2014年9月22日
栃木県 高校入試の対策と傾向 数学編
今回は恒例の栃木県『高校入試対策』の数学編を
「私立・公立」に分けての基礎をお伝えします。
◎ 『私立高校』の数学
「マークシート」 を今の時期に対策
学校での実力テスト、下野模試は共に「記述型」のテストの為、
栃木県の生徒は「マークシート」に触れる機会はほぼありません。
しかし、本番ではじめて「マークシート」を行うようでは、数学はかなり危険です。
マークは「5択から選べばいいから楽勝!」と思いがちですが、
それは数学以外の科目についてです。
数学では、0~9、+、-等の組み合わせで回答する事になるので、
『運』での得点はまず見込めません。
その上、記入方法に慣れていなければ、記入ミスで全滅する恐れも高いのが
『数学のマークシート』なのです。
ゆえに、各私立ではこの秋に「プレテスト」を行う所が多くあります。
マークシート採用の高校を受ける生徒さんは、是非この
「高校プレテスト(名称は各学校で異なります)」を、合否確認の為では無く、
マークシートに慣れる為に受けてみる事を強くお勧めいたします。
◎ 『公立高校』の数学
大問1.2の基礎対策。『H26年大問1全体の平均正当率は82%』
実力テスト・下野模試でも、当然「公立入試」も、試験の大問の1・2は基礎問題が出題されます。
昨年の公立入試での大問1の平均正答率は82%で、ほとんどの生徒は確実にここで点数を稼いでいます。
まんべんなく中学校で学んだ単元が出題される為、
ケアレスミスを除いて「解らない問題」が無くなる様に、今の時期に間違ってしまっている問題の系統を見極め、
ここで点数を落とさないようにしてください。
栃木県ではこの大問の1.2が40点の高配点の為、この部分のミスは後半の応用題に響いてきます。
ぜひ、入試までと言わずに今の時期から8割を超える正答率まで基礎力を引き上げてください。
また、大問2は「図形・関数・資料活用」等の理解・処理系の問題になり、
1に比べると回答率はぐっと減ります。しかし、こちらも基礎的問題には違いありません。
特に必ず出題される『作図』は、角の二等分線、線分の垂直二等分線、垂線等の基本的な描き方の
理解で高得点を得られますので、狙い目です。
前述の「私立プレテスト」はこの秋のみでのテストです。自分の狙う学校以外であっても
「マークシート」を行うチャンスはここしかありません。
是非、希望校以外であるとしても自分の受ける学校が「マーク」ならば、受講して損はありません。
数学におけるマークシートは決して運では解けない事を肝に銘じてください。
入試までの日はどんどん少なくなっています。
今すぐトライに連絡して、この秋での基礎の確立を確実に行って参りましょう。