2011年6月23日
栃木県 お子さんと一緒に成長しましょう。
こんにちは。
お子さんの勉強は計画通りに進んでいますか?
お子さんがテレビを見ているときに、
「勉強しなさい!」「何で勉強しないの?」
という言葉を投げ掛けてしまうこと、よくありませんか?
それでは、やる気のあったお子さんにも、逆効果になってしまいます。
今回は【よりよい親子関係を築くため】のポイントをご紹介します。
1、お子さんへの声のかけ方を工夫しましょう。
お母さん「いつもゴロゴロしてないで、勉強しなさい!」
お子さん「わかってるよ。うるさいなあ。」
このような会話ではお子さんのやる気を損ねてしまい、逆効果です。
上から目線で、『~しなさい!』『~しなきゃだめ!』といったスタンスで話をするのではなく、
『一緒に協力しながらできるようにしていこう』というスタンスで話をすることが効果的です。
2、親子共通の目標を持ちましょう。
お母さん「今度の試験で平均90点以上とったら、お父さんに海に連れて行ってもらおう!」
お母さん「ここまで、10分で間違いなく計算が解けたら、焼肉に連れていってもらおうね!」
出来たらご褒美を与える手法をよく聞きますが、これは継続的には有効ではなく、その価値が維持できないためお勧めできません。
お母さんと一緒に「ここまでできるようにする」ことで、「海に行ける」などの目標を共有するのです。
ここで大事なのは、お父さんを「試験官」に例えるならば、お母さんは一緒に目標を達成するための「同志」という設定にすることがコツです。このように、「一緒に頑張る」という意気込みと、その時の親子関係こそが大事なのです。
3、『承認作業』を怠らないようにしましょう。
お子さん「この間のサッカーの試合で、日本がさ・・・」
お母さん「そんなことはいいから、宿題は終わったの?同じクラスの○○君はこの前の試験で100点取ったらしいじゃない。あなたもしっかり勉強しなさいよ。」
というように、お子さんの会話を遮ってしまう経験はございませんか。
もちろん、毎日全ての話を聞くことは難しいと思いますが、これが積み重なることで親子関係が悪化してしまうこともあります。お子さんにとっての親御さんが「話を聞いてくれないから、何にも話したくない」存在になってしまいます。
良い指導のためには、円滑なコミュニケーションが絶対的に必要です。お子さんが話したい場合は、お子さんの目を見て、しっかりと相槌を打ってあげてください。お子さんの言う言葉を受け止め、認めることが良い親子関係を築くためには不可欠な要素です。
4、子供の目線で行動しましょう。
お子さん「漢字を繰り返し書くと、手が痛くなるからやりたくない!」
お母さん「そんなこと言わないでさっさとやりなさい!!」
といった発言も、お子さんのやる気を損ねてしまいます。
その場合は、
お母さん「たくさん書くと痛いよね。でも、繰り返し書くことで覚えられるようになるのよ。」「じゃあ、あと1周だけ書いて休憩しようね」
というふうに話してあげましょう。そうすることでお子さんも「頑張る!」といった反応をしてくれます。
このように、学習には、親子の良好な関係が必要不可欠です。
お父さん、お母さんが、知らず知らずのうちにやってしまっているタブーは、お子さんの心に大きく響くこともあります。
お子さんとよりよい関係を築き、楽しく勉強を進めましょう。