教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

 

さて、前回のブログでは、都立高校入試の数学を扱いましたので、今回は理科の対策についてご紹介します。

皆さんは、「カリキュラムギャップ」という言葉をご存じでしょうか。

 昨年4月、中学校の新学習指導要領が全面実施されました。

今の中学3年生が中学2年生のときですから、中学2年生以降の学習は全面的にこの新課程に基づいて行われています。

 
中学1年生の範囲は旧課程で学んだことになりますが、都立入試ではあくまで新課程にそって出題が行われます。
すなわち、移行期間中だった1年生のときに本格的に習っていないことが入試では出題される可能性があり、

これを「カリキュラムギャップ」と呼んでいるのです。
 

また、新学習指導要領にともなう新出の内容もあり、これらをまとめて「移行内容」と呼んだりもします。

 

少し驚いた方もいらっしゃると思いますが、

たとえば、「力のつりあい」、「水溶液とイオン」、「遺伝の規則性」、「月の運動と見え方」などが

この「移行措置内容」に該当します。

 

実際に都立入試で移行措置は出題されたのでしょうか。
平成25年度の都立入試を見てみましょう。

 

<平成25年度入試の理科において出題された移行措置内容(カッコ内は配点)>

大問2 問3 質量%濃度(4点) 正答率:16.9%
大問5 問2 酸・アルカリ(2点) 正答率:39.1%
大問6 問1 力とばねののび(記号選択)(2点) 正答率:78.6%
大問6 問1 力とばねののび(理由記述)(3点) 正答率:36.3% 
大問6 問2 力のつりあい(5点) 正答率:40.2%

 

いかがでしょうか。配点は合計16点になります。結構出題されていますよね。
理科の平均点が60.3点(100点満点)でしたので、この正答率を見ると

移行措置内容に皆さんが苦しめられたことがわかります。
しかし、都立入試における移行措置内容は全国と比べると少ない方。
全国平均では配点割合の実に30%がこの移行措置問題になっているのです。

 

つまり、平成26年度入試では、さらに配点が高くなることが予想できるのです。
具体的には、「浮力」、「電気量」、「遺伝」、「月の運動と見え方」など

まだ出題されていない単元が狙われる可能性があります。

 

トライでは、こうした最新の傾向を踏まえた上で、個々のお子さまに合った受験対策を行っています。
特に理科や社会は後回しになりやすいので、まだ対策に不安があるという方は、ぜひ一度ご相談ください。

家庭教師のトライ 東京本部

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