教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



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2011年6月

こんにちは。
今日は、体感する時間の流れについてお話ししたいと思います。
 
時間の流れは常に一定ですが、『 感じる 』時間の流れは一定とはいえません。
例をあげると、
(良い例) 試合中の選手が一瞬の時間(種目にもよりますが)をとてもゆっくりと正確にとらえることが出来る。
(悪い例) 怒られたり、つまらない話を聞いている時間は短い時間でもとても長く感じる。
というようなことです。
 
皆さんも、楽しい時間は早く感じるのに、苦しい時間は長く感じるような経験があるのではないでしょうか。
勉強、特に試験においては、『 頭の回転を速くして時間を有効に活用したい 』と思う事もあるでしょう。
(逆に授業時間は早く過ぎてほしいと思う人もいるでしょうが)
自身の心のコントロールや状態を判断するには、日々の生活の繰り返しの中で、磨き、練習し、訓練し、積重ねてゆく事が必要です。一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、自分が今どういう心の状況にあるのかを簡易的に判断することは可能です。
 
その方法とは、『 歌を歌う 』ことです。
といっても長い歌ではなく、『 童謡 』等、短くテンポの遅い歌が最適です。(30秒以内で終わる歌がいいでしょう)
 ① 平常時に歌を口ずさみ時計で計測し、自分が平常に歌い切る時間を知っておく。
 ② いざという時に時計を見て口ずさみ、①に比べて『 早い 』のか『 遅い 』のかを測る。
これで、自分の頭や心がどういう状況にあるかがわかります。
 
歌の時間が遅く、まわりも落ち着いていれば、かなりリラックスした状況だと言えますし、逆に落ち着いた中で歌が早く終わるのであれば、多少緊張か焦りがあるのではと思えます。 
大変な状況、ここ一番の重要なときに早いのは緊張感があるということですが、あまりに早すぎる場合焦りすぎているのかも知れません。逆にそんな状況で遅い場合は、余裕があるともいえますし、やる気が落ちているのかも知れません。
 
この方法では、簡単な状況把握が出来るにすぎませんし、人によって、状況によって、判断はそれぞれ異なるでしょう。
ただ、自分が今どういうコンディションかを自覚するための方法の一つです。
例えば、この方法で自分が焦っている事を自覚できれば、意図的に落ち着くように意識を向け、よい緊張状態まで持っていくことも可能でしょう。
自分を知る一つの方法として、活用いただければと思います。

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こんにちは。

中学3年生の皆さんは、この夏を境に進路を真剣に考える時期に差し掛かっていると思います。栃木県立高等学校の入試情報でも、進学実績、偏差値、合格ライン点数、入試倍率、現状の点数からの合格の可能性等、様々な尺度での情報がありますが、今回は少し目線を変えて、『 受験者数の男女比率 』 に焦点を当ててみたいと思います。

宇都宮高等学校、宇都宮女子高等学校などの、『 男子校 』 『 女子高 』 などは省略します。

普通科のみならず、専門科系を考えている方にとっては、生徒総数に対する男女比率は多少気にかかるところだと思います。

テレビで、工業高校をモチーフにしたドラマがありましたが、極端な男女比率の中では、合格・進学後のメンタル的な負担は大きいと感じます。しかし、それを覚悟で進学された諸先輩方は、受験の上多少腹をくくって高校生活を送っていることと思います。
というわけで今回は、簡単にではありますが、『 受験者数 』 としての専門科系の男女比を記載します。

 ※ 普通科もある高校は合わせて載せています。
 ※ 合格者数でない点注意してください。

 

