教育プランナーブログ

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こんにちは。トライ東京校本部です。

10月に入り、受験生の方々はさらに追い込みの時期に入っているかと思います。

今回のブログは、「推薦入試対策」がテーマです。

高校受験・大学受験それぞれについて、

推薦入試の制度システムと対策のポイントを確認していきます。

 

一般的に推薦入試は、英語や数学などいわゆる「学力」より、むしろ、

面接や実技、小論文など別の指標を中心に、生徒の選抜を行うシステムです。

一般入試に先だって行われるため、早目に学生を確保したい学校側にも、

早く進学先を決めて安心したい学生側にもメリットがあります。

以下、高校受験と大学受験に分けて説明していきます。

 

 

1.高校受験の推薦入試

都立の推薦入試は来春からガラリと性格を変えます。

今までは調査書(内申点)の点数、要するに学力ベースでほとんど合否が確定していました。

なので「受かればよし、落ちてもしかたない」という気持ちで受験する方も少なくありませんでした。

しかし、平成25年度入試より、調査書の配点割合が50%までに制限されます。

よって面接・集団討論や作文・小論文、実技などの成果が大きな意味をもつようになったのです。

対策は必須です。逆にいえば、対策さえしっかり整え、自分をアピールできれば

推薦合格も夢ではありません。

具体的な方法として、以下を参考にして下さい。

 

【面接対策】

「なぜその高校に入りたいのか」「高校でどんなことをしたいか」「中学時代何を頑張ったか」など、

面接で良く聞かれる質問について深堀りして考えておく必要があります。

 

「雰囲気がいいから」といった表面的な理由では、面接官に自分の印象を強く残すことは

難しいでしょう。だからといって奇抜なことを言う必要もありません。

「なぜ」という自問自答を繰り返し、自分のコアの部分から「本当に高校に行きたい理由」

発することができれば、好印象を与えることができるでしょう。

 

【集団討論対策】

来春のテストより初めて導入される、集団討論。ディベートの様に意見を戦わせることは

ないようですが、与えられたテーマに対して自分の意見を2度述べる必要があります。

(1回目と、他人の意見を聞いた後改めて2回目)

 

討論のテーマはそこまで難しくなく「学校への携帯電話の持ち込みの是非について」といった

身近に感じられるものになっています。

したがって、意見を述べる時のポイント(結論から述べる、客観的な理由で肉付けをする、

譲歩を取り入れながら説得力を増す、など)を押さえたうえで、身近な事に対して

自分の意見を述べる練習をしておくのが良いでしょう。

学校の先生に話を聞いてもらい、チェックしてもらうと良いでしょう。

 

【作文・小論文】

学校によってテーマはさまざまです。昔の偉人たちの言葉を引用しながら、考えを記述させたり、

携帯電話など身近な出来事について意見を書かせたり、エネルギー問題など昨今話題になっている

ことを問うなど、内容は多岐にわたります。

 

日頃の情報収集が命です。ニュースや新聞のコラム欄をチェックし、

そこに書かれている主張と、その主張の理由を読み取っていきましょう。

作文・小論文で求められているのは、奇抜な意見ではなく、「なぜそう考えるのか」という論理性です。

一朝一夕で文章力を高めることは難しいので、自分で意見を実際に書いてみるトレーニングを

積んでおきましょう。

 

 

2.大学入試の推薦入試

大学入試の推薦入試は、指定校推薦、公募推薦などがあります。

高校の推薦入試と同様、学校の調査書(書類審査)に加え、面接や小論文が課されることが多いです。

基本的な対策方法は高校の推薦入試と大きく変わりませんが、以下の点には十分留意してください。

 

【面接対策】

大学によっては、学力テストの代わりとして口頭試問に近い面接を行う大学もあります。

また高校入試よりもより具体的に、「どんな研究がしたいか」といった大学生活への展望を問われます。

その大学で盛んな研究内容や、教授陣をチェックしたうえで、

自分のやりたいことを述べることが出来ればベターです。

 

【小論文】

大学入試レベルの小論文になると、単なる「作文」では評価されません。

目線を「自分」ではなく、「他人」や「社会」に据え置いて、一つの物事をどれだけ多面的に

捉えることが出来るかがポイントです。

小論文で出題されるテーマは、答えが一つに決めづらいことが多いです。したがって、

多種多様な意見がある中で、自分の意見の正当性について論理的に述べる必要があります。

 

興味のある学部に関係する新書を読んだり、新聞の社説を参考にしながら、

自分の意見を養っていきましょう。

また学校の先生に依頼し、添削してもらうことが必須です。

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