2011年11月24日
東京都 【中学受験】冬休み前の勉強法
こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。
中学受験まで残り70日弱、約10週間です。
体調管理とモチベーション管理、合格最低点をクリアするための総仕上げの3つがポイントです。
冬休みは、まとまった時間を活用できる最後のチャンスです。最大限活用しましょう。
【合格最低点をクリアする】
<時間配分のポイント>
・受験校別、科目別の目標点数を目指す
・高得点が狙える科目、得意科目に磨きをかける
・苦手科目は目標最低点を設定し、やみくもに勉強しない
上記3点を押さえた上で冬休みの勉強時間を最適化することが、冬休みの受験勉強のコツです。
<過去問演習の絶好のチャンス>
冬休みは、受験本番を想定した過去問演習を行う絶好のチャンスです。くわしくは11月3日のブログ
(東京都 中学受験:過去問演習法)をご覧ください。過去問演習により得られる受験戦略は一人ひとり異なります。
お子様に最適な戦略を、過去問演習を通じて見出してあげたいものです。
<暗記はクイズ形式で>
国語では、以下の4点は志望校の出題傾向に合わせて、もう一度チェックが必要です。
・ことわざや慣用句、四字熟語
・語彙問題に難問が出題される(早稲田 豊島岡女子 など)
・文学史が出題される(慶応義塾中等部 跡見学園 など)
・文法問題が出題される(巣鴨 三輪田学園 など)
理科、社会は、隙間の時間に一問一答形式の問題集を活用することをお奨めします。
できれば、蓄えた知識を想起しやすいようにパターン化することをお奨めします。
例) 朝食前の10分は社会を一問一答形式で/寝る前の10分はことわざ慣用句
テストを解きながら「確か覚えたはずだけど…」というときに、朝食前や寝る前の光景を思い浮かべることで、
記憶を呼び覚ませることがあります。また、家族でゲームのように問題を出す⇒答える、という学習法もお奨めです。
受験生本人が出題者になるのも効果的です。
<お子様オリジナルの学習プランを>
お子様に必要なこと(科目、単元、習熟レベル)と不要なことを、出題傾向とお子様の到達度から明確に
打ち出してあげることをお奨めします。冬期講習も場合によっては受講する科目・しない科目の判断が必要になります。
特に、勉強量を科目別に濃淡をつける必要があるケースや、
受験校の予定数が多く過去問演習にもっと時間を取りたいという場合は、注意が必要です。
【体調管理】
朝晩は冷え込み、日中は暖かかったりと、体温調節に気遣いが求められます。
食事、睡眠、体温調節の3つは、保護者の方がしっかりチェックをしてあげてください。
冬休み中は、学校がなかったり午前中に冬期講習がなっかりすると、ついつい深夜1時、2時まで
勉強してしまうことがあります。学習効率と朝型への切り替えを考えると、非効率になっているかもしれません。
【モチベーション管理】
<声かけの注意点>
何よりも受験生本人が一番不安を感じています。まだ11歳、12歳の子供です。
大人でも大事な試験や商談の前は緊張しますし不安を感じますから、子供であればなおさらです。
「励まし」と「今日の取り組みへの評価」をうまく取り入れてあげましょう。ついつい不安から、
子供に対して、「あなた大丈夫なの?」「やる気あるの?」と結果的に不安をあおる問いかけをしていたり、
「今まで勉強していないからよ!」と、子供からすれば今言われても答えようがないことを言ってしまうことがあります。
また、親子のはずが「上司と部下」のように指示や確認を細かく行いすぎているケースもあります。
その一言を発することによって『子供が笑顔になり、やる気がアップする』かどうかを一呼吸おいて
想像してから声をかけてあげるようにしましょう。
<イベントを盛り込む>
「合格祈願に親子で出かける」 「志望校まで出かけて校門から眺める」
一分一秒を惜しんで勉強時間を確保したい時期ですが、心に不安や迷いがあるときは、
モチベーションが上がるようなイベントを差し込ことも効果的です。
<できているところ、伸びたところを確認する>
過去の模試・テストの結果や、過去問演習の結果を振り返り、夏と比較して伸びたところを再確認してみましょう。
「算数が偏差値7あがっている」「苦手な社会で半分以上正解するようになった」など、
がんばってきた成果をもう一度親子で共有してみましょう。
コツはただ一つ、「できていないことや伸び悩んでいることには触れない」ということです。
誰よりも本人が自覚しています。成果を実感し、家族が共有すると、やる気が上がってくることでしょう。