【 平成23年度 栃木県立高等学校 学力試験受験者数 / 男女別 】

高校名 学科 倍率 高校名 学科 倍率
宇都宮白楊 農業経営 44 21 65 2.50 佐野松陽 情報制御 79  0 79 1.20
  生物工学 24 17 41 1.46   商業 20 39 59 1.14
  食品科学 10 50 60 2.31   家政 1 33 34 1.21
  農業工学 56 5 61 1.65   社会福祉 3 26 29 1.45
  情報技術 50 3 53 2.04 足利工業 機械 82  0 82 1.37
  流通経済 14 53 67 2.31   電気 53  0 53 1.47
  服飾デザイン 1 52 53 1.71   産業デザイン 3 31 34 1.21
宇都宮工業 機械システム 104 1 105 1.27   電子機械 34  0 34 1.21
  電気情報システム 90 2 92 1.53 足利清風 普通 26 30 56 1.08
  建築デザイン 33 12 45 1.73   商業 32 47 79 1.36
  環境建築システム 81 5 86 1.19   情報処理 24 12 36 1.39
宇都宮商業 商業 93 114 207 1.59 真岡北陵 生物生産 24 23 47 1.62
  情報処理 32 30 62 1.07   農業機械 40 1 41 1.17
鹿沼南 普通 33 59 92 1.23   食品科学 11 27 38 1.19
  食料生産 30 22 52 1.63   総合ビジネス 17 25 42 1.20
  環境緑地 42 24 66 1.69   教養福祉 3 17 20 1.00
  ライフデザイン 1 34 35 1.35 真岡工業 機械 24 0 24 0.83
鹿沼商工 情報科学 28 3 31 0.89   生産機械 42 0 42 1.45
  商業 57 92 149 1.07   電子 32 0 32 0.91
今市工業 機械 75 1 76 1.04   建設 36 4 40 1.21
  電気 43 1 44 1.33 那須拓陽 普通 31 28 59 1.00
  建設工学 26 16 42 1.24   農業経営 23 10 33 1.27
小山 普通 111 54 165 1.08   生物工学 20 20 40 1.25
  数理科学 31 6 37 1.09   食品化学 6 39 45 1.55
小山南 普通 39 65 104 1.93   食物文化 0 34 34 1.31
  スポ-ツ 46 17 63 1.50 那須清峰 機械 26 0  26 1.00
小山西 普通 109 65 174 1.12   建設工学 30 2 32 1.23
小山北桜 園芸科学 17 26 43 1.43   電気 30 0 30 1.03
  造園土木 47 1 48 1.33   電子機械 42 0 42 1.62
  建築システム 37 1 38 1.12   情報技術 24 1 25 0.96
  総合ビジネス 23 19 42 1.40   商業 2 32 34 1.31
  生活文化 1 35 36 1.39 那須 普通 69 56 125 1.21
栃木農業 農業 26 11 37 1.06   リゾ-ト観光 27 22 49 1.29
  生物工学 23 15 38 1.12 馬頭 普通 62 57 119 1.02
  農業土木 39 0 39 1.03   水産 17 3 20 0.91
  食品化学 12 23 35 1.21 矢板 農業経営 33 35 68 2.52
  生活科学 0 45 45 1.36   機械 36 1 37 1.06
栃木工業 機械 87 0 87 1.43   電子 64 0 64 1.78
  電気・電子 58 1 59 0.95   栄養食物 6 35 41 1.58
  情報技術 40 0 40 1.33   社会福祉 6 24 30 1.50
栃木商業 商業 36 90 126 1.08 高根沢 普通 42 43 85 1.18
  情報処理 10 17 27 0.82   商業 59 80 139 1.35
                       

 

再記しますが上記は平成23年度の県立高校入試における学力試験での 『 受験者数 』 です。『 合格者数 』 ではありません。

また、『 推薦 』 での受験者も含まれておりません。
志望校、志望学科を選ぶにあたって、高校生活を迎える上での参考になれば幸いです。

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こんにちは。

お子さんの勉強は計画通りに進んでいますか?
お子さんがテレビを見ているときに、
「勉強しなさい!」「何で勉強しないの?」
という言葉を投げ掛けてしまうこと、よくありませんか?

