教育プランナーブログ

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2012年12月

こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

受験まであと1カ月となりました。

2012年最後のブログテーマは中学受験直前対策です。

 

【学習面】

いよいよラストスパートですが、この限られた残りの期間で

「志望校選び」、「やることを決めて取り組む」ということに重点を置きましょう。

志望校、勉強方法を絞ることで、より効率を上げ、合格率を上げましょう。

 

絞るポイントとしては以下の2つです。

 

 

①志望校の出題傾向を知り、正答率の高い問題は確実に解答する。

まずは過去問を分析し、正答率の高い問題を把握しましょう。

ポイントは時間配分とケアレスミスに十分気をつけることです。

この時間配分とケアレスミスが試験の合否を左右する重要なカギとなります。

試験問題が配られた瞬間にサーっと全体的に目を通し、この問題ならすぐに解ける、

これは時間がかかるなと見定めてから取りかかる必要があります。

できない問題に時間がかかり、できる問題が解けなかったのではもったいないです。

ケアレスミスも積もれば山となります。

落としてはいけない問題で、大きく点数を失ってしまっては、今までの努力が水の泡です。

ケアレスミスの多い生徒は、必ず見直す癖をつけましょう。

 

 

②苦手な分野で確実に解ける問題を増やす。

苦手な分野だからといって簡単な問題を手つかずで取り逃してしまうのは、非常にもったいないです。

苦手な分野はそれだけ伸びしろがあるということです。

得意な分野ばかり復習せず、苦手な分野や、過去問題を解いて解けなかったところをかいつまみ、

類型問題を解いて練習するようにしましょう。

 

 

また、これからテクニックとして知っておいてほしい、

トレーニングしてほしいポイントは以下の3つです。

 

 

①問題を見てから1分以内に、解く順番を決められるよう訓練すること。

問1から順番に解いていくと、ほぼ時間切れになったり、解くべき問が解けなかったりします。

正答率70%の問はどれなのかを瞬時に見極める訓練をする必要があります。

そのためには、昨年までの問題傾向を事前情報として得ておく方法と、

問題そのものから見極める方法の2点があり、これも訓練次第で出来るようになります。

 

 

②問題演習は自宅だけでなく、図書館や自習室などでも取組むこと。

問題演習をする目的は、すでに理解している内容をきちんと発揮できるようにすることです。

その発揮するべき本番は「入試」です。当然、入試と同じ環境(場所や心理的な状況)で訓練が出来れば

一番良いのですが、そうはいきません。最も効果がないのは、自宅で時間も計らずにのんびりと解くことです。

プレッシャーのかかる環境を自ら作り出し、その中で解いていく訓練をしない限り、得点力はつきません。

とにかくリハーサル学習をしましょう。

過去問題やテスト形式の問題を時間を測って解いてみることは、メンタル面でも重要です。

回数をこなすことで、時間配分のイメージトレーニングや自信につながります。

 

 

③午前中、夜に取組むべき科目を使い分けること。

一番でやるべきことは、前日に学習した内容の整理です。

夜、寝ている間に脳内で整理された知識を朝一番で思い出す作業をすることで、

「思い出し能力」といわれる「想起力」が鍛えられ、いつでも思い出しが出来るようになります。

さらに、午前中は知恵を使って解き進めていく学習が効果的です。

数学や算数などの応用問題などがそれにあたります。

夜は「復習」です。覚えておくべきことを脳に焼き付けることが効果的です。

 

 

以上3点をぜひ実践してみてください。

 

 

【生活面】

体調管理にも十分気をつけなくてはなりません。受験は一発勝負なので、

体調が悪くて当日100%の力を出すことが出来なかったなんて悔しい思いはしたくないです。

ちょうどこの時期は冬休みとも重なる時期なので、夜型になってしまっているお子さん

多いのではないかと思います。ここはしっかり夜型から朝型に切り替え、

十分な睡眠時間をとることが大切です。睡眠時間が不足してしまうと、

子供も大人と同じように疲れやすかったり、風邪をひきやすかったり、集中力が低下してしまいます。

睡眠時間をたくさんとることは記憶を整理する上でも、とても効果的なのです。

 

以下の3つは基本知識として、これからの生活で心がけてください。

 

