2012年10月30日
東京都 中学入試 平成25年度の動向
こんにちは。
家庭教師のトライ 東京本部です。
さわやかな秋晴れのなかに、寒さを感じる時期になってきました。
少し前まで、「あと半年ある」と思っていた受験も、あと4カ月という状況になってきました。
ここだ、と決めた志望校に向けて対策を行っている人もいれば、
進路について再度考え直している人もいるのではないでしょうか。
今回のブログテーマは、「東京都 中学入試 平成25年度の動向」です。
まず、昨年度の中学入試を振り返ってみましょう。
受験者数については、昨年は不況にもかかわらず、受験者数はほぼ横ばいでした。
また、人気校への集中化が顕著になりました。
東京都の人気トップ3は以下の通りです。
<男子校>
・東京都市大付属
・早稲田
・城北
<女子校>
・豊島岡女子学園
・大妻中野
・共立女子
<共学校>
・国学院大久我山
・渋谷教育学園渋谷
・東京都市大等々力
また、人気のある学校の特徴としては、
開成や駒場東邦など、「勉強をしっかりとさせてくれる学校」のイメージがあります。
大学合格実績のある学校も受験者が増加しています。
城北や巣鴨、光塩女子学院といった学校が挙げられます。
これは、中学受験がゴールではないという考えの表れともとれます。
入試日程については、午後入試の応募者が増加しています。
チャレンジのためであったり、押さえの為であったり内容は様々ですが、
学校側が午後入試の回数を増やしていることも、増加の要因と考えられます。
では、実際の学習で注意すべき点や、
今年の出題傾向はどのようになっているのでしょうか。
まず、国語と算数の2科の力をつけることが必要です。
4科の力をつけることで、入試のチャンスや選べる学校は増えますが、
基本的にはこの2科を押さえて自信を持てるようにしましょう。
そろそろ2科受験で行うか、4科受験で行うかの選択も迫られます。
模試の結果や、これまでの成果を考慮し、受験スタイルの選択をしていきましょう。
また、記述式の問題や、思考力問題への対策を進めていきましょう。
記述問題の分量は増加しています。さらに、勉強してきたものを発揮するというよりも、
その場で問題と向き合って自分の考えを述べる、というものが多くなっています。
内容に関しては、時事的なことがらや、身近なものを扱っているものが目立ちます。
テキストに向き合うだけではなく、日々のニュースや体験等を大切にしていきましょう。
日々、「これについてどう思う?」など、親子の話題にあげ、
話をしながら考える習慣をつけていくといいでしょう。
そして、最後に。これから諦めないことです。
これまで一生懸命勉強を続けてきたのですから、自信をもって、
目標に向けてラストスパートをかけていきましょう。
ただ、そのラストスパートが雑にならないよう、一つ一つの問題や選択と向き合うことを
忘れないようにしてください。