それでは、やる気のあったお子さんにも、逆効果になってしまいます。

 

今回は【よりよい親子関係を築くため】のポイントをご紹介します。

 

 
1、お子さんへの声のかけ方を工夫しましょう。
お母さん「いつもゴロゴロしてないで、勉強しなさい!」
お子さん「わかってるよ。うるさいなあ。」

このような会話ではお子さんのやる気を損ねてしまい、逆効果です。
上から目線で、『~しなさい!』『~しなきゃだめ!』といったスタンスで話をするのではなく

『一緒に協力しながらできるようにしていこう』というスタンスで話をすることが効果的です。

 
2、親子共通の目標を持ちましょう。
お母さん「今度の試験で平均90点以上とったら、お父さんに海に連れて行ってもらおう!」
お母さん「ここまで、10分で間違いなく計算が解けたら、焼肉に連れていってもらおうね!」
出来たらご褒美を与える手法をよく聞きますが、これは継続的には有効ではなく、その価値が維持できないためお勧めできません。

お母さんと一緒に「ここまでできるようにする」ことで、「海に行ける」などの目標を共有するのです。

ここで大事なのは、お父さんを「試験官」に例えるならば、お母さんは一緒に目標を達成するための「同志」という設定にすることがコツです。このように、「一緒に頑張る」という意気込みと、その時の親子関係こそが大事なのです。

 

3、『承認作業』を怠らないようにしましょう。
お子さん「この間のサッカーの試合で、日本がさ・・・」
お母さん「そんなことはいいから、宿題は終わったの?同じクラスの○○君はこの前の試験で100点取ったらしいじゃない。あなたもしっかり勉強しなさいよ。」
というように、お子さんの会話を遮ってしまう経験はございませんか。

もちろん、毎日全ての話を聞くことは難しいと思いますが、これが積み重なることで親子関係が悪化してしまうこともあります。お子さんにとっての親御さんが「話を聞いてくれないから、何にも話したくない」存在になってしまいます。
良い指導のためには、円滑なコミュニケーションが絶対的に必要です。お子さんが話したい場合は、お子さんの目を見て、しっかりと相槌を打ってあげてくださいお子さんの言う言葉を受け止め、認めることが良い親子関係を築くためには不可欠な要素です。

 
4、子供の目線で行動しましょう。
お子さん「漢字を繰り返し書くと、手が痛くなるからやりたくない!」
お母さん「そんなこと言わないでさっさとやりなさい!!」
といった発言も、お子さんのやる気を損ねてしまいます。

その場合は、
お母さん「たくさん書くと痛いよね。でも、繰り返し書くことで覚えられるようになるのよ。」
「じゃあ、あと1周だけ書いて休憩しようね」
というふうに話してあげましょう。そうすることでお子さんも「頑張る!」といった反応をしてくれます。

 

 
このように、学習には、親子の良好な関係が必要不可欠です。

お父さん、お母さんが、知らず知らずのうちにやってしまっているタブーは、お子さんの心に大きく響くこともあります。

お子さんとよりよい関係を築き、楽しく勉強を進めましょう。

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こんにちは。

最近暑くなってきて、夏を実感できる季節になりました。この夏休みに向けて学習方法を見直してみませんか。

今回はトライ式学習法についてお話したいと思います。

トライ式学習法は3つの学習ステップを踏んでいきます。

 

1st Stage わかる(再構成)

「自ら進んで学び、理解する」

教えてもらったことを改めて自分で説明する時間を設けてあげましょう。

その問題について疑問を持つことが大切です。

疑問に対して一方的に説明するだけでなく、お子さんの口からもう一度説明させるようにしましょう。

よく耳にする、こんな出来事を解消することができるでしょう。

(例)

母:この問題、分かっているの?

子:分かってるよ。

(テスト後)

母:この問題、こないだ分かったって言ってたのに間違ってるわよ。

子:だって・・・

 

トライ式学習法で、このような分かったつもりの状態をなくしてもらいたいと思います。

 

2st Stage できる

「理解したものを記憶に残す」

1st Stageで分かったことを繰り返し行うことで、記憶にしっかり定着させていきましょう。

ここで注意してもらいたいのは復習を行うタイミングと方法です。

適切なタイミングで繰り返し行うことで確実に頭の中に記憶として定着します。

 