 
①睡眠前3時間は、バラエティ番組は見ないこと。

睡眠時、人間はレム睡眠、ノンレム睡眠を繰り返すことにより、

今日一日の出来事などの記憶を整理します。

基本的には、睡眠直前のものから順々に記憶として定着させていきますが、

特に印象の強い記憶があることで、その内容が優先的に記憶として定着していくことになります。

折角、午前中、午後に一生懸命学習した内容も、

このルールを破ることで一瞬にして吹っ飛ぶこともあるのです。

 

 

②受験の常識「朝型」への改善は、日々30分以内で早めていくこと。

普段、夜型の子が受験前だからといって、一気に早起きにする子がいます。

しかし、一旦ついた生活習慣を急激に変えることは、大きなストレスを生むことになります。

大きなストレスは脳内における記憶をつかさどる細胞(LTP)を死滅させる最悪の敵です。

覚えが悪くなったり覚えたものが思い出しにくくなったりします。

ですから、日々少しずつ早起きにしていくことが必要です。

 

 

③受験1ヶ月前を切ったら、ビタミンB、Cを多く摂取すること。

②でもありましたように、ストレスは大敵です。ただ、受験生にストレスはつきもの

ストレスを溜めないようにというほうが難しいものでしょう。

そのため、ストレスが奪ってしまうビタミンB、Cを多めに摂取することが大切です。

ビタミンBを多く含んでいる食材は豚肉、レバー、卵、緑色野菜、豆類

ビタミンCを多く含んでいる食材は、かんきつ類、イチゴ、メロン、ブロッコリー、トマトなどです。

 

 

中学受験は、とにかく親御様のサポートがとても重要です。

上記を参考にして頂き、今後の生活に活かし、お子様、親御様の今までの努力を十分に活かしましょう。

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

12月もいよいよラスト3日です。

 

2012年はいかがでしたか。

自分の苦手な部分の克服はできましたか?

できなかったことができるようになりましたか?

 

家中の大掃除をして、すっきりとした気持ちで新年を迎えるように、

学習で分からない部分もすっきりさせましょう。

 

さて、今回のテーマは冬休みの勉強法―小学生編―です。

 

小学生のみなさんは、里帰りをしたり、旅行でゆっくりしたり、

いつもと違う時間を過ごしたりしているかもしれません。

だからこそ、毎日の勉強の計画を立てましょう。

 

夏休みを思い出して下さい。

朝、ラジオ体操に行き、その後朝の勉強時間をつくっていませんでしたか?

冬休みもやることは同じです。

 

まず、学校から出された宿題を一日どれだけやれば始業式に間に合うかを、

家庭教師の先生や、お母さんお父さんと一緒に考えましょう。

一日の量が決まったら、一日のスケジュールを決めましょう。

 

トライでお勧めしているのは、WEEKLY PLANです。

朝何時に起きて、何時からどの科目を勉強するのか、ご飯は何時に食べるのか、

自分のスケジュールを表に書いてみましょう。

小学生のうちに、このWEEKLY PLANが定着すれば、やがてやってくる受験前に慌てることもありません。

 

また、年末は年越しの瞬間まで起きている方も多いかもしれません。

気持ちが緩みがちな時期ですが、朝方の生活は維持できるようにしましょう。

年が明けると、間もなく学校が始まり、また朝方の生活に嫌でも戻さなければなりません。

遅寝遅起きは体にもよくありませんので、生活習慣を変えないように頑張りましょう。

 

里帰りをされる方は、普段できないことができるチャンスでもあると思います。

他の土地の文化や自然に触れることは、今まで興味のなかった科目に目が向く機会になるかもしれません。

実験観察や体験も大切にしていきましょう。

楽しみながら学べるのが一番です。

今年1年で学んだことを、久しぶりに会うおじいちゃんやおばあちゃん、親戚の方にも教えてあげましょう。

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こんにちは!家庭教師のトライ東京校本部です。

 

冬休みの勉強法について、前回は受験生の方に向けた内容をお伝えいたしましたが、

今回は非受験生の方に焦点を当てていきたいと思います。

 

 

1.冬休みをどう使うか?⇒目標を決めること!

 

受験生との一番の違いは、「絶対点数を取らなければならない!」というテストが直近にないことです。

言い換えれば、危機感を持ちづらい状況にあると言えます(いわゆる「中だるみ」です)。

さらに夏休みと違い、冬休み期間は長くて2週間ほどでしょう。

したがって、「勉強やらないとな~、宿題やらないとな~」と思いながら後回しにしていると正月になり、

あっという間に始業式。結局何も対策を打つことが出来なかったというパターンに陥りやすいのです。

 

よって、特に非受験生の方々は、この冬休みで何をやるのか?

