2020年1月16日
いよいよ2020年!!年始から次の学年までは何をするべき?
大阪の中学生・高校生の皆様こんにちは。
家庭教師のトライ 関西教務チームです。
今年もよろしくお願いいたします!
今回は、「来年・再来年に受験を迎える中学生・高校生の皆様」へ、年明けから4月までの学習についてのアドバイスをさせていただきます。
特に、来年に受験を控える中学2年生・高校2年生の皆様は、個のアドバイスをしっかり活かし、実りある1年にしてくださいね。
それでは、始めます。
【中学1年生の皆様へ】
●1~2月は学年末試験に注力しよう!
学年末試験は、言わずもがな1年間の総復習であるとともに、通知表に関わる1年最後の試験です。
大阪の公立高校入試では、1年生の評定は2倍となるため、もし仮に9教科全ての評定を1ずつ上げることができれば、18点分のプラスになります(実際のテストで70点を取るのと、88点を取るのでは大きな差ですよね!)。
学校でテスト範囲が出る前に、しっかりとテスト範囲になるであろう日々の授業の範囲を復習し、自分のものにするようにしましょう!
●3月は1年の総復習と次の学年の準備を。
1年生では何を学習したでしょうか?数学であれば、『文字を用いた式』や『一次方程式』、『様々な図形』について学びましたね。英語では、基本的な『肯定文・否定分・疑問文の作り方』や『動詞の使い方』について学んだことと思います。
実は、2年生になると、1年生で学んだことが、レベルアップして襲い掛かってきます。
下の図は系統図と言い、勉強がどのように進化しているかを表したものです。
今年の苦手をそのままにしてしまうと、3年間(高校まで入れるのならば6年間)その苦手のせいで苦しみ続けてしまうのです。
なので、1年生の苦手は1年生のうちに解決する必要があるのです。
●4月の過ごし方が1年を変える?
4月はいろいろな「新しい」がありますね。
始業式に始まり、新しいクラス、新しい環境、新しい出会い。
4月はいろいろな「新しい」に振り回され、ふわふわと過ごしてしまいがちです。
しかし5月には、新学年最初の定期テストがありますので、無計画に過ごすことは非常に危険です。
必ず「何を」「いつまでに」「どのくらい」という計画をしっかりと立て、新学年をスタートさせるようにしましょう!
【中学2年生の皆様へ】
●1月~2月は基本的に中学1年生と一緒ですが…
中学2年生の皆様も、きちんと学年末対策をする必要があります。
ただ、それだけでは足りません。1年生の範囲の抜け漏れも解決する必要があります。
もし、今あなたが苦手を抱えているのであれば、1年生範囲の抜け漏れが原因である可能性があるからです(詳しくは、上の図を見てみて下さい)。
自分が「どこまで」分かっていて「どこからが」分からないかをきちんと把握し、日々の学習に反映してみるとよいでしょう。
●3月は1年間の計画を立て、4月にはその計画を実行する
一般的に受験に成功する人は、より早く目標を定め、より早くその対策に取り掛かる人であることは言うまでもないでしょう。
志望校は仮設定でもいいので早いうちに決定し、現状との差分を割り出し、「いつまでに」「何を」「どのくらい」「どのようにして」という計画を立てましょう。
そうすることで、4月以降の学習を効率的にすることができるわけです。
家庭教師のトライでは高校受験専門のプランナーによる無料の学習相談を実施しています。
もし、計画作成や、苦手範囲の克服、志望校の相談などがございましたら、お気軽にお問合せくださいね。
https://www.trygroup.co.jp/request/
【高校1年生の皆様へ】
●「大学受験には内申はいらない」と思っていませんか?
高校生の皆様も学年末対策をしましょう。これには2つの側面があります。
1つは、高校2年生でより発展的な分野を学習するからです。
例えば、1年生で学習した『2次関数』は、『図形と方程式』や『微分・積分』といった範囲に応用されます。このように、1年生で習った箇所を基礎とした発展的な分野が数多くあります。
もう1つは、昨今、推薦・AO入試の受験者数が増えているからです。新しい入試制度の導入に伴い、安全志向が受験界隈に広まったことが要因ですが、推薦入試には学校の評定が関わりますので、1年生のうちに少しでも良い点数を取ることがとても大事なのです。
●4月からは新学年!英検の取得も視野に入れるべき?
大切なことは、資格試験の受験は義務ではないが、学校によって資格試験のスコアを合否に反映することができるということです。
一般的に、CEFR基準で、大学受験ではB2~C1レベル以上が求められるスコアになります。資格試験を持ち点にすることで、他の科目に充てる時間ができ、より有利に受験を進めることができます。
ただでさえ忙しい高校3年生に備え、早いうちから取れる対策を打っていきましょう。
【高校2年生の皆様へ】
●大学入学共通テストについて知ろう。
今年2020年がセンター試験最後の年であり、2021年入試より、大学入学共通テストが実施されます。まずは、大学入学共通テストについて知ることが大切です。
そもそも、大学入学共通テストは、今までの知識偏重型の学習を改めることを目的として導入されました。いわゆる、「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」「学びに向かう力」といった新たな要素を総合的に問うような問題設計にされています。
大学入学共通テストの導入が決定した当初は、以下のように設定されていました。
しかしながら、各種報道にもあるように、英語民間資格試験の導入や、記述式問題の導入について制度面での不安が残り、2021年入試では導入されないことが決定されました。
従って、配点や試験時間についても現在検討中(※2020年1月16日現在)でになっています。
●じゃあ結局何をすればいいの?
方針が決定されていない以上、大学入学共通テストのプレテストを解いてみてどのような問題が出題されるのかを把握すること、そして何より今までに学習した「知識・技能」のチェックを行いましょう。
なぜならば、基本となる「知識・技能」が無ければ、「思考すること」も「判断すること」も「表現すること」もできないからです。
●常に正しい情報を手に入れること
大学入試制度には、まだ検討段階の部分もあり、正しい情報を常に手に入れるようにしなければ、そもそもの土俵に立つことができないかもしれません。
家庭教師のトライ 関西教務チームでは、常に正しい情報を把握し、それに合った対策を生徒様一人一人の適性に合ったアドバイスしています。
もちろん、プランナーによる無料の学習相談でもお伝えができますので、気になる方はお気軽にお問合せをお願いいたします。