2012年8月13日
東京都 高校入試 理科シリーズ(第2回)~生物分野~
こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。
受験生のみなさん、復習・苦手克服は順調に進んでいますでしょうか。
この夏休みが復習にじっくりと時間をとれる最後のチャンスですので、
逃げずに取り組むようにしましょう。
「高校入試 理科シリーズ」の前回は、問題構成と実験・観察に焦点を当ててお話ししました。
問題構成として、化学・物理・生物・地学の各分野バランスよく出題されていることがわかりました。
今回は、「生物分野」についてお話しします。
生物分野は、基本的な知識を問う問題が多く出題されるため、正答率が高くなっています。
正答率が高い、ということは、ここでミスを連発してしまうと、周りの受験生との差が大きく開いてしまいます。
それを避けるためにも、確実に得点できるよう、生物分野のポイントを押さえておくようにしましょう。
頻出単元は「細胞」です。
細胞分裂の観察手順や、その観察に使用する試薬、顕微鏡の操作等、今一度確認をしましょう。
特に、試薬については、名前だけでなく、
「何を」調べるために使用するのか、
「何と」反応するのか、
その結果「どのように」変化するのか、を押さえましょう。
プレパラートの作り方も忘れずに。
また、都立入試の解答は記号選択が多くなっています。
しかし、記号選択と言っても、「理由と手順」等、選択肢は2つの組み合わせになっているものが
あります。つまり、観察手順は分かっていてもその理由が分からない、試薬の色の変化がわかっても
それがどういう意味なのかわからない、という状態では、記号選択とはいえ得点ができません。
曖昧なまま試験に臨んで、悔しい思いをすることがないよう、
この夏休みに丁寧に復習をするようにしましょう。
教科書の内容が理解できていれば、入試問題も恐れることはありません!
教科書の観察や実験手順の確認がまだできていない人は、早速取りかかりましょう。