という明確な目標を、あらかじめ立てておくことが必須です。

自分が納得できる目標が無ければ、どうしても年末年始の空気に流されてしまい、勉強に取り組むことは難しいでしょう。

 

 

2.目標をどう決めるか?⇒自分の課題をリスト化、優先順位をつける!

 

ところで、今の自分の勉強の成果にどれぐらい満足できていますでしょうか?

おそらく多くの方が、自分の勉強に対して何かしらの問題意識を持っているかと思います。

「英語の長文が苦手で・・・」「単語が覚えられない」「文章題がキライ」などなど)

しかし、計画を立てる際に「あれもこれも」と入れ込んでしまうと、目標が膨大なものになり、

結局やる気が出ずに実行できなかった、という状況に陥りやすくなってしまいます。

 

まず自分の問題点をリストアップすることは必要ですが、その後優先順位をつけることが大切です。

冬休みは長くはありません。「この2週間の間にどうしてもやらなければならないこと」から

順番に順位をつけていきましょう。

優先順位をつける際には、「自分がやりたいこと/やりたくないこと」ではなく、

「テストや模試など数ヵ月後に控えている節目に対して、今何をした方が良いか」という基準を持って

考えると良いでしょう。

 

 

3.自分の課題って何だろう?⇒数回前のテストまでさかのぼって分析を!

 

テストの結果には誰しも一喜一憂します。

一番最近のテストは11月末~12月上旬にあったかと思いますが、

そのテストで出来なかった所のみを「自分の課題」としてしまうことには少し問題があります。

もしかしたら、自分が分かっていない・理解できていない理由が、

半年前、場合によっては1年前の学習内容にあるかも知れないのです。

特に英数は、積み重ねの科目であるため、前の学習内容に立脚した形で授業が展開されます。

 

前回のテストで点数が出なかった理由は、本当にその単元の理解不足のみだったでしょうか?

その前の単元は完ぺきに出来ていますでしょうか?

数回前のテストを引っぱりだし、自分の苦手を分析した上で、

「冬休みにやるべきこと」を割り出していきましょう。

 

 

あと数週間で今年も終わります。

今年やり残したことが無いよう、1年間を振り返ってみるのもいいかもしれません。

もし自分が、「どこから分かっていないのか分からない」のであれば、

教育のプロ「トライさん」がいつでも分析のお手伝いをさせていただきます。

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こんにちは。

家庭教師のトライ 東京本部です。

12月も中旬です。

2013年に向けてのカウントダウンと同時に、受験までのカウントダウンも着実に進んでいます。

 

今回は受験生の冬休みの勉強法をテーマにお送りします。

 

11月中に苦手科目・単元ときちんと向き合うことはできましたか?

もちろん、受験に向けて、態勢を整えて勉強に取り組んでいることと思います。

万一、まだ受験に向けての態勢が整わず、なんだかやる気も出ないな、と思っている方は、

すぐに入試までの時間・日数を数えましょう。

残された時間を自覚することで、勉強という行動に移っていける思います。

 

冬休みは、まず計画を立てましょう。

夏休みも同じことを言ったかと思いますが、冬休みは夏休みよりも期間が非常に短いです。

計画の立て方は以下を参考にしてください。

 

①冬休みにやるべきことを決める

②前半と後半でやるべきことを分けて決める

③一日にやるべきことを分けて決める

④勉強量を中心として1日の計画を立てる

 

大きな目標から小さな目標へ落としこんでいきましょう。

年が明けたら、原則として新しい内容には手を出さず、

今まで勉強してきた内容を定着させることに重点を置きましょう。

 

必要なのは、志望校に合格する勉強です。

入試を徹底的に分析し、その入試特徴に対応できる勉強を実行していきましょう。

 

また、各々得意な単元と苦手な単元があると思います。

それと同様に、成績が伸びやすい科目・分野とそうでない科目・分野があります。

それをきちんと見極めて、時間配分をすることも重要です。

伸びやすいところにより時間をかけ、そうでないところは最低限の時間に抑えて進めていきましょう。

また、社会・理科のような暗記科目は、今後の頑張り次第で遅れを取り戻せる可能性があります!

