教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

夏休みも終盤にかかり、都立高校入試まであと半年を切りました。

 

「高校入試 社会シリーズ」の前回は、問題出題傾向と対策についてお話ししました。

問題構成は、都立高校では、大問1は3分野融合、大問2・3は地理、大問4は歴史、

大問5は公民、大問6は融合(地理・公民)という形式で出題されるということがわかりました。

 

今回は正答率が高い「地理分野」に焦点を当てて、お話します。

 

 

【地理分野の出題内容】

総合問題を除く地理分野の出題は、大問1の小問で資料と地図の読み取りが1題5点分、

大問2の世界地理が5点×3問で15点分、大問3の日本地理が5点×3問で15点分、

合計35点が配点の目安です。

 

以下の例年の傾向から正答率が高いことがわかります。

 

大問1 資料と地図の読み取り

 記号選択 配点5点/正答率77%以上!

大問2 世界地理

 「時差」「自然環境、日本企業のかかわり」「貿易の特色」など

 記号選択 配点5点/正答率47%以上!

大問3 日本地理

 「都道府県の特色」「地形図の読み取り」「資料から産業構造の変化を読み取る」など

 記号選択・記述 配点5点/正答率55%以上!

 

 

【地理分野の傾向と対策】

東京都立高校入試の社会では、主に大問2と大問3で地理分野が出題されます。

読図問題(地図、表、グラフ、資料)がカギです。図問題でほぼ確実に出題されるのは、

1.時差、2.気温・降水量、3.地形図、4.貿易統計です。

 

・時差の問題

ポイントは日付変更線です。練習をしておけば確実に点がとれますから

必ず練習して慣れておきましょう。

 

・気温・降水量の問題

気温・降水量の読み取りが苦手な受験生は多いと思います。方法は2つ、

「グラフの形を覚える」か、「平均や変動を覚える」かです。

「気温・降水量の年間平均値」「月によって変化が少ないか激しいか」の2点をチェックしましょう。

気温の変化が谷折れ形になっているだけで南半球と当たりがつけられます。

(平成22年度、大問2、問1)

四季の変化が豊かな日本の場合は、梅雨・台風・冬季降水量(=降雪量)がポイントです。

 

・地形図の問題

地図記号を理解し、地図上の距離を実際の距離で求められるようにしておきましょう。

 

・貿易統計の問題

「日本との輸出入額の変化」は毎年必ず出題されています。

2つ以上の年代が取り上げられていることが大半ですから、その変化に注目しましょう。

また貿易相手国トップ3もよく使用される資料です。

主要輸出品の表も使えば、確実に答えが絞られます。

貿易統計の読み取り問題では、記述問題が課されることもあります。

グラフから読み取ったことを素直に答案にまとめれば、それだけで点数がもらえます。

 

資料読み取りが中心ですが、知識として基本的な事柄、常識の範疇に入るような用語については、

きちんと理解し、書けるようになっておく必要があります。

地理が苦手だという人は、過去問をやる際に面倒だと思わず、

とにかく解いてみる書いてみるという癖をつけていきましょう。

過去問をこなし、頻出単元に慣れていくことで正答率は必ず上がります。

 

以上を参考に過去問を解いてみてください。

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