①    授業が終了した後の10分休みを有効活用する。

→ 授業で教えてもらった内容を「自分の言葉で自分に説明してみる」ことをやってみましょう。

②    夜と翌日に復習の時間を取る。

→ その日だけ復習するのではなく翌日も復習を行うことで定着度を高めましょう。

 

3st Stage 使える(得点力)

「テストで点を取る」

1-2st Stageで身につけたことをしっかり発揮できるよう、受験や定期テストを想定した訓練を積んでおきましょう。

本番ではどのような問題が出るのか、その傾向を正しくつかみ、傾向に合わせた対策を取っていくことが大切です。

ご家庭ではお母様が時間を計ってあげたり、真っ白な新しい問題集を買ってあげたりして、お子さんに「自分で解ける」という自信を持たせることも大切になってくるでしょう。

 

≪今回のポイント≫

1、分かったつもりにならないようにしよう。

2、繰り返し行うことで記憶に定着させよう。

3、本番の予行練習をしよう。

なかなか点数が上がらないなどといったお子さんに夏休みという機会に一度「トライ式学習法」を試してみたらどうでしょうか。

 

宇都宮校

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こんにちは。

今回は豆知識として、トライ式学習法についてお話したいと思います。

 

1、よりよい睡眠時間・就寝時間とは

休みの日や休みの前日になると夜遅くまで起きている人も多いのではないでしょうか。

そのような生活を送っていると学習効率が低下し、この先ピンチに陥ることも考えられます。

十分な睡眠時間が取れていても不規則な生活を送っていれば頭の回転も遅くなり、学習効率が低下してしまいます。

 

こんな生活になりそうな方に学習効率が高まる理想的な睡眠時間と就寝時間をお教えします。

 (例)

0:00        6:00                                      22:00       24:00

 

  睡眠TIME

 

                              最低1時間勉強   睡眠TIME

  

例のように、22:00に寝て6:00に起きるというように、6時間~8時間寝るのがベストです。

夜遅く寝たり、長く寝すぎたりすると学習効率が低下するというのは聞いたことがあるのではないでしょうか。

具体的に言えば、睡眠時間が5時間きってしまったり、10時間を超えたりすると学習効率が低下してしまいます。

 

つまり、人間の生活サイクルとして6時間以上睡眠をとると勉強したものがきちんと頭の中に定着し、

一方、10時間以上睡眠をとると、勉強したものが定着しにくくなるということです。

 

その他に、寝る前に携帯電話・テレビの光を見てしまうと、それ以前に勉強したものが定着しにくいとも言われています。

 

2、休日でも勉強しよう。

休む時はとことん休んで頭をリフレッシュしたい!という人も多いと思います。

しかし、1日中全く勉強しないと大脳が働かなくなり、全体の学習効率を落としてしまう原因となります。

 

休みの日に1時間勉強する人と全くしない人では、ものすごい差になるのです。

少しずつでも、毎日勉強する習慣を身につけましょう。

 

 

≪今回のポイント≫

1、睡眠時間は6~8時間で。→ 学習効率の低下を防ぐ。

2、寝る前は携帯電話やテレビ、ゲーム等は見ないようにする。

3、休みの日でも、1時間でも勉強する習慣をつける。

 

あと1カ月半で夏休みです。

トライと一緒に頑張りましょう。

 

宇都宮校

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こんにちは。

6月も半ばに入りまして、およそ1か月後には夏休みです。
お子さんの勉強も一段落し、お子さんに何が必要なのかを客観的に分析するには絶好の時期です。

 

・定期テストで成績が伸び悩んでいる。
・通知表がオール3で、勉強についていけてるのか不安だ。
・勉強をしなさいと言っても、いっこうに勉強をしている様子がない。

 → 夏休みは、遅れてしまった部分を挽回できる絶好の機会です。

 

そのために、まずは家庭での学習時間の確保が必要です。

しかし、勉強机に向かうと、眠くなってしまい、ついついうとうと。勉強どころではない、というお子さんも多いでしょう。

そこで、今回は学習環境について言及したいと思います。

 

お子さんが集中して学習に取り組むためには、第一に 【 勉強する気分になる環境 】 が必要です。

そのために、注意したいポイントを5つご紹介します。

 