 

志望校の出題範囲を研究し、よく出題される部分を効率的に覚えていきましょう。

問題を解きながら、必要に応じて教科書の該当箇所を復習していくことを心がけましょう。

ここまで頑張ってきて、「もう間に合わない・・・もう頑張れない」と思うのか、

「もう少し、最後まで頑張ろう」と思うかで結果は大きく変わります。

自分自身が気持ちを強く持つことはもちろん、ご家族も最後まで支えて頂きたいと思います。

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こんにちは。トライ東京校本部です。

冬休みまであと2週間を切った人も多いのではないでしょうか。

クリスマス、正月などの年中行事も控えていますが、

学校の授業がストップするこの時期、勉強面の対策もしっかり取っていく必要があります。

今回のブログでは、現在ご利用頂いている方々に特にご好評頂いているコースを紹介いたします

 

 

【小学生向け】

■速さ・割合とっくんコース

復習に時間を取れる今だからこそ、つまずきやすい単元を!

単に公式を覚えるのではなく、「文章を読んで、意味を理解した上で式を立てる」ことを目指します

 

■志望校別過去問演習コース

いよいよ中学受験当日まで2カ月を切りました

志望校の過去問に合わせ、逆算した計画を立てていきます。

模試の偏差値で足りていなくても、志望校の合格最低点に達すれば合格は可能

最短距離で勉強をしていきます。

 

 

【中学生向け】

■中高一貫内部進学フォローコース

学校によって定期テストの出題形式や傾向は異なってきます

学校に応じたプランで指導が行われるのは家庭教師ならではです。

 

■都立高校入試対策コース

今年、入試傾向が変わる可能性があります。

演習量が不足しがちな新指導要領の単元を重点的に対策します。

狙い目は、数学と理科です。三者面談が終わった方は、内申点が確定しているはずです。

合格するために何点取りに行くか、戦略を立てていきます。

 

 

【高校生向け】

■センター対策直前コース

マーク型問題をどのように解いていくか。今まで記述対策をしてきた人たちは、

マークの問題形式に慣れる必要があります。

マークだからこそ短縮できる勉強方法を提案、必要最低限の努力で点数を取りにいきます。

 

■記述力養成・一般試験対策コース

今月で模試も終了。今までの模試を振り返った時、

選択問題では点を取れるが記述問題で点を落している人は、対策を打てているでしょうか。

各々の記述解答には「癖」があります。

自分が陥りやすいミス・勘違い・思い込みを分析、完答答案を作成する為の方策を伝授します。

 

 

現状に応じて勉強の対策は人それぞれ異なってきます。

特に受験生の方は、順調に成績が伸びている人も、行き詰っている人も、

残り時間をどのように使って弱点を克服していくか、もう一度考えてみましょう。

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こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。

12月も2週目に入り、街はすっかりクリスマスです。

クリスマスが終わればあっという間にお正月、受験がすぐそこにやってきます。

浮かれたい気持ちもありますが、しっかりと目標に向けて努力を続けましょう。

 

さて、今回のブログは、家庭教師のトライ 冬休みの人気コースについてです。

高校受験を控えた中学3年生、必見です。

その名も『日曜トライさん』

 

公立高校入試対策として、

12月~2月の日曜・祝日に個別教室のトライ飯田橋校で開催しています。

10時に理科がスタートし、10分の休憩をはさみながら各回80分で数学、英語、国語、社会と続きます。

各回20名を定員とし、プログラムに沿って講座を進めていきます。

講座といっても、受け身ではなく、教師が一人一人のレベルを見極めながら進めていきます。

 

来年の公立高校入試は大きく変わると予想されます。

特に数学と理科に関しては、移行措置内容の出題率が高まり、問題レベルが難化すると言われています。

基礎の理解はもちろん、演習量が必要になります。

その指導と演習をセットにして実践力を養成するのが「日曜トライさん」です。

 

・家庭教師の先生に数学と英語はお願いしていて受験対策も力を入れているけど、国語はどうしよう…

・数学の指導を受けているけど、もっと勉強できる環境が欲しい…

・日曜日は勉強しなきゃと思うけれど、なかなかはかどらない…

 

そんな中3生はぜひ、日曜トライさんを活用しましょう。

1教科での受講も可能で、受講しない教科の時は、自習の時間に充てられます。

 

次回の開催は12月16日 日曜日です。

 

以下のテーマで進めます。

理科:遺伝の法則と遺伝子(移行措置内容)

数学:平行・対称・回転移動(都立大問5 対策)

英語:都立大問2対策―傾向分析・演習―

国語:論説文、漢字―傾向分析・演習―

社会:地理―アジアの地形・人口・気象・産業・貿易について―

 

「どうしようかな」と悩んでいる時間がもったいないです。

自分の行きたい高校に行くために、行動を起こしましょう。

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こんにちは!トライ東京校本部です。

いよいよセンター試験本番まで1ヶ月強。準備は進んでいますでしょうか?

