2012年10月19日
東京都 高校入試制度
こんにちは。家庭教師のトライ東京校です。
今回のテーマは前回に引き続き、受験生必見!
「東京都公立高校入試制度」についてです。
5月にも公立高校入試制度に触れましたが、10月になり日程や入試選抜内容が確定しました。
そのため改めて新入試制度についてまとめたいと思います。
■平成25年度公立高校入試の日程は以下の通りです。
【推薦入試】
願書受付日:平成25年1月24日
実施日:平成25年1月27日~28日
合格発表日:平成25年2月1日
【学力検査(第一次募集及び分割前期募集)】
願書受付日:平成25年2月7日・8日
実施日:平成25年2月23日
合格発表日:平成25年2月28日
■選抜内容は以下の通りです。
【内申書】
内申点は中3の成績のみが対象。
学力検査に基づく選抜の場合、
9教科の成績を5段階で評価し、学力検査がない実技教科に重みをつける。
学力検査を5教科行う場合の内申点は、
「5教科×5段階」+「実技4教科×5段階×1.3倍」の51点満点となる。
これがいわゆる「換算内申」と呼ばれるもの。
推薦に基づく選抜の場合は、
「観点別学習状況の評価」か「評定」のどちらかを点数化したものが用いられる。
【推薦入試】
おもに都立高校全日制課程で実施。対象となるのは、
平成24年12月31日現在、都内在住で、都内の中学校に在学していて、
入学後も引き続き都内に在住し、平成25年3月に都内の中学校を卒業する見込みの生徒。
なお、推薦入試は志願する都立高校を第一志望とする生徒を対象に実施。
推薦の種類は、一般推薦と文化・スポーツ等特別推薦がある。
一般推薦での合否は、おもに内申書と面接をもとに総合的に判定される。
高校によって作文、小論文、実技検査を行う場合は、それらも点数化して総合成績に加えられる。
文化・スポーツ等特別推薦では、実施する高校ごとに厳しい推薦基準がある。
一般推薦枠の内数とした特別枠で行うが、実施しない学校もある。
選考については、調査書および面接の点数によるほか、小論文または作文、
実技検査を実施する学校ではこれらを総合した成績で行う。
【学力検査】
学力検査(多くの高校は各教科100点5教科の500点満点、試験時間は各教科50分)と
内申点、高校によっては面接や作文なども実施し、それらの総合成績で合否判定する。
学力検査点と内申点は計1000点満点(総合得点)に換算される。
学力検査点:内申点の比重は7:3、6:4、5:5、4:6の中から各高校で決定。
国数英を自校作成問題で実施する高校もある。傾斜配点を実施している高校・学科(コース)もある。
【学力検査によらない入試】
エンカレッジスクールでは、学力検査を行わず、調査書、面接、小論文または
作文および実技検査の結果を総合した成績で選考を行う。
チャレンジスクールでは、学力検査の実施および調査書の提出は行わず、
自己PRカードに代えて志願申告書、面接および作文により選考を行う。
※私立高校入試について
10月に入り、東京都生活文化局私学部は、都内私立高校の平成25年度入学者選抜実施要項を
発表しました。生徒を募集する学校数は、全日制課程185校で、前年度比1校増加。
募集人員の合計は、全日制課程37,358人で前年度比162人の増加となっています。
東京都の私立高校の実施要項について、男子校、女子校、男女校別に
次の内容が一覧で発表になっています。
・学校名・学科・コース名・募集人員
・願書締切日・選抜日・試験科目等・合格発表日
・入学手続締切日・併願者の特例取扱いについて
詳しい情報は、東京都のホームページから、
「分野からさがす」の「教育」→「私立学校」→「プレス発表資料」→
「2012年10月4日 平成25年度都内私立高等学校入学者選抜実施要項」
でご確認ください。
入試まであと4か月を切りました!
残りの日数でやるべきことは、
頻出問題・正答率の高い問題は確実に正答する「得点力」の強化です!
これまでのトライブログで、入試出題傾向をまとめていますので、
ぜひ再チェックして、テクニックや得点力をつけていきましょう。