教育プランナーブログ

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こんにちは!家庭教師のトライ東京本部です。

2月28日に都立高入試の合格発表が行われました。

 

全日制の実質倍率1.41倍(前年度1.42倍)で前年度とほぼ同様の倍率となりました。

普通科、専門学科の多くと総合学科のいずれも昨年並みの倍率でした。

 

最終応募時の倍率が2.78倍(男子のみ3.17倍)と高かった日比谷高校は、

最終応募人員705人のうち受験したのは551人で、実質倍率は1.91倍となりました。

 

 

○都立進学指導重点校の応募倍率と実質倍率 *( )内は前年/数値は男女計

応募倍率                      実質倍率

日比谷高校      2.78(2.94)     1.91(1.98)

都立西高校       2.21(2.44)     1.65(1.82)

国立高校       2.12(1.87)↑    1.86(1.57)↑

戸山高校       2.35(2.43)     1.85(2.06)

八王子東高校     1.39(1.53)     1.27(1.39)

青山高校       1.96(1.88)↑    1.70(1.62)↑

立川高校       1.64(1.70)     1.52(1.54)

 

 

さて、本日は今回行われた都立入試の試験問題を、

いつもとは違った角度から検証してみたいと思います。

 

来年都立高校を受験しようと考えている中2の皆さんは、

既に問題をチェックしていると思いますが、各科目の「出題の方針」に目を向けたことはありますか?

どのようなことが書かれていたか、今から各科目の「出題の方針」を実際に見てみましょう。

 

 

【国語】

国語を適切に表現し正確に理解する能力をみるとともに、

伝え合う力や思考力及び想像力を総合的にみる

 

【数学】

数量や図形などに関する基礎的・基本的な事項についての知識・理解をみるとともに、

数学的な見方や考え方、数学的な技能に関する能力をみる

 

【英語】

初歩的な英語を聞いたり読んだりして、話し手や書き手の意向などを理解するとともに、

自分の考えなどを表現するコミュニケーション能力をみる

 

【社会】

地理的分野、歴史的分野及び公民的分野について、基礎的・基本的な知識・理解及び

技能をみるとともに、地図や統計等の資料を活用して、社会的事象を多面的・多角的に

考察し、表現する能力をみる

 

【理科】

自然の事物・現象について、基礎的・基本的な事項の知識・理解をみるとともに、

観察・実験や探求的な活動を通して科学的な思考力や表現力をみる

 

 

ほとんどの科目で『基礎的・基本的』という言葉が書かれています。

改めて言いますが、「都立入試は基本が大切!」ということです。

 

これから春休みを迎える中1・中2の皆さんは、春休みを利用して

中学内容の最初から、場合によっては小学校内容にまでさかのぼって、

自分の学力に抜けているところが無いか確認しましょう。

 

同じようによく登場するのが『表現(力)』という言葉です。

都立入試ではほぼ毎年この『表現(力)』が試験方針に含まれています。

 

国語だけでなくいずれの科目においても

「図をみて説明せよ」「○○というキーワードを使って説明せよ」というような、

表現力を試す問題が出題されています。

 

これには日頃から、答えの導き方や答えの根拠を自分の言葉で説明できるように

練習することが必要になります。トライが提唱している「ダイアログ学習法」と同じです。

 

基礎内容も表現力も習得には時間がかかりますが、意識的に取り組むことで必ず身につきます。

次の入試に向けて今から準備にとりかかりましょう。

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