2012年9月21日
東京都 高校入試 社会シリーズ(第3回)~歴史分野~
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
少しずつ秋の気配を感じるようになってきましたが、まだまだ暑い日々が続いています。
入試まであと半年を切っています。体調管理にも気をつけながら受験勉強に励んでいきましょう。
先日から高校入試の各教科への対策をテーマにお送りしています。
今回は「社会シリーズ第3回~歴史分野~」です。
都立高校の出題傾向について再度確認をしておきましょう。
社会は6つの大問から構成されています。
1:3分野の融合小問
2:世界地理
3:日本地理
4:日本の歴史
5:公民
6:各分野の融合問題
となっています。
社会シリーズ第2回では地理分野の対策についてお話ししました。
今回は歴史分野の対策についてお話しします。
都立入試の歴史分野で必ずと言っていいほど出題されているのは、
各時代の様子、出来事を古いものから順番に並べる問題です。
8月に行われた「都立そっくりもぎ」にも同様の問題が出題されていました。
選択肢にある人物名や語句から、どの時代かを導けるように学習を進めましょう。
おそらく「徳川家康」とあれば、江戸時代のこと、江戸幕府を開いた人だと多くの方がわかるでしょう。
では、「生類憐みの令」とあったとき、誰がこの法令を出したのか、それはいつか、
なぜこの法令が出されたのか、答えられるでしょうか。
「徳川慶喜」とあったとき、何代の将軍で、何をした人か、その人が行ったことによって
何が起こったのか、答えられるでしょうか。
これらはすべて江戸時代の出来事です。
上記の問題が出てきたときに、並び替えはできるでしょうか。
丸暗記ではなく、人物名や語句を関連付けて覚えていくことを意識しましょう。
また、出題傾向から分かるように、地理との融合問題もあります。
歴史を勉強しながら、その地域は現在の何県であるのか等、地図も確認するようにしましょう。
社会は暗記がメインですが、教科書とにらめっこしていても頭に入りません。
正しい漢字を覚えるためにも、文字で書いて覚える方法も取り入れましょう。
図に表わし、時代の流れを年表ではなく図で覚えていくのも方法の一つです。
受験まで半年を切りましたが、まだ時間はあります。
模試の復習、定期テストの復習等を怠らず、勉強の漏れをなくしていきましょう。