教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



皆さんこんにちは、新学年がスタートし、新しい仲間、新しい先生との生活が始まりました。

今回は来る4月17日に実施される全国学力・学習状況調査についてお送りします。

今回は2年ぶりの実施となりますが、この調査の対象・目的・内容は次の通りです。

 

調査対象:小学校第6学年、中学校第3学年

 

調査目的

○義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や

 学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る

○そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する

○学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる

 

調査内容

○教科に関する調査(国語、算数・数学、理科)

 ・主として「知識」に関する調査

 ・主として「活用」に関する調査

○生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査

 ・児童生徒に対する調査

 ・学校に対する調査

 

このように、この調査の主目的は、全国レベルでの教育施策の改善、

地域レベルでの指導・学習状況の改善です。結果は来年度以降の施策に反映され、

また現場レベルでは早急に対応策が取られる一方で、

多くの人々の関心は都道府県ごとの順位や点数に向かいがちです。

 

前回平成22年度の島根県の調査結果は次の通りです。( )内は全国平均点です。

小学生 国語A 82.2(83.3)  国語B 77.6(77.8)

      算数A 71.0(74.2)  算数B 47.1(49.3)

中学生 国語A 77.4(75.1)  国語B 67.8(65.3)

      数学A 64.6(64.6)  数学B 43.6(43.3)

 

上の結果から、小学6年生の段階ではいずれの教科も全国平均を下回っているのに対し、

中学3年生の段階では国語は全国平均+2ポイント程度、数学はほぼ平均点となっています。

これは学校教育そのものに原因があるというわけではなく、

むしろ学校外教育に対する家庭の意識の差だと思われます。

 

島根県の場合、小学生の間くらいは伸び伸びと勉強をさせてあげたいという想いから、

塾や家庭教師は中学に入ってからとなりがちで、小学生の苦手分野克服が困難となっています。

 

苦手分野の放置は、子供たちの勉強嫌いに繋がりますので、なるべく早い対応が求められます。

子供たちが進んで勉強できる環境を整えるため、今回実施の調査結果も注視し、

学校授業の改善だけに頼らない勉強法を確立して頂きたいと思います。

家庭教師のトライも、皆様の学習環境改善に向けて、尽力してまいります。

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