2013年10月16日
東京都 中学入試の傾向と対策 算数編
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
中学受験まであと3か月半になりました。
これからの時期は暗記科目の学習に時間もとられると思いますが、
算数は決しておろそかにしてはいけない科目です。
今回はこれからの算数の受験対策についてお話します。
この時期からの算数の勉強は志望校の傾向に合わせた戦略的な学習が必要になってきます。
志望校の傾向を分析する上で以下のことを意識してください。
・頻出度の高い単元は何か。また、低い単元は何か
・毎年似たような傾向の出題かどうか
・処理能力・スピードを問う形式か、思考能力を問う形式か
・答えだけを求める形式か。途中式・思考過程を記述する形式か
・問題の基礎・標準・応用の割合
上記の項目によって、どの教材・問題を使い演習していくか選ぶべきか決まってきます。
以下に、傾向と対策の取り方の違いを比較するため、
人気中学を取り上げ傾向と対策について紹介します。
【桜蔭中学】
応用問題が多く、思考力が必要な問題が多く出題されます。
もちろん特殊算の仕組みを理解し使えることが求められます。
対策方法:応用問題中心に演習を繰り返し、自分で思考できる力をつける必要があります。
しっかり解答を見て、理解していく学習が必要になります。
苦手な単元の応用問題を抽出し、優先順位をつけ対策していく必要があります。
【慶応中等部】
処理能力の早さが求められ、短時間で基礎~標準の問題を大量に出題されます。
高得点を競いあう傾向であるため、ミスをなくす必要があります。
対策方法:基礎~標準レベルの問題を短時間で解ける訓練をしていく必要性があります。
じっくり考えて解くより、早く答えを導き出す力が必要になります。
必ず、時間を定めて問題演習を行っていきましょう。
また、ミスをしやすい項目を抽出し、失点をなくす対策も必要です。
【公立白鴎中学・両国中学】
数学的思考能力・表現力が問われます。特殊算を覚える必要性はありません。
考え方や説明の仕方を見る形式であり、途中式の記述が必要になります。
対策方法:日々、与えられた情報・資料から自分の考え・発想ができるようになり、
それを表現していく訓練が必要になってきます。
グラフや規則性を見て、どのようなことが分かるか考え、表現させていきましょう。
夏休み~9月までは、基礎力を固めてきたと思いますが、
これからは、目標によって個人個人学習の仕方が変わってきます。
これからは、受験合格のための効率の良い学習の仕方を見つけ、行っていきましょう。
受験対策への有効な学習法に悩まれている方は是非トライに相談してみてください。
家庭教師のトライ東京本部