残り時間が差し迫り、体力的にも精神的にも厳しい状態が続いているかと思います。

今回のブログテーマは、「残り1ヶ月!センター試験直前対策」です。

 

あと1カ月間で、これだけはやってほしい勉強面の最終チェックや、

体力・メンタル面の保ち方などを紹介していきます。

まだまだできることはたくさんあります!

 

 

1.勉強面について

この時期一番悩ましいのが、

国立の2次試験や私立一般と、センター向けの勉強のバランスを取ることです。

「センターも不安だけど、一般はもっと不安・・・でもセンターが近いし何したらいいんだろう」

多くの受験生からこのような悩みをいただいています。

この時期に力を入れるべきはどちらか。

 

基準となるのは、

①国立志望か私立志望か

②センター利用で合格の見込みがあるか、一般で勝負か

の2点でしょう。

 

①についてですが、もし国立を目指しているのであれば、

センター試験の点数を軽んじることはできません。

中にはセンターの点数を圧縮し、2次の結果を優先する大学もありますが、

センターの比率が高い大学は特に要注意です。

合格ラインにもし達していないのであれば、センターの演習量を増やしていく必要があるでしょう。

ただし、2次の記述対策がおろそかな状態なままだと、2次試験での得点力が足りず、

また記述型の「カン」が鈍るので、除夜の鐘が鳴るまでは

記述型の勉強も平行して進めるのがお勧めです。

 

もし私立を目指している場合、②がどちらかによって対策が異なります。

センター利用で何としても滑り止めを確保したい浪人生や、

センターの点数が一般より高めに出ていてセンター一般併用で勝負したい受験生は、

センター演習量の割合を多めに設定すべきでしょう。

一方、勉強が間に合っておらずギリギリの現役生は、

センターより一般試験1本で勝負した方が合格しやすいかもしれません。

その場合、一般試験向けの科目や単元の演習時間を多めに取るべきでしょう。

 

そしてセンター試験の対策ですが、まずは「問題や出題形式に慣れること」が最優先です。

過去問演習を通じて、「どの大問から解くか」、頭の中でシミュレートすると同時に、

本番形式が変わっても動揺しないよう心に余裕をもって演習に臨みましょう。

もしセンターで得点できない場合、国立の2次や私立の一般でも得点できません。

よって苦手を早急に発見し、対策を打ちましょう。

センター試験の問題は網羅的に構成されているので、

苦手を発掘するのにいいツールになります。

 

 

2.体力・メンタル面について

みなさん体調管理は大丈夫でしょうか。本番の試験は午前中からスタートします。

この時期は勉強時間を稼ぐため夜型になりがちですが、

朝ちゃんと起きて、朝ご飯を食べる習慣は維持すべきです。

人間、習慣はすぐには変えられません。少しずつ朝型に切り替えていきましょう。

風邪をひかないように電車に乗るときなどは、マスクをする・手洗いうがいを徹底することも大切です。

1年に1回のチャンスです。あとで後悔しないような生活を心がけていきましょう。

 

「大切な時期なのは分かっているんだけど、どうもやる気が・・・」

というスランプ状態の方は、早急に手を打つ必要があります。

オススメは、センター試験を受ける受験校に、本番と同じ曜日・同じ時間帯で下見にいくことです。

多くの場合、大学で試験が実施されます。

本番のイメージが持てると同時に、大学生たちの雰囲気も伝わってきて、

「早く大学生になりたい!」という気持ちが強まるはずです。

また、気分転換の時間も作って、モチベーションを管理していくことも大切です。

延々と集中力を保つことはできません。時間を区切って休憩を入れ、リフレッシュをしていきましょう。

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こんにちは!トライ東京校本部です。

受験生としての本戦がスタートするセンター試験まで50日を切り

もう直前といっても過言ではない時期に差しかかってきました。本日は大学受験英語についてお話しします。

  