 【 勉強する気分になる環境のポイント 】
1、学習机では勉強以外はしない。

机でなかなか勉強する気分にならないお子さんには[学習机では勉強以外しない]というルールを作るのがベストです。
勉強部屋で漫画やテレビを見たりしていると、勉強していてもすぐにそちらに気が移ってしまいます。

[この部屋は○○をする部屋]というように決めて、メリハリをつけて学習してみましょう。

 

2、学習部屋に青系のものを取り入れる。

青は気持ちを落ち着ける効果がありますので、学習に集中して取り組めます。
模様替えをするときに、壁やカーテン、布団カバーなどに青系の色を取り入れてみてください。

 

3、学習机の椅子は固い材質のものにする。

座り心地を重視し、フカフカの椅子を選んではいませんか?これは、眠くなる原因になります。
固い材質の椅子だと、適度に筋肉に刺激が伝わるので、脳が刺激され集中力が高まります。

 

4、学習の合間には休憩時間をとる。

小学生(高学年)が集中力を発揮できる時間は45分間。中学生は50分間。高校生は60分間。

大人は90分間が限界といわれています。
つまり、学習を効率的に進めるためには、休憩時間をしっかりとることが大切なのです。
また、休憩時間には、[横になる][安静にする][雑談する]などして、脳をしっかり休ませ、疲労を回復させましょう。

本が好きなお子さんは、休憩中に好んで本を読みますが、脳が活発に活動するのであまり良くありません。

 

5、夜に学習する際には、部屋の灯りを暗くし、手元を明るくする。

夜に学習する際には、目が悪くならないようにと、部屋全体の灯りを明るくして、勉強することがありますが、

周りのものに気がとられて、集中力がなくなる原因になります。
夜に本を手元のライトだけで照らして読むと、集中して読めますよね。これと同じ原理です。

ただ、手元のライトだけで長時間勉強を続けると視力が低下してしまいますので、

あらかじめ時間を決めて、時間内で問題を解く訓練をするのもいいかと思います。

 

質の高い学習をするために、生活環境、学習環境を整えることから、始めてみると効果的です。

ぜひ試してみてください。

今後も学習方法のコツなどを紹介していく予定です。

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こんにちは。

教育プランナーという仕事柄、保護者の皆さまやお子さま方、また家庭教師からも、指導や教育に関して日々様々なご相談をいただきます。そのようなご相談に対して、皆さまが『 ヤル気が出てきた。これから頑張ろう。』と思えるようにお答えができるよう、日々全力で対応させていただいております。今回は、そのような相談を受ける中で教育プランナーとして注意している点についてです。

 

【 家庭学習に関する相談内容 】

相談内容は、大きく4つに分類されます。

 

(1)勉強のやり方が分からないので勉強のやり方を教えてほしい。

(2)家庭学習の習慣がついていないので勉強の習慣づけをしてほしい。

(3)現在通っている塾でなかなか成績が伸びない。

(4)ヤル気がないのでやる気を出してほしい。

 

(1)~(3)もよく話を聞いていくと、お子さん自身の『 勉強に対するヤル気 』が根本原因であることが多く、上記に挙げた中では、(4)の『 ヤル気を引き出す。』ことが最優先課題となることが多くあります。

様々な相談を受ける中で身にしみて感じるのは、『 ヤル気の無いお子さんに勉強をするように説得してもあまり効果はなく、本人が本心から納得しなければヤル気は起きない。』 ということです。

小さい頃は、厳しいしつけとともに、規則正しい生活習慣を確立させ、勉強習慣を身につけ、学習の重要性を学ぶことでモチべ-ションを高く維持できるお子さんも多くいらっしゃいますが、一定の年齢に達すると、勉強しなさいと怒ったり、命令・指示をしても、お子さんはなかなか真剣に勉強をしないものです。

