2012年7月3日
島根県 高校入試 数学シリーズ(第1回)~計算&方程式~
数学の得手不得手の差が最も顕著に出るのが『計算力』です。
数学が得意な人ほど、早く、正確に計算することができ、苦手な人ほどケアレスミスが多くなります。
なぜでしょうか?
それは数学が苦手な人は、計算の途中で「決めつけて」計算をしているからです。
これは日々の計算の経験から「○○になる」と「決めつけて」
計算をとばすことで、自分では暗算をしていると考えているのです。
計算の出来る人は、どんな計算でも「決めつける」ことはありません。しっかりと暗算しているのです。
数学でケアレスミスが多いと感じている人は、まず一つひとつの計算を丁寧にすることを心掛けてみましょう。
そして、正確に計算が出来るようになったら、次は計算速度の向上を目指しましょう。
ここでも、計算をとばして早くするのではなく、暗算の速度を上げるように練習していきましょう。
島根県高校入試の計算については、
各学年の1学期に学習した四則計算の基礎をしっかりと復習しておけばよいでしょう。
分数を含むものもありますが、複雑な問題はないので、基本問題を繰り返し演習しておくようにしたいです。
まずは、全ての法則を整数で完璧にできるようにしてから、分数や小数に取り組むと良いでしょう。
次に、方程式の文章題については、整数・割合に関する問題を多く練習しておきましょう。
立式段階では、空所を埋める形式が主なので、求められた値を、正確に文字を使って表せることが重要です。
言い換えると、立式の自由度は低いので、過去問を中心に同様の形式の問題に取り組んでおきましょう。
これから受験までに残された期間を逆算すると、この夏が計算や方程式の基礎を身につけて
成果を大きく得点に結びつける最後のチャンスです。数学で大きく得点を伸ばしたいと考えている方は、
まず計算が確実にできるようにして下さい。