◆大学受験英語とは…

英語にはリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングと分かれていますが、

大学入試で中心となるのは、皆さんも知っての通り、リーディングとなります。つまり、英文読解です。

ここでポイントになるのは、

「試験を作成した人は解答者のどのような力を試したいのか」

ということです。

  

その答えとして上がりやすいのが、次のようなことなのではないでしょうか。

①英語の読み書きが十分にできるかを試したい。

②大学に入っても英語の授業が必ずあるので、その授業についてくることができるかを確かめたい。

③学校教育で指導されてきたことをしっかり身につける勤勉さがあるかどうかを見極めたい。

これらは、一言でまとめると、

「国際社会で求められる英語の運用能力があるのかどうかを試したい」

ということです。

  

◆どんな力が求められているか…

それでは、「国際社会で求められる英語の運用能力」とは一体いかなるものなのでしょうか。

一言で言えば「聴く力、話す力」です。

もちろん、文書を読むことができたり、書くことができることは社会生活を送る上での大切な要素です。

しかし、人間が健全な生活を送るためには、他者との直接の関わり合いはなくてはならないものです。

果たして、読解問題や、ややこしい文法の正誤問題や整序問題、あるいは選択問題が

多くを占める大学入試の英語で試したいものは、英語の運用能力なのでしょうか。

 

様々な意見がありますが、次のような考え方もあるのではないでしょうか。

「大学受験英語は、考える力を試すためのものさしに過ぎない」

 

このような捉え方が生まれる最も大きな理由は、二つあります。

高校卒業時までに学習する英単語の数は決まっているのに、

  入学試験では知らない未知の言葉が多く運用される文章を読めなければならないこと

英語は常に流動的であるということ

 

①について言えば、高校卒業時までに学習する英単語は4500語から7000語と言われています。

②に関しては、英語は言語という性質上、時代とともに語彙や文法の使われ方が変わってきているということです。

②の説明は具体例を出した方がわかりやすいので、次の例文で説明します。

 (1)I could recognize a man whom I had met before.

 (2)I could recognize a man who I had met before.

大学入試をこれからに控えている方や英語を学習している方はこの(1)と(2)を見たとき、

(2)の文は誤りだと即答することでしょう。正式な文法で判断すれば、確かに(1)が正しいです。

 

しかしながら最近では、英語圏の英語教師、作家、記者、さらには学者などの間では、

発音がしづらいwhomなどをわざわざ使う人間は堅苦しく、時には偉そうにさえ響くと言われており、

whomは廃れてきているのが現実としてあります。そういう意味で英語は常に流動的であるということです

 

◆受験生に必要な力とは…

話題から脱線しましたが、①と②からわかることは、

英語を全て完璧にしてから試験に臨むことは極めて難しいということです。

語彙を全て覚えようとすれば何十万語になりますし、時代の変化に合わせて言葉の使い方が変わっている、

などということをいちいち歴史を辿って学んでいくことができるほど、受験生には時間がありません。

 

そのときに必要になるのが、考える力、すなわち「思考力」なのです。

知らない単語が出てきたときに、どういう意味なのかをコンテクストから予測を立てるのは思考力の賜物ですし、

文中にあるthatが、指示代名詞か、関係代名詞か、はたまた同格か、といったことを導き出すのも思考力のなせる業なのです。

英語が得意な方も、苦手な方も、大学受験英語にどのような力が求められているかわかれば、もう怖いものはありません。

 

思考力を養成したい方には、次の本をオススメします。

「思考訓練の場としての英文解釈(1)(2)」 多田 正行

ちなみに作者の多田さんは東京大学卒で、中学時代に極貧生活を強いられ、

学校にノートや鉛筆すら持っていく事が出来なかったそうです。

そのとき、彼は毎回の授業で黒板に書かれたものを全て暗記したそうです。

そのような学習環境下で中3用の模擬試験を中2で受け、上位に入り先輩たちに驚かれたそうです。

恐ろしい程の集中力と思考力の持ち主だと思います。

ノートも書くものも有り余っている時代を生きる私たちにとっては信じられない話ではありますが、

この話は、不可能はないということを教えてくれる気がします。

 

◆最後に…

受験生の皆さんはラストスパートをかけて、頑張っていきましょう。

非受験生の皆さんも「思考力」なんていう言葉もあるということを意識して勉強してみるのも良いかもしれません。

入試対策の詳細に関して、トライの教育プランナーによる相談も受け付けています。

これから入試本番までの限られた時間を有効に活用し、第一志望合格を目指していきましょう。

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