なぜ人は学ぶのか。』というのはある種、普遍的で哲学的なテ-マです。

単に勉強を押しつけるように指示するのではなく、お子さんの『 ヤル気を引き出す 』ために、お子さん自身の心に刺さる言葉を日々研究しています。

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こんにちは。

今回は皆さんもよくご存じの、『 ウサギとカメ 』の物語 について少し視点を変えてお話ししたいと思います。

家庭学習について、『 ウサギとカメ 』を例にとり『日々コツコツと学習したほうがよい』というのが定説であり、やはりコツコツと我慢強く学習を重ねた人の方が、より深い理解と高い学力を得るものだと思います。

 『 ウサギとカメ 』 は、ヨ-ロッパでは古い歴史を持つイソップ寓話(ぐうわ)の一つで、日本には16世紀後半にポルトガルから伝えられたと言われています。イソップ寓話には、『 北風と太陽 』、『 アリとキリギリス 』など有名な寓話も多く、お子さん方も良くご存じではないかと思います。

 

【 ウサギとカメの物語の概要 】

ある日ウサギはカメに、『 足が遅いね 』と言い、カメがそれならば競争しようと提案します。頭のいいキツネにコースとゴールを決めてもらって、どちらが早くゴールに付けるかを競争します。カメは一度も休まず、ゆっくりですがしっかりと歩き続けますが、ウサギは足の速さに自信があったので競争の途中で木陰で横になって眠ってしまいました。ウサギはちょっとだけ休むはずがかなり眠ってしまったようで、目が覚めてあわててゴールへ跳んで行きますが、カメはすでにゴールしていて、ウサギは競争に負けてしまいました。

日々コツコツと努力を積み重ねることの美徳を伝える話として、日本では明治初期から幼童向きの教訓話として小学校の教科書にも用いられ、1901年(明治34)石原和三郎作詞・納所(のうしょ)弁次郎作曲で歌がつくられて普及しました。

 

【 ウサギとカメの歌詞 】

もしもしかめよ かめさんよ / せかいのうちで おまえほど / あゆみののろい ものはない / どうしてそんなに のろいのか

なんとおっしゃる うさぎさん / そんならおまえと かけくらべ / むこうのおやまの ふもとまで / どちらがさきに かけつくか

どんなにかめが いそいでも / どうせばんまで かかるだろ /  ここらでちょっと ひとねむり / グーグーグーグーグーグーグー

これはねすぎた しくじった / ピョンピョンピョンピョン ピョンピョンピョン / あんまりおそい うさぎさん / さっきのじまんは どうしたの

 

【 ウサギとカメの考察 】

一見ほほえましい物語でもありますが、よくよく考えてみると不思議な物語だと感じる部分もいくつかあります。

 

まずウサギは、野生ではそんなに足の早くない動物で、どちらかというと肉食動物に狩られることのほうが多い弱者のように思いますが、ここでは自分よりも明らかに足の遅いカメに向かって挑発的な発言をしています。人の短所を指摘して、いじめのようであまり良い印象は受けま。いじめたはずのカメから競争しようと誘われ、自分の得意分野の競争に持ち込むことに成功していますが、客観的にみるとウサギにとって明らかに有利な条件で公平な競争とは言い難く、あまり褒められたものではありません。それに、休まずに完走できる程度の短い距離だったのであれば、ウサギはゴールしてから寝たらよかったのに、と皆さんも思われたのではないかと思います。

 

カメも普通に考えて明らかに勝てないような競争分野での挑発に安易に乗るべきではありません。たとえば、ウサギは夜行性だからきっと昨夜も徹夜で駆け回っていて、長距離の競争なら途中できっと居眠りするはずだと計算づくで勝利したのであれば称賛に値しますが、そうとは寓話からは読み取れず、この競争の勝利は偶然のように思えます。自分の実力を過信して軽い挑発に乗ってしまう性格は直したほうがよい気がします

 

もし仮に、自分がカメの立場でウサギの挑発に乗るのであれば、色々な分野で3試合して2勝したほうが勝ちなどと決めて、完全に勝てる分野(自分の得意分野)を盛り込んで勝負を挑みます。

