミスが多い生徒は、どこかやり方がおかしかったりします。計算、漢字の正解もたまたまかもしれません。
いつも数か所間違いがある場合、たいていは解く手順が曖昧なために、毎回あれこれ考えながら解いているため、
同じ問題を毎回違うやり方で解いて、間違えるということがあります。
保護者の方は、問題を解くときのお子様の目の動き、解く手順を見て、必要に応じて修正とアドバイスをしてあげましょう。
低学年の生徒さんには、いろいろまとめて教えても混乱してしまいます。
やり方が定着するまでは、その都度修正とアドバイスを行ってあげて下さい。
冬休み中も継続しておきたいこと
① 計算練習 … 継続は力なりです。間が空くとスピード、正確さが落ちてきます。
② 漢字練習 … 習った漢字も使わないと忘れます。漢字帳にはその漢字を使った短文がありますから、
短文を書かせて音読させることをお奨めします。
③ 読書/教科書音読 … 行をきちんと追いかけて文章を読む訓練です。句読点を意識してメリハリをつけて。
【小学生 高学年】
高学年で差がつきやすいのが算数です。また、苦手意識が強まるのもこの時期です。
①数字の桁数(大きな数) ②分数、小数 ③割合の基本 ④単位換算 ⑤グラフ ⑥図形の角度、面積
①、②は理屈よりも先にやり方を教えて解かせて、「正解する」という体験をこまめに繰り返すことが大切です。
苦手意識が強い場合は、隣に立ってやり方を声に出しながら一緒に解いてあげるところから始めるとよいでしょう。
一人で「どうしよう」と思いながらにらめっこする時間が長いほど、ますます嫌いになってしまいます。
③、④、⑤、⑥は習熟度に応じて、「どこまでできるようになるか」のハードルをきちんと決めてから復習を
することをお奨めします。また、反復練習が効果を発揮しますから、必ず翌日以降早いうちに同じ問題を
繰り返し解かせることをお奨めします。