2013年3月9日
東京都 小5・中2・高2生へ 受験生の意識を持とう!
こんにちは!トライ東京本部です。
来年受験生になる方々は、勉強面の準備は進んでいるでしょうか?
「4月になってから心機一転・・・」と考えがちですが、
実はこの3月の過ごし方が、長い受験生生活を勝ち抜く上でキーになってくるのです。
今回のブログでは、受験生になるまであと1カ月を切った小5・中2・高2生の方々に向けて、
いま意識しなければならないこと、いましておきたいことを紹介していきます。
1.なぜ3月からなのか?――偏差値という数字の意味――
受験をする上で、どうしても意識しなければならないのが“偏差値”という数字。
“偏差値”とは、ライバルたちの中で自分がどのぐらいの位置にいるかを表わす指標です。
この“偏差値”を上げるために、実は学年が上がる4月より前の今の時期が非常に重要なのです!
なぜか?
多くの次期受験生の方は、4月から心を入れ替えて勉強しようと考えます。
全員が足並みそろえて勉強時間を増やしたり、塾や家庭教師を始めたりします。
このように、周りと同じ時期にスタートを切ってしまうと、周りの子と同じ成長曲線を描く可能性が
高くなり、「テストの点数は上がってきたが偏差値が変わらない!」という状況に陥ってしまうのです。
“偏差値”はあくまで順位を表わすもの。
周りと一緒のペースで成長しても、全体の中での自分の順位は変わらない・・・
これを避けるためには、「周りがやりたくない・気持が上がらないときに準備を進めておく」ことが
必要です。みんなが「4月から・・・」と考えているいまこそ、遅れを取り返し、準備を進める
重要なタイミングといえます。全力疾走の中で競うより、相手が休んでいるときに歩みを進めた方が
はるかに自分のレベルを上げやすいのです。
2.何をすべきか?――自分の弱点と強みを把握する――
範囲が決まっている定期テストや単元確認テストと異なり、本番の試験は非常に広範囲です。
やみくもに勉強していくのではなく、目標に合わせて、
「今の自分の弱点単元は何か?⇒何に時間をかけなければならないか」を
把握したうえで学習計画を立てていくことが大切です。
中学受験を控えた小学5年生の場合、ハイスピードで塾で学んできた単元に
抜けが無いかをチェックすることが大切です。習い事や学校の負担が今まで多かった人は、
「わかったつもりになっていた」単元がある可能性が高いです。
これからは、単元チェックテストで高得点をとることよりも、模試や過去問で
結果を出していかなければなりません。模試のペースが速くなる時期を見据えて、
4・5年生で学んだことを総復習していきましょう。ノートや過去の単元テストの見直しが有効です。
高校受験を控えた中学2年生の方は、部活との兼ね合いが大きなポイントになってくるでしょう。
1日に取れる勉強時間には限界があると思いますので、1週間でテーマを決めて
自学習を進めておくとよいでしょう。学年末テストの復習ももちろんですが、
高校受験の試験範囲の7割が1・2年の既習範囲であることを踏まえ、
基礎問題の演習、特に英数の準備を進めておきたいところです。
単語や計算練習など、いわゆる「筋トレ」にあたる学習内容を実行し、
ニガテ単元をあぶりだすだけで、4月以降の勉強のピントを合わせやすくなります。
大学受験を控えた高校2年生の場合、自分の受験科目に合わせて年間の勉強計画を
立てていきましょう。通う学校によって、学校のテストへの力の入れ具合は異なってきます。
推薦より一般受験を検討しているのであれば、やはり最も完成に時間のかかる
英数の単元演習をすべきです。模試が本格化する夏以降に備えて、
英語は文法事項の総復習と構文把握の演習を、数学は基礎問題をまとめて解いて、
出来るところと出来ないところを分けることから始めていきましょう。
試験本番まであと1年。
最も時間をかけなければならない科目・単元は何か。
この3月は、他の受験生に先立って、年間の戦略を立てていく重要な時期です。