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大阪のみなさん こんにちは!

今回は、2024年度大学入学共通テスト 英語・数学・国語 の概況についてお伝えします。

 

 

2024年大学入学共通テスト概況 英語・数学・国語

 

■全体概況

英語リーディング ▶文章量が増加。後半に時間を割けるタイムマネジメントが重要!
英語リスニング ▶設問先読みから音声の要点を捉え、丁寧に最後まで聴く力が必要!
数学Ⅰ・数学A ▶文章量は増加したものの計算量は減少。誘導の活用がポイント!
数学Ⅱ・数学B ▶適切な図・文章を選ぶ問が増加。抽象的な概念の理解が重視された!
国語(現代文) ▶追加資料が提示される傾向は継続。本文と資料の読解が必要!
国語(古典) ▶資料をもとに主題となる文章や詩の理解を深める傾向が定着!

 

■教科別概況

【英語リーディング】
部分読みでなく、文章の全体構成を捉える力が求められた。
設問数・マーク数は昨年から変更なし。
素材分の語数が約350語増加。
文章や問題の形式は昨年と同様で、様々な形式の文章から解答に必要な情報を探し出す力が求められた。
主に大問5の文章量が増加。また、大問5~6では、本文にはない内容を推論する問題など、思考力や読解力を問う問題が複数出題。
POINT:いかに前半に時間をかけすぎず、後半の長文に時間を残せるかが重要。
選択肢の先読みや言い換え表現の予想など、速読のスキルを身につけておきたい。

 

【英語リスニング】
聞き取った内容を整理する力や要約する力が求められた。
総語数は微増。
今年度もイラストや図表の問題が多く、情報を比較・整理して処理する能力が問われた。
正解するには、英語の理解だけでなく、思考力や判断力など総合力な力が必要。
出題形式はほぼ固定化。
別の単語や表現で言い換えたフレーズがカギとなる問題が多い。
前後関係・因果関係を捉えて整理しつつ聴く力の養成が必須の出題。
POINT:問題や選択肢から音声内容を予想し、集中力を切らさず丁寧に聞き取る『精聴 』 により、会話の流れや意見の変化を正確に追うことが必要。

 

【数学Ⅰ・数学A】
思考力重視を維持しつつ時間制約を緩和する工夫がなされた。
誘導が丁寧な問題が多く計算量は減った一方、全体の文章量が増えた。
また、解答に注意が必要な問題や、時間がかかる問題も混ざっており、時間の使い方や見直しが重要となった。
近年の傾向通り、状況説明や誘導の文が長い問題や身近なテーマの問題が多く見られた。
また、解答に注意が必要な問題もいくつか見られた。
POINT:基本概念の理解に加え、説明文を読んで学んだことを適切に応用する力、解答を適切に判断する力が試された。

 

【数学Ⅱ・数学B】
設問の文章量・計算量は減少、基礎の本質的理解が問われた。
時間的制約は相変わらず厳しいが、日常的な話題を数理モデルで考察するスタイルは減り、数学の基礎理解が直接的に問われた。
「三角関数」が出題されず、「式と証明」が出題された。
具体的な数値の代わりに文字の多い設定(第2問)や、複雑な漸化式とそこから派生した命題の論証(第4問)が出題された。
POINT:正確な基礎知識を土台としながら、一般化された抽象的な設定や見慣れない形式を読み解く論理的思考力が試された。

 

【国語】
・現代文
本文は1作品からの出題。
追加資料が提示される傾向は継続。
大問2で語句の知識問題が出題、マーク数は2問増加。
生徒が書いた文章を推敲する設定(大問1)、追加の資料と対話を用いた設問(大問2)など複数の題材を用いた出題は継続。
第1問の問6では、生徒が自身の経験を基に書いた文章を推敲する設問が出題。
第2 問の問7 では、追加の資料と対話文から本文の内容を捉え直す設問が出題。
POINT:第1問の生徒の文章は生徒自身の解釈で書かれており、本文に戻って読み直す必要がなかった。第2問 は、本文、資料、対話文を正確に捉える必要があった。

 

・古典
解説文や資料をもとに、本文理解を深めていく形式。
古典全体として、扱う文章は読みやすいものであった。古文では本文以外に現代語の解説文、漢文では詩に関連する資料が登場。
共通テスト以降、資料文をもとに、理解を深めていく形式が定着している。
漢文では詩に関する事実や解釈が記載されている資料をもとに比較検討する内容合致問題が出題。
POINT:資料文を正確に理解し、選択肢の文章を吟味していく作業が求められる。

 

 

 

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