2011年5月19日
島根県 教員採用試験「理系枠」
島根県教育委員会が今年度の教員採用試験から、中学校の数学と理科の免許所有者を小学校教員として採用する「理系枠」の新設を発表しました。
島根県では昨年度の全国学力テストの算数が全国平均を大きく下回り、理系の先生を採用することにより子供たちの「理数離れ」を食い止めたい考えのようです。
今の小中学生には、算数=難しい・嫌いといった印象を持っている子が非常に多く、トライにも多くの相談を頂きます。
トライでは、家庭訪問の際に「計算は簡単・楽しい」「今までと違う視点で見ると分かりやすい」ことを知ってもらうために、数字の法則(インド式計算など)を説明したり、割合やパーセントなどのつまづきやすい単元の説明はイラストを用いて理解しやすいように工夫しています。
今後、理系の先生が小学校の教壇に立ち、算数を単なる計算作業としてではなく、「学問としての楽しさ」を教えてくれたり、日常の出来事を理科的視点で解説し「科学の楽しさ」を教えてくれたりすると、子供たちの理系科目に対するアレルギーも減っていくのではないでしょうか。今年の教員採用試験で子供たちの目を輝かせてくれる理系先生が採用されることを願います。
子供の勉強に対する意欲は「好奇心」から生まれます。子どもたちに好奇心を抱かせる指導を我々トライも行ってまいります。