例えば、

・カメは大好物でウサギは苦手で食べられないものの早食い競争

・カメは長生きする生き物なので、何年先まで生きられるかの競争

・水の中でどれだけ長い時間息を止めて潜っていられるかの競争

もしくはゴールまで早くたどりつく競争と限定されてしまった場合には、ゴ-ル地点を 『 川の向こう岸 』 や 『 池の中に浮かぶ島 』 など泳がないとたどりつけないコ-スを選びます。

・ウサギが不得意な泳ぎを必要とするコ-スでの競争

であれば、カメがウサギに勝てる兆しが出てくるのではないでしょうか。

 

この物語から、『 コツコツ地道に努力を継続できる人は最後に大きな成功をおさめる 』 という教訓だけを受け取らず、

自分の得意分野を知り、相手の不得意分野も合わせて理解した上で勝てる見込みのある分野で勝負をする

自分の不得意分野は、上達が遅い可能性があるため人より努力する必要がある

ということを想像して頂けたら幸いです。

 

さて、もう一点。

カメが達成したことは、一定ペ-スで長い距離を歩ききったことであり、加速したり歩く速度が訓練によって速くなったというようなものではありません。

しかし、学習は、目的を持って日々繰り返し訓練を行えば、目覚ましい上達を遂げ、加速度的に学力は向上していきます。

以前は3時間かかっていた学習が、日頃の訓練と理解度の向上により、1時間で終わってしまうなど学習密度の向上がみられます。学習能力全般に言えることですが、暗記力、計算速度、学習スピ-ドなどは、日々のたゆまぬ努力により上達するのです。

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今回は、現在小学校6年生の方が対象となる栃木県立中学校の入試に関するお知らせです。

 

【 平成24年度 栃木県立中高一貫校入試情報 】

■ 入学志願資格

保護者とともに県内に居住しているか、入学時に居住見込みの者で、平成24年3月31日までに小学校もしくはこれに準ずる学校を卒業見込みの者、又はこれと同等以上の学力があると認められたもの。

■ 募集定員

栃木県立宇都宮東高等学校附属中学校 105名 (男女同数程度)

栃木県立佐野高等学校附属中学校 105名 (男女同数程度)

栃木県立矢板東高等学校附属中学校 70名 (男女同数) 平成24年度募集開始 (現小学校6年生が1期生となります)

■ 通学区域

栃木県内全域

■ 出願

・提出書類:入学志願者は、入学願書、在学している小学校の校長が作成する学習や生活の記録を、入学を志願する県立中学校長へ提出するものとする。

・出願期間:平成23年11月28日(月)~平成23年12月1日(木)の間に郵送する。(12月1日(木)までの消印を有効とする)

■ 受検票の交付

平成23年12月22日(木)までに郵送する。

■ 入学者の選考

・方法:

適性検査、作文及び面接の実施結果並びに学習や生活の記録を資料とし、6年間の中高一貫教育で学ぶ意欲や適性等が十分あると総合的に判断される者(入学候補者)を選定した後、その中から抽選で入学予定者を決定するものとする。

・日程:

適性検査、作文及び面接の実施 平成24年1月7日(土)

入学候補者選定結果の通知 平成24年1月12日(木) に郵送にて発送する。

抽選及び入学者の決定 平成24年1月15日(日)

 

 

【 平成23年度 栃木県立中高一貫校選考結果 】

■ 栃木県立宇都宮東高等学校附属中学校

・出願者数 615名(男子:310名、女子:305名) ※出願倍率:5.86倍

・受検者数 613名(男子:309名、女子:304名) ※受験倍率:5.84倍

・入学候補者数 141名(男子:62名、女子:79名)

・抽選参加者数 140名(男子:62名、女子:78名) ※抽選倍率:1.33倍

・入学予定者数 105名(男子:52名、女子:53名)

■ 栃木県立佐野高等学校附属中学校

・出願者数 370名(男子:166名、女子:204名) ※出願倍率:3.52倍

・受検者数 369名(男子:165名、女子:204名) ※受験倍率:3.51倍

・入学候補者数 131名(男子:62名、女子:69名)

・抽選参加者数 131名(男子:62名、女子:69名) ※抽選倍率:1.25倍

・入学予定者数 105名(男子:52名、女子:53名)

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