2013年10月24日
東京都 小論文のポイント
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
今回は、比較的勉強方法がわかりづらい小論文のポイントをとりあげます。
特に大学受験においては、AO入試、自己推薦、特別入試といった形で小論文が重要な位置を占めています。
テーマが決まっているものから、文章を読んだ上でその内容についてまとめるものまで、
さまざまな形式がありますが共通したポイントをまとめていきます。
<小論文の構成>
① 問題を提示する
どんな小論文においても、初めにテーマを設定することが必要です。
「~について書かれているが、~は正しいことなのか」といった書き出しからはじめていきます。
それに対して、「イエスかノー」あるいは「賛成か反対」で答えていくのが小論文の鉄則です。
② 意見を提示する
自分で立てた問題に対して、「イエスかノー」あるいは「賛成か反対」で回答していくところにつなげていきます。
ここで重要なのが、「絶対に正しい」「何が何でも間違っている」といった極端な書き方をしないことです。
たとえば、文章中に書いてあることについて反論したい場合は、
「もちろん~という意見も…という観点では正しいかもしれないが、私は、○○だと思う。」と答えると
柔軟な思想を持っている人だと評価されますし、文字数を稼ぐこともできます。
③ 意見の展開
さて、このパートが小論文の主軸となります。
①と②で問題とそれに対する意見を述べました。
③では、自分の持っている意見をさらに広げていきます。
ここで書くべきポイントは以下の4点になります。
1. 理由(どうして自分がそのように考えるか)
2. 経緯(その問題がいつから生じたのか)
3. 地理(どこでそういったことが起きているのか)
4. 対策(どうすればその問題が解決できるのか)
以上の4点をうまく織り交ぜていくことで、自分の意見の信憑性が高くなります。
④ 結論
結論を書く際には、余計なことを書かず、最初に示した自分の意見をはっきりと述べて締めることが重要です。
以上の4パートを極め、良い小論文が書けるように練習していきましょう。
また、小論文で問われやすいテーマはある程度傾向が決まっています。
グローバル化、人権、教育、女性、福祉、日本文化、現代医療、食生活、高齢化、環境、科学技術
といった内容が問われやすくなっています。
日ごろから、新聞や雑誌、新書などで現代が抱える問題を追っていったり、
現代文の問題を解く中で作者の意見がどのようなものなのか考えた上で
自分はどのように考えるのか書き出してみたりと高い意識が求められます。
トライにも、テーマ別で短期的に小論文の対策をしているお子様が多くいらっしゃいます。
小論文の対策ができていないという方がいらっしゃいましたら、私たちにお任せください。
家庭教師のトライ 東京本部