2012年5月22日
島根県 高校入試制度
今回のテーマは、島根県の高校入試制度についてです。
平成25年度の詳細については現時点で未発表ですので、平成24年度を例に見ていきましょう。
島根県の高校入試の選抜に必要なのは、「個人調査報告書(内申書)」と「学力検査」です。
学校によって比率は違いますが、合否判定の半分程度は内申点で決まりますので、
少し複雑ですが内申点の仕組みをしっかりと理解しましょう!
◎内申点◎
≪3学年の評定195点≫
①5教科(国・社・数・理・英)
【1.2年】各教科5点×5教科=50点
【3年】各教科5点×5教科×2=50点
②4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)
【1・2年】各教科5点×4教科=40点
【3年】各教科5点×4教科×2=40点
全教科の評定
100点+80点=180点
選択教科の記録6点、特別活動の記録9点
≪学力検査500点≫
実施5教科(国・社・数・理・英)
各教科100点×5教科=500点
※江津高校英語科は英語を200点で計算
◎選抜方法◎
①複数志願制
公立高校一般選抜において、希望により第一志望校と第二志望校の計2校まで出願できる制度です。
合否の判定は、一般選抜の合格者の70%は第一志望者のみで選抜し、
残りの30%を第一志望者、第二志望者の中から選抜を行います。
②内申点と学力検査得点の合算方法
内申評点(60点満点)=(内申点の素点180点満点)×0.25+(選択教科・特別活動の素点15点満点)
学力検査との合算は比率により以下の通りです。
・内申70:学力30の場合:(内申評点)×7/6+(学力検査点)×0.06
・内申60:学力40の場合:(内申評点)+(学力検査)×0.08
・内申50:学力50の場合:(内申評点)×5/6+(学力検査点)×0.1
・内申40:学力60の場合:(内申評点)×4/6+(学力検査点)×0.12
以上の100点満点で選抜が行われます。
③内申比率(記載ないものは全て60:40)
【70:30】 情報科学
【40:60】 松江北・南・東・出雲・大田・浜田・益田
【50:50】 安来・大東・横田・三刀屋・平田・大社・邇摩・矢上・津和野・隠岐・宍道(定時制)
以上が平成24年度の島根県公立高校の入試制度です。
来年度も大きな変更はないものと思われますが、正式発表後に必ずご確認ください。